九州電力とauでんきを徹底比較!基本料金からセット割まで解説
九州地方に住んでいる人に人気の、九州電力とauでんき。九州電力は電気料金が安く、プランによっては電気代の高騰にも対応できる点が魅力です。一方、auでんきはポイントサービスが充実しているなど、料金以外のメリットもあります。「どちらが自分にとってお得になるのか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、九州電力とauでんきの電気料金・サービス内容を比較して、どんな人におすすめできるかを解説します。九州電力からauでんきに乗り換えを考えている人や、九州電力かauでんきで迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
九州電力とauでんきの電気料金を比較
まずは、九州電力とauでんきの電気料金を比較してみましょう。
電力会社の電気料金は、大きく分けて基本料金・電力量料金・燃料費調整額の3種類がそれぞれ異なります。
基本料金とは、電気の使用量に関わらず発生する料金のこと。契約しているアンペア数(A)に応じて決まります。
電力量料金は、電気の使用量に応じてかかる料金です。1kWhあたりの単価に、使用料をかけて計算されます。
燃料費調整額は、原油・液化天然ガスなどの電気を作るための燃料費によって、毎月変動する調整額を指します。燃料価格が下がれば差し引かれ、上がれば加算して計算されます。こちらも、1kWhあたりの単価に、使用料をかけて計算されます。
以下の項目で、基本料金・電力量料金・燃料費調整額を比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。
基本料金と電力量料金を比較
九州電力の「従量電灯B」と、auでんきの「でんきMプラン」の基本料金・電力量料金は以下となっています。
九州電力 (従量電灯B) | auでんき (でんきMプラン) | |
---|---|---|
基本料金 | 10A:316.24円 15A:474.36円 20A:632.48円 30A:948.72円 40A:1,264.96円 50A:1,581.20円 60A:1,897.44円 | 10A:316.23円 15A:474.35円 20A:632.47円 30A:948.71円 40A:1,264.95円 50A:1,581.19円 60A:1,897.43円 |
電力量料金 | 最初の120kWhまで:18.37円 121〜300kWまで:23.97円 300kWh〜:26.97円 | 最初の120kWhまで:18.37円 121〜300kWまで:23.96円 300kWh〜:26.96円 |
基本料金はauでんきのほうが安いものの、その差は0.01円にとどまります。そのため、ほぼ同額だと考えてよいでしょう。
一方、電力量料金は、最初の120kWhまでは同額ですが、それ以降は九州電力のほうが安くなっています。
基本料金の差は0.01円なので、月に120kWh以上利用する家庭の場合は、九州電力が安くなります。
燃料費調整額を比較
燃料費調整額の比較は、以下のとおりです。
九州電力 (従量電灯B) | auでんき (でんきMプラン) | |
---|---|---|
燃料費調整単価 (2024年9月) | ▲2.12円 | ▲1.78円 |
燃料費調整額は、九州電力が1kWhあたり2.12円引き、auでんきは1.78円引きで、九州電力のほうが値引き額が多くなっています。
基本料金+電力量料金では九州電力のほうが安いため、燃料費調整額を加えると、さらに電気料金がお得になるといえるでしょう。
auでんきは燃料費調整額に上限がないため高騰する可能性がある
auでんきは、燃料費調整額に上限がありません。そのため、燃料費調整額が高騰してしまうと、その分電気代が跳ね上がってしまう可能性があります。
一方、九州電力は上限を設けており、規定の燃料価格を超えた場合でも、上限を超過した分の料金は請求されません。
例えば、燃料費調整額が1kWhあたり30円まで高騰した場合、仮に九州電力の上限が20円だとしたら、auでんきとの差額は10円になります。月に300kWh電気を利用する家庭の場合、約3,000円の差ができてしまいます。
auでんきを選ぶうえでは、燃料費調整額の上限がなく、高騰した場合は電気料金がかなり上がる可能性があることを理解しておきましょう。
【結論】九州電力の方がお得
auでんきと九州電力を比較した場合、九州電力のほうがお得です。
まず、基本料金はほぼ同額で、電力量料金は120kWh以上は九州電力のほうが安くなっています。
九州電力 (従量電灯B) | auでんき (でんきMプラン) | |
---|---|---|
基本料金 | 10A:316.24円 15A:474.36円 20A:632.48円 30A:948.72円 40A:1,264.96円 50A:1,581.20円 60A:1,897.44円 | 10A:316.23円 15A:474.35円 20A:632.47円 30A:948.71円 40A:1,264.95円 50A:1,581.19円 60A:1,897.43円 |
電力量料金 | 最初の120kWhまで:18.37円 121〜300kWまで:23.97円 300kWh〜:26.97円 | 最初の120kWhまで:18.37円 121〜300kWまで:23.96円 300kWh〜:26.96円 |
