
「中部電力と東邦ガス、どちらが安いの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、セット契約やガスの単体契約では断然中部電力がオトクになります。
- 中部電力と東邦ガスはどちらが安い?
- ガスと電気をまとめない場合はどちらがオトク?
- 中部電力と東邦ガスの料金比較シミュレーションを知りたい
など、今回は中部電力と東邦ガスを徹底比較し、どちらがオトクかを検証していきます。
この記事の目次
1【結論】中部電力と東邦ガスなら、中部電力の方がオトク
まず総評として、中部電力と東邦ガスを比較してみると、以下のような結論が導き出せます。
中部電力と東邦ガス、どちらがオトク?
- ガスは中部電力のほうが安い
- 電気・ガスの使用量に関わらず、ほとんどの場合は中部電力のセット契約のほうがオトク
- よって、中部電力と東邦ガスを比較した場合は中部電力の方がオトク
中部電力と東邦ガスでは、中部電力に軍配が上がります。とはいえ、純粋に安さを求めるのであれば、電気は新電力会社のほうが安くなります。
新電力会社を含めるならば、新電力会社+中部電力のガスがおすすめです。
次項からは、より具体的に中部電力と東邦ガスの料金などをくわしく解説していきます。
2中部電力と東邦ガスの料金をシミュレーションで徹底比較
中部電力と東邦ガスの料金を比較していきましょう。
結論から言うならば、ほとんどの場合中部電力のほうが安くなります。セット契約でも同様です。
単純な料金だけでなく、1人暮らしや2〜3人暮らしなど、世帯人数別のシミュレーションも行っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
1-1電気・ガスのセット料金は中部電力が安い
中部電力・東邦ガスともに電気とガスをセットで契約することが可能です。
中部電力では「ガス料金2%割引」のセット割引が適用され、東邦ガスでは利用している暖房器具に応じて電気の基本料金が5〜10%割引されます。
これらのセット割引を加味して、世帯別の料金をシミュレーションしてみましょう。
1人暮らしの場合
1人暮らしのシミュレーション結果は以下となります。
電気・ガス使用量 | 中部電力 | 東邦ガス |
ガス / 10㎥ | 2,748円 | 2,864円 |
電気 / 120kWh / 30A | 3,383円 | 3,285円 |
年間の差額としては、約225円ほど中部電力の方が安くなります。
金額差はかなり少ないですが、使用量が少ない場合はどこも同じような結果になりますので、切り替えるメリットはそれほどないとも考えられます。
もちろん「1円でも安いほうが良い!」といった方は、切り替えを検討するのもおすすめです。
2~3人暮らしの場合
2〜3人暮らしのシミュレーション結果は以下となります。
電気・ガス使用量 | 中部電力 | 東邦ガス |
ガス / 20㎥ | 4,647円 | 4,969円 |
電気 / 200kWh / 40A | 5,710円 | 5,784円 |
2〜3人暮らしの場合でも、中部電力のほうが年間で約4,750円安くなります。
1人暮らしのケースよりも差額が多く、使用量が多いほどオトクになることがわかります。
4人以上世帯の場合
4人以上世帯のシミュレーション結果は以下となります。
電気・ガス使用量 | 中部電力 | 東邦ガス |
ガス / 50㎥ | 9,242円 | 10,040円 |
電気 / 500kWh / 60A | 14,239円 | 15,746円 |
こちらも中部電力のほうが年間で約27,600円ほど安くなります。
使用量が多ければ多いほど中部電力のほうがオトクになりますので、世帯人数が多い方は、切り替えを検討してみるのがおすすめです。
1-2電気料金は東邦ガスの方が安い
電気料金単体で考えると、東邦ガスのほうが安くなっています。
両社の一般家庭用電気プランを比較してみましょう。東邦ガスはシンプルプラン1、中部電力は従量電灯Bです。
契約アンペア数 | 東邦ガス | 中部電力 |
10A | 547.00円 | 286.00円 |
15A | 547.00円 | 429.00円 |
20A | 547.00円 | 572.00円 |
30A | 833.00円 | 858.00円 |
40A | 991.00円 | 1144.00円 |
50A | 1277.00円 | 1430.00円 |
