
ドコモが提供している「ドコモ光の電話」って何?料金はいくら?と気になっていませんか。
ドコモ光の電話は、NTTの固定電話に比べて基本料金や通話料が安く、電話を利用する方にはおすすめのサービスです。
とはいえ、メリットだけではなく注意点があるのもまた事実です。
そこで今回は、ドコモ光の電話のプラン内容や実際にどのくらい安くなるのか、メリット、注意点、契約までの流れなど、ドコモ光の電話に関するあらゆるトピックを解説します。
- ドコモ光の電話はNTTよりも安くなるの?
- ドコモ光の電話のメリットを知りたい
- ドコモ光の電話の契約までの流れを知りたい
などなど、あらゆる疑問も徹底的に解説していきます。
この記事の目次
1ドコモ光の電話とは
ドコモ光の電話とは、ドコモの光回線を利用した固定電話サービスです。
固定電話というと、電話線を引いて電話を利用するイメージですが、光電話は光回線を利用します。つまり、インターネット回線を使って電話をつなぐということ。
ドコモ光の電話は、月額550円でどなたでも申し込み可能です。くわしくは後述しますが、固定電話から切り替えるだけでもかなりオトクになります。
とはいえ、すべての人におすすめできるサービスではありません。まず結論として、以下にドコモ光の電話がおすすめな人、おすすめできない人をまとめました。
ドコモ光の電話はこんな人におすすめ
- NTTの固定電話よりも安く電話を使いたい
- ネット代と電話代の支払いを一元化したい
- ドコモ光と光電話の併用を検討している
もっとも大きなメリットはNTTの固定電話よりも電話料金が安くなる点です。くわしくは後述しますが、その他にも複数のメリットがあります。
いっぽう、おすすめできない人は以下のようになります。
ドコモ光の電話はこんな人にはおすすめできない
- そもそも電話をそれほど使わない
- 携帯電話からしか通話しない
- NTT発番以外の光電話を利用している
こちらもくわしくは後述しますが、上記に当てはまる方にはそれほどおすすめできません。
これらを踏まえて、プランの詳細や実際にどのくらい安くなるのか、メリットやデメリットなどを解説していきます。
2-1ドコモ光の電話のプランは2種類
ドコモ光の電話には、以下の2種類のプランが用意されています。
- シンプルプラン
- ドコモ光電話バリュー
それぞれ異なった特徴がありますので、各プランを以下でくわしく解説していきます。
シンプルプラン
ドコモ光の電話の「シンプルプラン」は、安くてシンプル、明快な光電話プランです。以下に料金や特徴をまとめました。
シンプルプラン
- 月額料金:550円
- 無料通話分のくりこし可否:なし
- 特徴:シンプルでオプションなしの使いやすいプラン
上記のとおり、月額550円、オプションサービス一切なしの解りやすいプラン構成になっています。
ちなみに、ドコモ光の電話で用意されているオプションサービス(ドコモ光の電話向けサービス)の一覧は、下の表を参照してみてください。
オプション名 | 内容 | 月額料金 |
通話中着信 | 通話中に第三者から着信があった場合、通話を保留したまま第三者と通話ができる | 330円 |
転送でんわ | かかってきた電話をあらかじめ指定した電話番号に転送する | 550円 |
発信者番号表示 | かけてきた相手の電話番号が電話機などのディスプレイに表示される | 440円 |
ナンバー・リクエスト | 電話番号を「通知しない」でかけてきた相手に、「電話番号を通知してかけ直すよう」に伝えるサービス。(注:発信者番号表示の契約が必要) | 220円 |
迷惑電話ストップサービス | 迷惑電話を受けた直後に登録を行うことで、以降同じ電話番号からの着信時に「電話を受けられない」旨をアナウンスしてくれる | 220円 |
着信お知らせメール | 着信があったことを、指定したパソコンや携帯電話のメールで確認できるようになる | 110円 |
ダブルチャネル | ドコモ光の電話1契約で、同時に2回線分の通話が可能になる | 220円 |
追加番号 | 「ドコモ光の電話の契約番号+4電話番号」で最大5つまでの電話番号を利用できるようになる | 110円 |
入りたいサービスがある場合、550円+オプション料が請求されます。複数のオプションに加入した場合は、もうひとつのプランである「ドコモ光電話バリュー」とあわせて検討してみると失敗がありません。
ドコモ光電話バリュー
「ドコモ光電話バリュー」プランは、「シンプルプラン」に各種オプションが付帯したサービスです。
月額料金や特徴は以下を参照してください。
ドコモ光電話バリュー
- 月額料金:1,650円
- 無料通話分のくりこし可否:あり
- 特徴:6種類のオプションが付帯されたバリュープラン
付帯されるオプションは以下のとおりです。
オプション名 | 内容 | 月額料金 |
通話中着信 | 通話中に第三者から着信があった場合、通話を保留したまま第三者と通話ができる | 330円 |
転送でんわ | かかってきた電話をあらかじめ指定した電話番号に転送する | 550円 |
