電気やガスの解約は、面倒そうと感じている方も多いかと存じますが、実はWebや電話上で簡単に申し込むことができます。
今回は、電気の解約方法にくわえて、使用開始の申し込み・手続方法を網羅的に解説していきます。
また電力・ガスの自由化により、より安いプランに乗り換えたいといった方のために、電力・ガス会社を切り替える際の解約・開始手続方法も解説します
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この記事の目次
電気やガスの解約時期はいつ?
電力会社とガス会社の事業者にもよりますが、停止希望日の約1ヶ月前ほどから申し込みが可能です。目安としては、停止したい日から逆算して1〜2週間ほど前に申し込みをすませておくのがおすすめです。
解約手続きは、電話、もしくはインターネット上などで行うことができますが、ガスメーターが室内にある場合や、オートロックの物件に住んでいるケースでは原則として立ち会いが必要です。
ガス閉栓の作業時間は基本的に10分~30分が目安。作業の立ち合いが難しい場合、代理人をたてることも可能です。とはいえ、建物の管理人さんやオーナーに迷惑をかけたくない方は早めに予定を調整しておくとよいでしょう。
電気の解約方法
電気の解約方法は、引っ越しの場合と電力会社を切り替える場合で少々異なります。とはいえ、どちらともそれほど難しいわけではありません。
Webの申し込みフォームや電話で簡単に手続きできますので、「面倒そう」と思っている方も、下記をお読みいただければ手間をかけずに申し込みができるはずです。
ちなみに、単純に解約のみしたい場合は、引っ越しと同様に電気使用停止の申し込みをすれば大丈夫です。
また、使用を開始するための手続きなども紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。それぞれの項目を、以下でくわしく解説していきます。
- 引っ越しの場合の電気の解約方法
- 電力会社を切り替える場合の解約手続き
- 電気を利用開始したい時は?
引っ越しの場合の電気の解約方法
電気の解約をしたい場合は、基本的には契約している電力会社に停止の申し込みをすることになります。
電気の停止手続きの際に必要な情報は、主に以下のとおりです。
必須情報 | 概要 |
氏名 | 契約者名義 |
お客様番号 | 検針票や領収書、ネットのお客様情報などで確認可能 |
現住所 | 電気を停止してほしい住所。つまり検針票に記載されている住所のこと |
氏名・住所・お客様番号に関しては、すべて検針票に載っています。また、これらの他にも契約種別などの情報が必要な場合もありますが、こちらも検針票を参照すれば大丈夫です。引っ越しの前月の検針票は、前もってすぐに取り出せる場所に保管しておくとスムーズな申し込みができるでしょう。
ポピュラーな電力会社の手続きページを以下にまとめていますので、参考にしてみてください。基本的には開始手続きも同ページで行うことができます。
電力会社を切り替える場合の解約手続き
現在の電力会社を切り替えて、新しい会社に乗り換えたい場合は、若干ですが手続方法が変わります。とはいえ、面倒なことは何もありませんのでご安心ください。
電力会社の切り替えに必要な情報としては、以下が挙げられます。
必須情報 | 概要 |
氏名 | 契約者名義 |
電力会社名 | 現在契約している電力会社名 |
お客様番号 | 現在契約している電力会社の番号。検針票や領収書、ネットのお客様情報などで確認可能 |
供給地点特定番号 | 電気を使用する地点を特定するための22桁の番号。検針票で確認可能 |
切り替え希望日 | 電力会社を切り替える希望日 |
プラン | 新しい電力会社で適用したいプラン |
その他の情報が必要な場合でも、通常の停止手続きと同様に検針票を参照すればほとんどの問題は解決できます。
切り替え手続きの流れとしては、まずは切り替え先の電力会社にWebや電話で申し込みをします。申し込みフォームから手続きする場合は、支払情報の登録を先もって求められることもありますので、通帳やキャッシュカード、クレジットカードなどが手元にあるとスムーズです。
今の住所で電力会社を切り替える場合、契約中の電力会社に連絡する必要はなく、切り替え先の電力会社が解約手続きをし、切り替えも自動で行ってくれます。ただ、引っ越しをして新しい電力会社と契約する場合は、自分で解約手続きが必要となります。
一点注意したいのが、電力会社を変更するにあたってはスマートメーターの導入が必要であることです。スマートメーターとは、現在切り替えが進められている電気メーターで、係員が検針をせずとも遠隔で電気の使用量などを確認可能です。
もし、自宅や引越し先の電気メーターがスマートメーターでなかった場合は交換が必要ですが、特別な申し込みは必要ありません。原則として工事料金などもかかりませんが、立ち上あいが必要になる場合もありますので、契約先の電話会社に確認してください。
ちなみに、賃貸物件にお住まいの方でも、電力会社との契約名義が本人の場合であればスマートメーターへの切り替えは可能ですのでご安心ください。大家さんや管理会社への連絡もとくに不要とされていますが、普段から付き合いがあったり、気になったりする方はお伺いを立てておくと要らぬトラブルを防ぐことができるでしょう。
電気を利用開始したい時は?