60A | 1563.00円 | 1716.00円 |
基本料金は20Aまでは中部電力のほうが割安で、以降は東邦ガスの方が安くなっています。
使用量に応じた電力量料金は以下となります。
電力使用量 | 東邦ガス | 中部電力 |
~120kWh | 21.02円 | 21.04円 |
120~200kWh | 25.46円 | 25.51円 |
200~250kWh | 25.48円 | 25.51円 |
250~300kWh | 25.50円 | 25.51円 |
300~350kWh | 26.43円 | 28.46円 |
350~400kWh | 26.96円 | 28.46円 |
東邦ガスの電力量料金は40A以上契約の場合を想定しています。いずれの段階でも東邦ガスのほうが安くなっています。
ちなみに、東邦ガスは1,000kWhまで段階的に金額が上昇しますが、中部電力の28.46円よりは安く設定されています。
1-3ガス料金は中部電力の方が安い
ガス料金単体の場合は、中部電力のほうが安くなっています。
まずは、基本料金を比較してみましょう。
使用量 | 中部電力 | 東邦ガス |
0㎥~20㎥ | 759.00円 | 759.00円 |
21㎥~50㎥ | 1616.39円 | 1588.88円 |
51㎥~100㎥ | 1947.41円 | 1833.33円 |
101㎥~250㎥ | 2243.80円 | 2077.77円 |
251㎥~500㎥ | 2513.70円 | 2648.14円 |
501㎥~ | 6597.96円 | 7109.25円 |
基本料金だけを見ると、全体的に東邦ガスのほうが安めになっています。次に、1㎥あたりの基準単位料金を確認してみましょう。
使用量 | 中部電力 | 東邦ガス |
0㎥~20㎥ | 204.52 | 210.52円 |
21㎥~50㎥ | 156.29円 | 169.03円 |
51㎥~100㎥ | 149.66円 | 164.14円 |
101㎥~250㎥ | 146.70円 | 161.70円 |
251㎥~500㎥ | 145.62円 | 159.41円 |
501㎥~ | 137.45円 | 150.49円 |
基準単位料金については、すべての段階で中部電力のほうが安くなっています。
よって、ガスの使用量が多ければ多いほど東邦ガスよりもオトクに利用できると結論付けられます。
1-4結論:セットで契約するなら中部電力の方がお得
単体で契約する場合は、電気は東邦ガス、ガスは中部電力がオトクとなりますが、電気とガスをセットで契約するならば、中部電力のほうが安く利用できます。
料金や割引などの恩恵は使用量が多いほど大きくなり、逆に1人暮らしや電気・ガスをそれほど使わない方にとってはそれほど金額差は生まれません。
よって、2人暮らし以上の世帯や、電気やガスの使用量が多い方はセット契約がおすすめです。
もちろん、少しでも安くしたいといった方であれば、1人暮らしでも推奨できます。
3中部電力で電気とガスをまとめるデメリット
中部電力と東邦ガスを比較し、中部電力にまとめたほうがお得ということがわかりましたね。
しかし、中部電力にまとめるにあたってはデメリットも見過ごしてはいけません。
主なトピックは以下の3点です。
- 中部電力に切り替える場合はプラン変更が必要な場合も
- 単体契約のほうが安くなる場合も
- 中部電力の対象プランには燃料費調整の上限が無い
各デメリットを以下で解説していきます。
3-1中部電力でセットにするにはプラン変更が必要
中部電力でガスと電気のセット契約をする際には、現在のプランでは適用対象外になってしまう可能性があります。
電気の対象プランは「ポイントプラン」「おとくプラン」「とくとくプラン」「スマートライフプラン」「Eライフプラン(3時間帯別電灯)」「タイムプラン(時間帯別電灯)」「ピークシフト電灯」、低圧高利用契約)、あるいは高圧です。
一般的な従量電灯プランを利用している方は適用対象ではありませんので、プラン変更の必要性が生じます。
とはいえ、従量電灯でしたら「ポイントプラン」の方がポイント分でオトクになりますし、手数料や違約金などは発生しませんので、切り替えをおすすめします。
いっぽう、ガスは全てのプランが適用対象ですので、変更の必要はありません。
3-2単体契約のほうが安くなる場合も
何の考えもなしに電気・ガスをセットで契約してしまうと「思っていたよりも安くならなかった」「他社の方がぜんぜん安くなった」と後悔しないとも限りません。
