「Looopでんきと東京電力はどっちが安い?」
「実際に利用した場合の月額料金を知りたい」
「Looopでんきのデメリットも理解したうえで契約したい」
安いと噂のLooopでんきですが、その噂は事実で、東京電力よりも電気料金が抑えられます。
しかし、すべての点において東京電力を上回っているわけではありません。
本記事では、Looopでんきと東京電力のプラン・実際の月額料金・メリット・デメリットを紹介します。
東京電力よりも電気料金を抑えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- Looopでんきのプランの特徴
- 東京電力のプランの特徴
- 実際の月額料金と両社の比較
- Looopでんきのメリット・デメリット
- 東京電力のメリット・デメリット
※クラシェルジュは、商品を公平かつ中立的に紹介し、評価には影響を与えません。これは当サイトが設定したコンテンツポリシーに従ったものです。
この記事の目次
Looopでんきと東京電力の電気料金プランを比較
Looopでんきと東京電力を比較する前に、電気料金がどのように計算されているかを理解しましょう。
電気料金は、以下の項目を足して算出されています。
電気料金の計算方法 基本料金 + 電力量料金×電気の使用量(kWh) + 燃料費調整額×電気の使用量(kWh) + 再エネ賦課金×電気の使用量(kWh) |
それぞれの単価の意味は、以下のとおりです。
- 基本料金
契約アンペア数に応じて決まる毎月の固定費です。
多くの電力会社では、300〜2,000円ほどで設定されています。 - 電力量料金
「従量料金」と表記されることもある単価です。
毎月の電気の使用量に単価をかけて計算します。
使用量が低いほど単価が安く設定されているのが一般的です。 - 燃料費調整額
電気を発電するために必要な燃料費などを毎月の電気料金に反映させるための単価です。
発電コストに応じて、毎月変動する特徴があります。 - 再エネ賦課金し
「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の略称です。
風力発電などの再生可能エネルギーを促進するための単価です。
経済産業大臣が毎年決定するため、どの電力会社からも同額で必ず請求されます。
なお、Looopでんきは、電気料金を構成する4つのうち「基本料金」と「燃料費調整単価」が0円なのが特徴です。
Looopでんきは「スマートタイムONE」
Looopでんきが一般家庭向けに提供している料金プランは「スマートタイムONE」の1つのみです。
スマートタイムONEには以下の特徴があります。
スマートタイムONEの特徴
- 基本料金が0円
- 電力量料金は30分ごとに変動する
ひとつずつ見ていきましょう。
基本料金が0円
Looopでんきは、北海道から九州まで、どのエリアで契約しても基本料金は0円です。
一般的な電力会社は契約アンペアに合わせて300円〜2,000円が固定で発生するため、Looopでんきは基本料金分がまるっと節約できます。
契約アンペアが4高い家であれば、年で20,000円以上の節約につながるかもしれません。
また、純粋に電力量に応じた電気料金だけ請求されるのもLooopでんきのメリットです。
電力量料金は30分ごとに変動する
Looopでんきの電力量料金は、電力需要に合わせて30分ごとに変動します。
「市場連動型」というプランで、電力需要が低い夜間〜翌日午前中が比較的安い傾向です。
日によっては1kWhあたり5円を下回るときもあるため、電気の使用時間を調整できる人にとっては大きなメリットです。
一方、夕方〜夜にかけては単価が高くなります。
とはいえ、規格外の単価にはならず、一般的な電力会社と大きく変わりません。
例えば、2024年7月24日の場合、電気需要が高い15:30〜19:30の価格帯は25〜30円/kWhとなっています。
この金額は、一般的な電力会社の単価とほぼ同じです。
東京電力は「従量電灯B」
東京電力は、関東圏を中心に展開している電力会社です。
さまざまなプランを用意していますが、本項では多くの家庭が契約している一般的なプランが「従量電灯B」について解説します。
プランの特徴は以下のとおり
東京電力・従量電灯Bの特徴
- 基本料金は311円~1,870円
- 電力量料金は使用量により段階性
- ほかにも選べるプランあり
ひとつずつ見ていきましょう。
基本料金は311円~1,870円
東京電力の基本料金は、契約アンペアによって変動します。
単価は以下のとおりです。
東京電力(従量電灯B)の基本料金 | |
---|---|
契約アンペア | 単価 |
10A | 311.75円 |
15A | 467.63円 |
20A | 623.50円 |
30A | 935.25円 |
40A | 1,247.00円 |
50A | 1,558.75円 |
60A | 1,870.50円 |
ほかの大手電力会社と比較して特別高いわけではありません。
しかし、Looopでんきが基本料金0円なため、割高感は否めません。
電力量料金は使用量により段階性
電力量料金は、電気の使用量によって単価が固定されています。
