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最終更新日:2024年11月28日

シン・エナジーと東京ガスの電気料金を徹底比較!燃料費調整額も含めて検証

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シン・エナジーと東京ガスの電気料金を徹底比較!燃料費調整額も含めて検証

「シン・エナジーと東京ガスの電気はどっちが安いの?」

東京電力エリアにお住まいの人で、上記のような疑問をもっている人も多いのではないでしょうか。

シン・エナジーは基本料金・電力量料金は東京ガスよりも安いものの、燃料費調整額は高めの傾向です。そのため、電気の市場化価格の変動によってどちらが安くなるかが変わります。

そこで今回は、シン・エナジーと東京ガスの家庭向け電気料金プランを比較し、燃料費調整額も含めた、実際の電気代に近いシミュレーションを行っていきます。シン・エナジーと東京ガスの電気で迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

長井 勇樹
監修者
小売電気アドバイザー
経歴
個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー
所属
株式会社ブレイブ
取得資格
デジタル庁公認デジタル推進委員
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シン・エナジー(きほんプラン)と東京ガスのプランの違い

まずは、シン・エナジーと、東京ガスのプラン・料金・初期費用などを比較してみましょう。

比較項目シン・エナジー
きほんプラン
シン・エナジー
【夜】生活フィットプラン
シン・エナジー
【昼】生活フィットプラン
東京ガス
基本プラン
基本料金30A:796.06円
40A:1,061.41円
50A:1,326.76円
60A:1,592.12円
30A:565.20円
40A:753.60円
50A:942.00円
60A:1,130.40円
10A:295.24円
15A:442.86円
20A:590.48円
30A:885.72円
40A:1,180.96円
50A:1,476.20円
60A:1,771.44円
電力量料金
(1-120kWh)
19.67円時間帯別料金29.90円
電力量料金
(121-300kWh)
24.78円時間帯別料金35.41円
電力量料金
(301kWh以上)
27.71円時間帯別料金37.48円
燃料費調整単価
(2024年12月)
3.47円3.47円3.47円-6.33円
初期費用無料無料無料無料
解約金無料無料無料無料
契約エリア東京電力管内東京電力管内東京電力管内東京電力管内
セット割なしなしなしあり
ポイント特典JALマイル付与JALマイル付与JALマイル付与パッチョポイント付与

以下の項目からは、最もベーシックなシン・エナジーの「きほんプラン」と、東京ガスの「基本プラン」を比較していきます。シン・エナジーには【夜】生活フィットプラン・【昼】生活フィットプランもありますが、両プランは時間帯別の料金制を採用しているため、同条件で比較できるプランをピックアップしました。

シン・エナジーは基本料金・電力量料金が安い

シン・エナジーのきほんプランと、東京ガスの基本プランの基本料金・電力量料金を、以下の表にまとめました。

比較項目シン・エナジー
きほんプラン
東京ガス
基本プラン
基本料金30A:796.06円
40A:1,061.41円
50A:1,326.76円
60A:1,592.12円
10A:295.24円
15A:442.86円
20A:590.48円
30A:885.72円
40A:1,180.96円
50A:1,476.20円
60A:1,771.44円
電力量料金
(1-120kWh)
19.67円29.90円
電力量料金
(121-300kWh)
24.78円35.41円
電力量料金
(301kWh以上)
27.71円37.48円

電気の使用量にかかわらず、固定で発生する基本料金は、すべての契約アンペア数でシン・エナジーのほうが安くなっています。なお、きほんプランでは30A未満での契約はできません。

電気の使用量1kWhあたりにかかる電力量料金も、シン・エナジーが低単価です。どの段階でも1kWhあたり10円程度と、かなりの金額差があります。

基本料金・電力量料金は、東京ガスよりもシン・エナジーがかなり割安だといえるでしょう。

東京ガスは燃料費調整額が安い

電気を作るための燃料費価格などの影響で毎月変動する燃料費調整額は、東京ガスのほうが大幅に安くなっています。

例えば2024年12月時点では、東京ガスの燃料費調整額は1kWhあたり−6.33円。一方、シン・エナジーは3.47円となっており、約10円ほどの大きな開きがあります。

そのため、基本料金・電力料金はシン・エナジーのほうが安いものの、燃料費調整額の差額が大きくなる場合は、東京ガスが安くなるケースも十分考えられます。では、実際にどの程度の差が開くと、どちらがお得になるのかを見ていきましょう。

シン・エナジー(きほんプラン)と東京ガスの損益分岐点

差額を比較する前に、まずは燃料費調整額を抜いた状態での電気代を確認してみましょう。100〜400kWhまでの料金は、以下となります。

使用量シン・エナジー東京ガス差額
100kWh2,763円3,876円シン・エナジーが1,113円お得
200kWh5,134円7,307円シン・エナジーが2,173円お得
300kWh7,617円10,848円シン・エナジーが3,231円お得
400kWh10,388円14,596円シン・エナジーが4,208円お得