電気の使用開始手続きは、停止手続きと同様にネットや電話などで申し込むことができます。
使用開始手続きに必要な情報は、以下となります。
必須情報 | 概要 |
氏名 | 契約者名義 |
新住所 | 引越し先の住所 |
引越し予定日 | 電気の使用を開始したい日 |
料金の支払方法 | 銀行引き落としやクレジットなどの支払い方法 |
電力会社を切り替える場合は、申し込みの時点ですでに使用開始日などが決まっているはずですので、とくに手続きなどをする必要はありません。
ちなみに、使用開始時のブレーカー操作の手順を解説しておきますと、アンペアブレーカー漏電遮断器、配線用遮断器の順に「入」に切り替えた後、安全器の場合は蓋を閉めてください。以上の手順を踏んだら電気が使用できるかどうかを確認してください。
ガスの解約方法
ガスの使用停止・開始申し込みも、電気と同じくWebや電話で行うことができます。ガスと電気の手続きにおいて、最も大きな違いは、原則として使用開始時に立ち会いが必要な点が挙げられます。
以下の項目で、引っ越しの際に現在の住所のガスを解約(停止)、開始する方法や、ガス会社を切り替えた場合の手続き方法などを解説していきます。
- 引っ越しの場合のガス解約方法
- ガス会社を切り替える場合の解約手続き
- ガスを利用開始したい時は?
引っ越しの場合のガス解約方法
ガスを解約するにあたって、必要な情報は以下のとおりです。
必須情報 | 概要 |
氏名 | 契約者名義 |
電話番号 | 日中に連絡がとれる電話番号 |
お客様番号 | 検針票や領収書、ネットのお客様情報などで確認可能 |
現住所 | ガスを停止してほしい住所。つまり検針票に記載されている住所のこと |
使用停止希望日 | 時間帯などの指定がある場合もあり |
引越し先の住所 | 引っ越す場合は必要 |
立会者の名前 | 立ち会う人の名前 |
料金の精算方法 | 最後の月のガス料金精算方法 |
契約しているガス会社の連絡先がわからない場合、検針票で確認するか、一般社団法人日本ガス協会の「一般ガス導管事業者一覧」、もしくは資源エネルギー庁の「登録ガス小売事業者」で検索してみてください。
以上の情報をもとに、申し込みフォームまたは電話で手続きをすれば完了です。上記の情報以外を求められる場合もありますが、電気と同様に検針票を参照すればとくに問題はないでしょう。
ガス会社を切り替える場合の解約手続き
ガス会社を切り替える場合は、都市ガスかプロパンガスかによって若干手続方法が異なります。
まず都市ガスですが、切り替えたいガス会社に申し込みをすれば、ほぼ手続きは完了です。必要な情報としては、ガスの解約方法と同じく、検針票があればほぼ事足ります。プラスして、今後使いたいプランを決めておきましょう。
例えば東京ガスに切り替えたい場合では、申込書またはWebで手続きをした後、東京ガスがこれを承諾し、「所定のお手続きが完了した日から起算して5営業日を空けた日以降に到来する最初の定例検針日の翌日を使用開始日とする」としています。
ちなみに、解約などの手続きは東京ガスが自動で行ってくれるので、簡単に切り替えることができます。他のガス会社でもほぼ同様の流れですので「ガスの切り替えは面倒そう」と感じている方はご安心ください。
次にプロパンガスですが、プロパンガスは契約する際に無償貸与契約(簡単にいうと、携帯電話の○年縛りのようなものです)を結んでいると、期間内の解約は違約金が発生するケースがあります。切り替え先の会社によっては、この違約金を肩代わりしてくれる場合もあるので、確認してみるとよいでしょう。
切り替え先候補が決まったら、自宅に来てもらい最終的な見積もりを出してもらうこととなります。ここで料金の折り合いがついたら契約となります。その後、今まで使っていたプロパンガス業者に連絡し、解約の手続きをしてください。都市ガスと同様に、代行手続きをしてくれる会社もあります。
使用にあたっては、旧ガス設備の切り替え工事などが必要です。旧ガス会社の設備の撤去をどうするか、撤去日時の調整などは今まで使っていたガス会社に問い合わせてください。そして撤去日にあわせて、新しいガス会社の設備を取り付けてもらうようにします。時間は30分から1時間程度で終了します。やや面倒ではありますが、こちらも新ガス会社が解約の代行をしてくれる場合もありますので、確認してみてください。
ガスを利用開始したい時は?
ガスの使用開始手続きは、その他の手続きと同じくWeb上や電話にて行うことができます。申込みの際に必要な情報は、主に以下となります。
必須情報 | 概要 |
氏名 | 契約者名義 |
電話番号 | 日中に連絡がとれる電話番号 |
住所 | ガスの使用を開始する住所 |
使用開始希望日 | 使用を開始したい日 |
訪問希望時間帯 | 立ち会いの希望日・時間帯 |
引越し先の住所 | 引っ越す場合は必要 |
立会者の名前 | 立ち会う人の名前 |
使用ガス機器 | すでに所持していて、使用予定のあるガス機器 |
以上の情報をもとに、申し込めば後は立ち会いを待つのみです。ちなみに、ガスは立ち会いが必要ですので、なるべく早めに予定を調整して訪問希望日・時間帯を確定しておくとスムーズに進むことでしょう。
立ち会い当日の流れとしては、訪問した係員がガスメーターの栓を開き、添加の確認やガス機器が使用可能かを見てくれます。そのため、ファンヒーターやコンロなど、使用するガス機器はすべて用意しておきましょう。
また風呂釜や湯沸かし器などのチェックもしてくれます。作業が終了したら、サインや印鑑を押印して終了です。
ガスの解約手続きや使用手続きに関しては、以下の記事でも解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
「ガスの停止手続きを解説!引越しや乗り換え別に必要情報や停止までの流れを紹介」あなたにマッチした電力会社が見つかる!
まとめ
今回は、電気の解約方法にくわえて、使用開始の申し込み・手続方法、さらに電力・電気会社を切り替える際の手続方法などを解説しました。
解約や使用開始申し込みは、多くの場合Webや電話で完結し、当日の立ち会いもこちらはほぼ何もする必要はありません。必要な情報を用意しておけば簡単に、スムーズに進めることができます。電気・ガスの解約や、乗り換え時の手続きなどを知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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