金額は以下のとおりです。
東京電力(従量電灯B)の電力量料金 | |
---|---|
電力使用料 | 単価 |
〜120kWh | 29.80円 |
121〜300kWh | 36.40円 |
301kWh〜 | 40.49円 |
時間帯による変動がないため、いつ使っても同じ単価という安心感があります。
しかし、Looopでんきの最安値帯と比較すると、高くなってしまう点がデメリットです。
ほかにも選べるプランあり
東京電力の魅力は、プランが豊富でライフスタイルに合わせて選択できるところです。
契約できるプランには以下の6種類があります。
東京電力のプラン | |
---|---|
プラン名 | 特徴 |
スタンダードプラン | 幅広い層に向けたプラン 従量電灯Bと大きく変わらない |
プレミアムプラン | 一定の使用量まで定額のプラン 電気の使用量が多い家庭におすすめ |
夜トクプラン | 夜間帯の電力量料金が安くなるプラン 夜間に電化製品を利用する家庭におすすめ |
スマートライフプラン | オール電化住宅向けのプラン すべての設備で電気を利用している家庭におすすめ |
くらし上手プラン | 太陽光発電とエコキュートの利用者向けプラン |
アクアエナジー100プラン | 環境に配慮した電力を使用したい方向けのプラン |
なお、スマートプラン・くらし上手プラン・アクアエナジー100プラン以外は、基本的にLooopのほうが安い傾向です。
東京電力は燃料費調整額が追加される
東京電力では「燃料費調整額」が発生します。
冒頭でも解説したとおり、燃料費調整額とは発電に必要なコストを電気料金に上乗せする単価です。
単価は毎月変動し、発電へのコストがかかった月はプラス単価、コストが低かった月はマイナス単価となります。
電気料金に大きく関係する単価であるにもかかわらず、発表されるまで毎月わからない点がデメリットです。
その点、Looopでんきは燃料費調整額が発生しません。
燃料費調整額だけに焦点をあてれば、単価が安定している電力会社と言えます。
Looopでんきと東京電力はどちらが安い?実際の電気代を比較
Looopでんきと東京電力の料金プランを比較してきましたが、実際利用した際はどちらが安いか気になる方もいるでしょう。
そこで、世帯人数ごとに電気料金を比較してみました。
結果は以下のとおりです。
Looopでんきと東京電力の比較結果
- 1人暮らしはLooopでんきが安い
- 2人暮らしでもLooopでんきが安い
- 3人暮らしでもLooopでんきが安い
- 4人暮らしでもLooopでんきが安い
結果を見ていきましょう。
1人暮らしはLooopでんきが安い
1人暮らしの場合で東京電力と比較した結果、Looopでんきのほうが安くなることがわかりました。
電気料金の比較:1人暮らしの場合 | |
---|---|
東京電力 | 4,943円 |
Looopでんき | 4,167円(-776円) |
月で776円、年間で9,312円の節約が期待できます。
2人暮らしでもLooopでんきが安い
2人暮らしの場合でシミュレーションした結果、Looopでんきのほうが月1,000以上安くなります。
電気料金の比較:2人暮らしの場合 | |
---|---|
東京電力 | 8,833円 |
Looopでんき | 7,480円(-1,353円) |
市場連動型であるLooopでんきの特徴をうまく利用すれば、年間で16,000円以上の節約が可能です。
3人暮らしでもLooopでんきが安い
3人暮らしの場合は、東京電力より月2,000円以上の節約が可能です。
電気料金の比較:3人暮らしの場合 | |
---|---|
東京電力 | 11,237円 |
Looopでんき | 9,171円(-2,066円) |
家電の消費電力が大きくなる3人世帯以上は、1〜2人世帯より節約効果が期待できるでしょう。
4人暮らしでもLooopでんきが安い
4人暮らしの場合、東京電力よりも月2,200円以上安くなる可能性があります。
電気料金の比較:4人暮らしの場合 | |
---|---|
東京電力 | 12,299円 |
Looopでんき | 10,015円(-2,284円) |
年間で26,000円以上の節約効果が期待できます。
結論:世帯問わずLooopでんきが安くなることが多い
さまざまな世帯で電気料金をシミュレーションした結果、いずれの場合もLooopでんきのほうが電気料金を節約できます。
時間を気にせず利用した場合でも月700〜2,200円の節約効果が見込めるため、最安値帯で電気を使用すれば、さらに料金を抑えられるでしょう。
Looopでんきと東京電力のサービス面を比較
Looopでんきの安さについて解説しましたが、契約後にサービス面で不満があっては意味がありません。
そこで、東京電力とLooopでんきのサービスを比較してみました。
結果は以下のとおりです。
東京電力とLooopでんきのサービス比較表 | ||
---|---|---|
サービス項目 | 東京電力 | Looopでんき |
契約期間 | なし・1年・2年 ※プランによって異なる | 1年 |
解約金 | 0円〜5,000円 ※プランによって異なる | 0円 |