実際に、単体契約のほうが安くなるケースもありますので、次項でモデルケースを解説します。
とはいえ、電気とガスをまとめるだけでも確実に安くはなりますし、支払いが一元化できるなどのメリットもあります。
電気は新電力と契約した方が安い
基本的に、中部電力よりも他社新電力のほうが電気料金は安く設定されています。
中部電力のセット契約は悪くはありませんが、安さを求めるならば、安い新電力会社+中部電力のガスがおすすめです。
実際に、どのくらいの差があるのかを次項で見てみましょう。
他社新電力と比較
ここでは具体的に、TOKAIガス&電気と中部電力の単体契約を比較してみましょう。
TOKAIガス&電気が提供している一般家庭用電気プランの「TOKAIでんきS」と、中部電力の従量電灯Bを比較してみます。基本料金は両プランとも同一です。
使用電力量 | TOKAIでんきS | 中部電力従量電灯B |
0〜120kW | 21.03円/kwh | 21.04円/kwh |
121〜300kW | 24.18円/kwh | 25.51円/kwh |
301kW〜 | 27.52円/kwh | 28.46円/kwh |
いずれの段階でもTOKAIガス&電気の方が安くなっています。
上記の理由から、電気・ガスは単体で契約したほうが安くなる場合もあります。
※TOKAIでんきでは2023年4月の検針分までは従来料金のまま、2023年5月の検針分からは新料金帯が適用となります。
3-3中部電力の対象プランには燃料費調整の上限が無い
中部電力の対象プランには、燃料費調整の上限がありません。
最近でも、2022年7月の電気料金を標準家庭で前月より260円値上げして8,516円にするといったニュースが発表されていました。
あくまで可能性の問題ですが、燃料費が上昇した場合、さらに値上がりする可能性もあります。そうなると、他社新電力はもとより東邦ガスとのセット契約よりも高くなってしまうケースも考えられます。
未来のことは予測できませんので難しいところではありますが、「電気代が少なからず変動する場合もある」とおぼえておきましょう。
4東邦ガスから中部電力に切り替える方法
最後に、東邦ガスから中部電力のカテエネガスに切り替える方法を解説していきます。
ガスの切り替えはとてもカンタンで、難しいことは何ひとつありませんが、流れを確認しておくとスムーズです。
4-1公式サイトから申込む
ガスの切り替えは、中部電力の公式サイトから行えます。
電気、あるいは電気とガスのセット契約も上記から申し込めます。
ガスの切り替え手続きを送信したら、申込みは完了です。
解約手続きは必要なし
切り替えを申し込んだら、現在のガス会社への解約手続きは必要ありません。
中部電力側が解約・切り替え手続きを進めてくれますので、開通を待ちましょう。
解約金もかからない
東邦ガスから中部電力のガスに切り替える場合は、解約金や手数料の類はかかりませんので、安心して申込みができます。
東邦ガス以外だったとしても、基本的には解約金・違約金などはかかりませんので、お気軽に切り替えを検討してみてくださいね。
4-3ガス設備やメーター工事は不要。あとは待つだけ
ガス設備やメーターなどは、現在利用しているものをそのまま流用しますので、工事は不要です。
ガスの切り替えというと、いろいろな面倒がかかりそうと思われている方も少なくありませんが、これまでの解説のとおり、申込みのみで切り替えは完了です。
4-5補足:電気の切り替えも基本的に同じ
電気の切り替えも、基本的にはガスと同じで、申込みさえすれば自動的に切り替わります。解約手続きも必要ありません。
これは電気・ガスのセット契約も同じです。
各種切り替えを希望の場合は、中部電力の「各種手続き」から行ってください。
5まとめ
今回は、中部電力と東邦ガスの電気やガス料金、セット契約を比較・検証してきました。
中部電力と東邦ガスを比べてみると、ほとんどの場合で中部電力の方が安く、なかでもセット契約をするならば、中部電力がおすすめです。
とはいえ、より安くしたいのであれば、新電力会社+中部電力のガスのほうが低料金で使用可能です。
中部電力と東邦ガスの比較に迷ったら、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
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