さらに、燃料費調整額も2024年9月時点では、九州電力が優勢です。
九州電力 (従量電灯B) | auでんき (でんきMプラン) | |
---|---|---|
燃料費調整単価 (2024年9月) | ▲2.12円 | ▲1.78円 |
加えて、九州電力は燃料費調整額の上限があるので、燃料費調整額が高騰した場合、auでんきよりも安く利用可能です。
以上のことから、電気料金の安さを重視する人は、auでんきよりも九州電力のほうがおすすめできるといえるでしょう。
九州電力とauでんきのサービス比較
電力会社を決めるときには、電気料金だけでなくサービス・割引特典なども加味するのがおすすめです。
以下で、九州電力とauでんきのサービスの違いや、独自の特典を解説します。
auでんきはPontaポイントが貯まる
auでんきの大きな特徴として、電気料金に応じて自動的にPontaポイントが貯まります。
ポイント還元率は、電気料金が8,000円未満の場合は、0.50%・8,000円以上は1.00%です。例えば一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.50〜1.00%が主流なため、ポイント還元率は比較的高いといえるでしょう。
貯まったPontaポイントは、au Payにチャージしたり、ネットショッピングで利用するなど、幅広い使い道があります。
また、auユーザーなら、auのスマホ料金や機種変更、修理代金などにも充当できますよ。
Pontaポイントをよく使う人や、効率的に貯めたいと考えている人は、auでんきを選択肢にいれてみるのがおすすめです。
初期費用・解約金はどちらも0円
電気の利用にあたってかかる初期費用・解約をする際の解約金、違約金などは、九州電力・auでんきともに0円です。
例えば、現在auでんきを利用している人が九州電力に切り替えた場合、0円で乗り換えが可能です。また、思ったよりも九州電力で電気料金が安くならなかったとしても、無料でauでんきに戻すことができますよ。
そのため、少しでも安くなる可能性があるならば、おためし的に電力会社を変えてみるのも賢い方法だといえるでしょう。
支払い方法はどちらもクレジットカードや口座振替がある
九州電力とauでんきの支払い方法は、以下を参照してみてください。
auでんき (でんきMプラン) | 九州電力 (従量電灯B) | |
---|---|---|
支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 | ・クレジットカード ・口座振替 ・SMS決済 ・振込用紙 |
支払い方法の選択肢は九州電力のほうが多いものの、auでんきも基本のクレジットカード・口座振替は選べるので、それほど困るケースはないでしょう。
九州電力とauでんきを比較したときの注意点
九州電力とauでんきを比較するときには、電気・ガスのセット割の有無や、オール電化プランがあるかどうかなどを確認するのがおすすめです。
以下で、抑えておきたいチェックポイントを解説します。思わぬ損を防ぐためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
auでんきはガスとのセット割がない
auでんきは、東電ガスや関電ガスなどと提携して、電気・ガスのセットプランを提供していますが、九州エリアでは利用できません。セットプランで受けられるセット割引もないため、注意が必要です。
電気とガスをセットで契約したい場合は、九州電力の「スマートファミリープラン[ガスセット]」がおすすめ。2年間継続すると、2年継続割引として年間777円の電気料金が割引されます。
auでんきはオール電化家庭の乗り換えは向いていない
auでんきでは、オール電化向けプランが用意されていません。そのため、オール電化家庭が乗り換えると、結果として電気代が高くなってしまうケースも考えられます。
一方、九州電力ではオール電化向けプランを選ぶことが可能です。例えば「電化でナイト・セレクト」は、オール電化やエコキュートなどを利用している人におすすめ。昼間に割安な電気を利用したいなら「おひさま昼トクプラン」が向いています。
電源調達調整費単価により料金差額が変動する可能性あり
auでんきは、電源調達等調整単価を設けており、場合によっては電気代がより高くなる可能性がある点に注意が必要です。
電源調達等調整単価とは、電気を調達する費用に応じて変動した金額を、電気料金に反映する仕組みのこと。調達費用が一定の水準を超えた場合は、電気代が上昇します。一方、調達費用が安くなると、電気料金が割引されます。
例えば、2024年9月の電源調達等調整単価は、13.75円 / kWhとなっています。例えば月に260kWhを利用する家庭の場合は、約3,575円の値上げの影響を受けてしまいます。
auでんきは電源調達等調整単価により、電気料金が安くなる可能性があるものの、高くなるケースも多い点は理解しておきましょう。
まとめ
今回は、九州電力とauでんきの電気料金やサービスを比較して、どちらがお得になるのかを検証しました。
電気代の安さを求めるなら、九州電力がおすすめです。一方、Pontaポイントなどを効率的に貯めたい人は、auでんきも選択肢に入るでしょう。
auでんきはauユーザーであればポイント還元率も高くお得に利用できますが、それ以外のユーザーは、電気料金を抑えられる九州電力のほうがおすすめです。
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