ガスセット割 | あり | あり (東京ガスの都市ガス供給エリア) |
支払い方法 | ・口座振替 ・口座振り込み ・クレジットカード | ・クレジットカード |
ポイント制度 | あり | なし |
キャンペーン | 不定期であり | なし |
結果、Looopでんきを契約して困るのは、クレジットカードを持っていない、に限定されると判断されます。
Looopでんきでは、クレジットカード以外の決済方法がないためです。
そのほか、大きなデメリットはみられません。
ガスセットプランはLooopでんきでも存在し、1kWhあたりの電力量単価が-1円になる割引が適用されます。
東京電力独自のポイント制度は利用できなくなりますが、そもそも特定のプランしか対象ではなく、従量電灯Bではポイントが貯まらないため、大きなデメリットにはなりません。
ポイントを貯めるよりも、Looopでんきに切り替えて電気料金を節約したほうが、結果的に安く抑えられる可能性があります。
Looopでんきと東京電力のメリット・デメリット
契約前に、両社メリット・デメリットを理解しておきましょう。
特にデメリットは、前もって把握しておいたほうが、契約後に後悔するリスクを防げます。
- Looopでんきのメリット・デメリット
- 東京電力のメリット・デメリット
それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った電力会社を契約しましょう。
Looopでんきのメリット・デメリット
Looopでんきのメリットは、使い方によって大幅な節約が期待できる点です。
基本料金と燃料費調整単価が発生せず、電力量単価も時間帯によっては業界最安値で利用できます。
そのため、使う時間を工夫すれば大幅な節約が可能です。
安くなる時間帯は、でんき予報でチェックできるため、前もって家電を使用するタイミングを計画できるのもメリットです。
また、解約金が発生しないため、気に入らなかったらいつ解約しても大丈夫という安心感があるのも特徴です。
一方、Looopでんきのデメリットは使い方や季節によっては電気料金が高くなるリスクがある点です。
電気の需要が高い季節は電力量料金が上がります。
また、単価が高い時間帯にしか家電を使用できない場合は、かえって電気料金が高くなる点もデメリットです。
東京電力のメリット・デメリット
東京電力のメリットは、大手だからこその安心感がある点です。
アフターフォローが万全で、電気を契約するだけで水周り・鍵トラブルに対応してくれるサービスも利用できます。
プランが豊富なため、ライフスタイルに合わせてプランを選択できるのもメリットです。
Looopでんきにはオール電化用のプランがないため、オール電化の方は東京電力のほうが安く使える可能性があります。
一方、東京電力のデメリットは電気料金の大幅な節約が期待できない点です。
基本料金・電力量料金が格安ではないため、節約目的で契約しても、効果は期待できません。
東京電力からLooopでんきに切り替える方法
東京電力からLoooPでんきに切り替える手順を解説します。
切り替えの流れは以下のとおりです。
<東京電力からLooopでんきに切り替える手順>
- 下記の緑の申し込みボタンをタップ
- 一番下の申し込むフォームに必要事項を埋めていく
- 申し込み
- 担当者より確認のお電話
- 開通日に自動で開通
申し込みフォームにある「お客様番号」や「供給地点特定番号」は任意入力のため、申し込み時にわからなくても大丈夫です。
申し込み後、希望した時間に担当者からの申し込み確認のお電話を持って完了です。
その後は何もしなくても自動で電気が切り替わります。
まとめ
Looopでんきと東京電力、電気料金を安くするならLooopでんきがおすすめです。
基本料金が0円で時間帯によって従量料金が最安値帯で利用できるため、毎月700〜2,200円の節約が期待できます。
解約金が発生しないため、東京電力に戻したくなったら負担ゼロでいつでも切り替えられる点がメリットです。
関東圏にお住まいで、少しでも電気料金を抑えたい方は、Looopでんきを検討してみるのもよいでしょう。
\【簡単】2ステップで一番お得な電気料金を診断/
あなたにピッタリな電気料金が分かる!
「お住まいの地域」「世帯人数」の2つを選ぶだけで、お得な電気料金を診断できます。
\契約者数14,000人突破!/
この記事を読んだ方は他にもこんな記事を読んでいます
-
エネワンでんきと沖縄電力を比較!電気料金が安いのはどっち?
-
エネワンでんきと九州電力を比較!電気代が安いのはどっち?
-
シン・エナジーと東京ガスの電気料金を徹底比較!燃料費調整額も含めて検証
-
エネワンでんきと中部電力を比較!料金やメリット・デメリットを徹底解説
-
エネワンでんきと北海道電力を比較!料金やメリット・デメリットは?
-
シン・エナジーと関西電力の電気料金を比較!世帯によっては最大月1,700円の差も
-
シン・エナジーと東京電力の電気料金を比較!燃料費調整額を含めて徹底検証
-
楽天でんき とauでんきを徹底比較!本当に安くてお得なのはどっち?
-
ストエネ(旧グランデータ)と九州電力を比較!電気料金が安いのはどっち?