発信者番号表示 | かけてきた相手の電話番号が電話機などのディスプレイに表示される | 440円 |
ナンバー・リクエスト | 電話番号を「通知しない」でかけてきた相手に、「電話番号を通知してかけ直すよう」に伝えるサービス。(注:発信者番号表示の契約が必要) | 220円 |
迷惑電話ストップサービス | 迷惑電話を受けた直後に登録を行うことで、以降同じ電話番号からの着信時に「電話を受けられない」旨をアナウンスしてくれる | 220円 |
着信お知らせメール | 着信があったことを、指定したパソコンや携帯電話のメールで確認できるようになる | 110円 |
たとえば、シンプルプランで上記すべてのオプションサービスに加入した場合、1,870円+550円=2,420円ですから、ドコモ光電話バリューのほうが770円オトクになります。
逆にいえば、オプションは転送電話の550円しか利用しない場合は、シンプルプランでの契約のほうがオトクになります。
利用するサービス、しないサービスなどを天秤にかけて、シンプルプランとどちらがオトクかを考えて決めるのがおすすめです。
3ドコモ光の電話のメリット
プランの詳細を確認したところで、ここからはドコモ光の電話のメリットについて解説していきます。
解説するメリットは以下の4つです。
- 固定電話より電話代が安い
- 電話番号の引継ぎが可能
- ドコモ光とあわせて請求が一元化できる
- ドコモ光と同時契約をすると工事費が無料に
いずれも魅力的なメリットですので、それぞれの内容をくわしく確認していきましょう。
3-1固定電話より電話代が安い
ドコモ光の電話のもっとも大きなメリットは、NTTの固定電話よりも電話代が安くなる点です。
まず基本料金部分についてですが、NTTの住宅用基本料金は1,760円〜1,870円となっています。
いっぽう、ドコモ光の電話のシンプルプランであれば550円ですので、基本料金だけでも月々1,000円以上オトクになります。
また、ドコモ光の電話バリューでも1,650円ですから、こちらもNTTよりオトクになります。
さらに、通話料もドコモ光の電話のほうがオトクです。NTT東日本の通話料を以下の表にまとめました。
固定 / 携帯電話 | ドコモ光電話 | NTT東日本(アナログ回線) |
固定電話宛3分 | 8.8円(日本全国) | 9.35円(区域内)〜20kmまで)〜44円(60km以上) |
携帯電話宛1分 | 17.6円(日本全国) | 17.6円 |
固定電話(光電話)から携帯電話にかけた際の料金は同一ですが、固定電話にかける場合はいずれの距離でもドコモ光の電話のほうが安くなります。
続いて、NTT西日本との比較です。
固定 / 携帯電話 | ドコモ光電話 | NTT東日本(アナログ回線) |
固定電話宛3分 | 8.8円(日本全国) | 9.35円(区域内)〜44円(60km以上) |
携帯電話宛1分 | 17.6円(日本全国) | 17.6円 |
こちらも固定電話(光電話)から携帯電話にかけた際の料金は同一で、固定電話にかける場合はいずれの距離でもドコモ光の電話のほうが安くなります。
基本料金と通話料、NTT東日本・西日本のエリアを問わず、いずれもドコモ光の電話のほうが安くなります。
3-2電話番号の引継ぎが可能
現在、NTTの固定電話を利用している方は、電話番号をドコモ光の電話でもそのまま引き継いで利用することができます。
電話番号を変更しなくてもよいので、仕事などで利用している方はとくに大きなメリットだといえます。
ただ、新規でドコモ光の電話を契約し、ドコモ光の電話から番号が発行される場合は、他者光回線への乗り換えで番号を引き継ぐことができませんのでご注意ください。
転用や事業者変更の場合は引継ぎが不要なことも
現在、他社の回線で光電話サービスを使っていて、転用・事業者変更でドコモ光の電話へ乗り換えする場合は、電話番号の引き継ぎ手続きが不要になります。
このように、気軽に切り替えられるのもメリットといえるでしょう。ただ、NTTで発番されていない場合は引き継ぎ不可となります。
3-3ドコモ光とあわせて請求が一元化できる
ドコモ光の電話の利用料金は、ドコモ光の月額料金とあわせて請求されます。
請求が一元化されれば家計簿もつけやすいですし、個人事業主の方などであれば記帳の手間も少なくなります。
料金などに比べてインパクトは少なめですが、少しでも「わかりやすく」なるのは見逃せないメリットです。
3-4ドコモ光と同時契約をすると工事費が減額に
ドコモ光の電話を利用する場合は、最大で12,100円の工事費がかかります。
ただ、ドコモ光と同時にドコモ光の電話を申し込むと、派遣工事の有無に関わらず、3,300円に減額されます。(番号ポータビリティありの場合、なしの場合は1,100円)
ちなみに、NTT東日本・西日本のひかり電話を、ドコモ光の電話へ転用する場合には工事料はかかりません。
以上のことから、ナンバーポータビリティを利用する、しないに関わらず、ドコモ光の電話はドコモ光と同時に申し込むのがおすすめです。
4ドコモ光の電話の注意
NTTの固定電話に比べてオトクになるドコモ光の電話ですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