シン・エナジーは東京ガスに比べて基本料金・電力量料金がともに安いため、どの電力使用量でもシン・エナジーが安くなります。

次の項目からは、燃料費調整額が10・11・12円の場合の電気料金を、それぞれ解説していきます。

燃料費調整額の差額が10円の場合

燃料費調整額の差額が10円の場合、シミュレーション結果は以下のようになりました。なお、燃料費調整額はシン・エナジーが0円、東京ガスが-10円として計算しています。

使用量シン・エナジー東京ガス差額
100kWh2,763円3,876円シン・エナジーが113円お得
200kWh5,134円7,307円シン・エナジーが173円お得
300kWh7,617円10,848円シン・エナジーが231円お得
400kWh10,388円14,596円シン・エナジーが208円お得

燃料費調整額が1kWhあたり10円違っても、基本料金・電力量料金の安さから、シン・エナジーが安いことがわかります。

燃料費調整額の差額が11円の場合

燃料費調整額の差額が11円の場合の試算結果は、以下を参考にしてみてください。

使用量シン・エナジー東京ガス差額
100kWh2,763円3,876円シン・エナジーが13円お得
200kWh5,134円7,307円シン・エナジーが27円お得
300kWh7,617円10,848円東京ガスが69円お得
400kWh10,388円14,596円東京ガスが192円お得

11円の場合では、300kWh以上で東京ガスのほうがお得になります。燃料費調整額は電気をたくさん使うほど金額が加算されるため、その差額が反映された結果だといえるでしょう。

燃料費調整額の差額が12円の場合

燃料費調整額の差額が12円の場合は、以下のような結果になりました。

使用量シン・エナジー東京ガス差額
100kWh2,763円3,876円東京ガスが87円お得
200kWh5,134円7,307円東京ガスが227円お得
300kWh7,617円10,848円東京ガスが365円お得
400kWh10,388円14,596円東京ガスが592円お得

上記のケースだと、どの電力使用量でも東京ガスがお得になります。シン・エナジーの電力量料金の安さよりも燃料費調整額の値引き分が上回っているため、使用量が多くなるほど金額差も開く傾向です。

シミュレーション結果から分かったこと

シミュレーションの結果、シン・エナジーと東京ガスの燃料費調整額に関しては、以下のような結論が導けます。

  • 燃料費調整額の差が10円/kWhの場合、電気の使用量にかかわらずシン・エナジーが安くなる
  • 燃料費調整額の差が11円/kWhの場合、100・200kWhではシン・エナジーが安く、300kWh以上では東京ガスが安い
  • 燃料費調整額の差が12円/kWhの場合、どの電力使用量でも東京ガスが安くなる

以上のことから、シン・エナジーと東京ガスを比較した場合、燃料費調整額の差が11円以下であれば、概ねシン・エナジーのほうがお得に利用できるといえるでしょう。一方、燃料費調整額が高騰し、差額が12円以上開いた場合は、東京ガスのほうが電気代を抑えられます。

シン・エナジー(きほんプラン)と東京ガスの電気料金を比較

ここからは、シン・エナジーのきほんプランと、東京ガスの基本プランをもとに、実際にどのくらいの電気代がかかるかを比較シミュレーションしてみます。

計算は、基本料金・電力量料金・2024年12月の燃料費調整額を用いています。なお、シン・エナジーの電源調達調整費(燃料費調整額にあたる項目)は、3.47円 / 1kWh、東京ガスは−6.33円です。

一人暮らしの場合

一人暮らしの場合の、シン・エナジーと東京ガスの電気代比較は、以下のとおりです。

契約A数・電力使用量シン・エナジー東京ガス差額
少なめ
(30A・80kWh)
2,647円2,771円シン・エナジーが124円お得
ふつう
(30A・135kWh)
3,997円4,150円シン・エナジーが153円お得

少なめの人は、日中は仕事などで家にいて、電気をあまり使わないタイプがあてはまります。ふつうの人は、標準的な在宅時間の人をイメージしています。いずれも、シン・エナジーのほうがお得になるといった結果になりました。

二人暮らしの場合

二人暮らしをモデルケースとしたシミュレーション結果は、以下を参照してみてください。

契約A数・電力使用量シン・エナジー東京ガス差額
少なめ
(30A・180kWh)
5,268円5,459円シン・エナジーが191円お得
ふつう
(40A・250kWh)
7,511円7,790円シン・エナジーが279円お得

こちらも少なめ・ふつうともにシン・エナジーがお得です。家を留守にしがちな世帯も、在宅時間がそれなりにある家庭でも、東京ガスよりシン・エナジーのほうが電気代を抑えられるでしょう。

ファミリー世帯の場合

ファミリー世帯の場合の試算結果は、以下のようになりました。

契約A数・電力使用量シン・エナジー東京ガス差額
少なめ
(40A・280kWh)
8,358円8,662円シン・エナジーが304円お得
ふつう
(40A・400kWh)
12,041円12,359円シン・エナジーが318円お得
多め
(50A・550kWh)
16,984円17,327円シン・エナジーが343円お得

いずれの電力使用量でも、シン・エナジーのほうが電気代を抑えられます。シン・エナジーと大阪ガスの燃料費調整額の損益分岐点は11〜12円程度なので、2024年12月時点の燃料費調整額の場合、どの電力使用量でもシン・エナジーが安くなります。

シン・エナジーと東京ガスのメリット・デメリットを比較

シン・エナジーと東京ガスの電気料金を確認したうえで、さらに両社のメリット・デメリットをチェックしていきましょう。電力会社を選ぶうえでは、料金以外にも抑えておくべきポイントがあるので、ぜひ参考にしてみてください。

シン・エナジーは料金プランを選べる

シン・エナジーのメリットは、料金プランを選べること。きほんプランのほかには、【夜】生活フィットプラン・【昼】生活フィットプランが用意されています。どのような特徴があるかは、以下を参照してみてください。

プラン名特徴おすすめ世帯
きほんプラン時間を問わず料金が同一一般的な利用パターンの世帯
【夜】生活フィットプラン夜間の電気料金が割安
(平日23~翌日6時
・休日扱い日の22~翌日8時)
夜間にたくさん電気を使う世帯
【昼】生活フィットプラン昼間の電気料金が割安
(平日9~16時
・休日扱い日の8~22時)
日中に電気をたくさん使う世帯

生活フィットプランのメリットは、ライフスタイルにあわせたプラン選択ができる点にあります。例えば平日23~翌日6時に電気の利用を集中できるのであれば、【夜】生活フィットプランがおすすめ。平日9~16時の昼間に電気を沢山使う家庭なら、【昼】生活フィットプランにすると、きほんプランよりも電気代を抑えられる可能性がありますよ。

契約後にマイページから簡単に変更可能

シン・エナジーは、マイページから簡単にプラン変更できることもメリットです。マイページから数クリックで手続きでき、翌月から新しいプランを利用できますよ。

プラン変更に際して、手数料や現在のプランの解約料は一切かからないので、おためし的に生活フィットプランに変えてみて、思ったよりも電気代が安くならなかったり、満足できなかったりしても、リスクなくきほんプランに戻せるのも魅力です。

東京ガスは電気・ガスのセット割や、オール電化向けプランも用意している

東京ガスは、基本プランと東京ガスのガスをセットで契約した場合、ガス・電気セット割が適用されます。毎月の電気料金から、0.5%の割引が受けられます。

またシン・エナジーにはないプランとして、オール電化向けの「時間帯別プラン」も用意されています。基本料金は10Aにつき292.28円で、電力量料金は午前6〜翌午前1時までは35.6円 / kWh、午前1〜6時までは27.77円です。

シン・エナジーは30A未満の契約ができない

シン・エナジーのデメリットとしては、30A未満での契約ができないことが挙げられます。例えば、現在20Aで契約している人は、30Aにアンペア数を上げなければ契約できません

基本料金はアンペア数がに比例して高くなるため、基本料金・電力量料金が安いからと言ってアンペア数を上げると、結果としてそれほど安くならないケースも。とくに、電気代のなかで基本料金が占める割合の多い、電気の使用量が少ない人は注意が必要です。

シン・エナジーは燃料費調整額が高めの傾向

シン・エナジーは、電源調達費という独自の燃料費調整額を採用しています。電気の市場価格の変動がダイレクトに反映され、また金額上限もないため、高くなりがちです。

東京ガスの燃料費調整額の上限は設けられていませんが、これまでの傾向を考えると、燃料費調整額はシン・エナジーよりも安めの傾向。そのため、燃料費調整額が高騰すると、一時的に東京ガスのほうが安くなるケースがあることは覚えておきましょう。

まとめ

今回は、シン・エナジーと東京ガスの家庭向け電気料金プランを比較し、燃料費調整額も含めた、実際の電気代に近いシミュレーションも行いました。

シン・エナジーと東京ガスを比較した場合、基本料金・電力量料金はシン・エナジーが安め。一方、燃料費調整額は東京ガスが安めの傾向です。燃料費調整額の差額が11〜12円以上になると東京ガスのほうが電気代を抑えられるケースもあります。

シン・エナジーと東京ガスで迷っている人は、燃料費調整額を目安にして、どちらにするかを選んでみてくださいね。

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