解説していくポイントは以下の3つです。
- 電話番号が引き継げないケースがある
- 別途ルーターを用意する必要がある場合も
- 停電時には利用ができない
いずれも覚えておかないと損をしてしまったり、「こんなはずではなかった」と後悔してしまう可能性も否めません。それぞれの注意点を以下で確認しておきましょう。
4-1電話番号が引き継げないケースがある
ドコモ光の電話を利用する場合、以下のようなケースでは電話番号の引き継ぎが不可になることがあります。
- 県などのエリアをまたいで引っ越しする場合
- NTT以外のサービスで電話番号を発行した場合
エリアをまたいでの引っ越しは、どこからどこへ転居するのかによっても異なりますので、ドコモ光の電話側への確認が必須です。
また先程も少し解説しましたが、NTTで発番された番号以外の電話番号は引き継ぐことができません。
たとえば、auひかり電話で発番された番号からドコモ光の電話への番号引き継ぎは不可となります。
4-2別途ルーターを用意する必要がある場合も
ドコモ光の電話では、光電話専用のルーターを利用します。
光電話専用のルーターは無料ですが、このルーターにはWi-Fi機能が搭載されていません。光電話専用ルーターでWi-Fi機能を使いたい場合には、無線LAN機能がついたルーターをレンタルする必要があります。
無線LAN機能がついたルーターのレンタル代は月々330円かかりますが、それらを踏まえてもNTTよりオトクですから、それほど心配する必要はありません。
また、別途自分でルーターを用意できる、あるいは持っている人であれば注意すべき問題ではないといえるでしょう。
4-3光回線のトラブル時には利用ができない
ドコモ光の電話はドコモ光の光回線を利用していますから、回線の障害や何らかのトラブルがあった場合には使えなくなってしまいます。
ネットと電話が同時に利用できなくなってしまいますので、場合によっては不便さを感じてしまうことがあるかもしれません。
とはいえ、頻繁にトラブルが起きるわけではありませんので「こういうケースもある」と覚えておくと、いざというときに落ち着いて対応できます。
5ドコモ光の電話の申し込みから開通までの流れ
ここからは、ドコモ光の電話の申し込みから開通までの流れを解説していきます。
ドコモ光と同時に申し込む場合と、ドコモ光が契約済みの場合で流れが若干異なりますので、それぞれのケース別に項を分けて紹介します。
5-1ドコモ光と同時に申し込む場合
ドコモ光とドコモ光の電話を同時に申し込む場合は、ドコモ光の申込みの際に一緒に光電話を申し込めば完了です。
オプションサービスのように契約できますので、難しいことはとくにありません。
このように、気軽に申し込める点もメリットだといえるでしょう。
5-2ドコモ光が契約済みの場合
ドコモ光をすでに契約していて、ドコモ光の電話を契約したい場合は、ドコモショップやドコモインフォメーションセンターで申し込みができます。
ドコモインフォメーションセンター
- 電話番号:151(ドコモの携帯電話から)
0120-800-000(一般電話など) - 営業時間:9:00〜18:00(年中無休)
ドコモショップ、あるいはインフォメーションセンターの担当者・オペレーターの案内に従って手続きを進めていけば、とくに問題はないでしょう。
場合によってはアナログ戻しが必要なことも
他社の光電話を利用していて、その電話番号がNTTから発番されたものの場合、ドコモ光の電話に申し込むには「アナログ戻し」が必要になるケースがあります。
アナログ戻しとは、今の光電話から一旦NTT固定回線に戻し、新しい光電話と契約することです。
ちなみに状況にもよりますが、2,000円〜11,000円ほどの費用がかかります。
アナログ戻しを行う際には、以下の連絡先に問い合わせてみてください。
アナログ戻しの問い合わせ先
- NTT東日本:0120-116-000
- NTT西日本:0800-2000116
6ドコモ光の電話の解約方法
ドコモ光の電話を解約する方法としては、申し込みと同じようにドコモショップ、またはインフォメーションセンターへの問い合わせが必要です。
ドコモインフォメーションセンター
- 電話番号:151(ドコモの携帯電話から)
0120-800-000(一般電話など) - 営業時間:9:00〜18:00(年中無休)
ドコモ光の電話を解約しても番号を残したい場合は、いったんNTTの固定電話に戻す作業が必要ですので、NTT東・西日本への連絡も忘れてはいけません。
問い合わせ先
- NTT東日本:0120-116-000
- NTT西日本:0800-2000116
7まとめ
今回は、ドコモ光の電話のプラン内容やメリット、注意点、契約までの流れなどを解説してきました。
ドコモ光の電話はNTTの固定電話に比べて、かなりオトクに利用することができます。
光電話の導入を考えている方は、ぜひドコモ光の電話を候補に入れてみてくださいね。
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