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最終更新日:2024年10月24日

ストエネ(旧グランデータ)と関西電力を比較!電気料金が安いのはどっち?

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ストエネ(旧グランデータ)と関西電力を比較!電気料金が安いのはどっち?

「ストエネと関西電力なら、どっちが安い?」
「関西電力以外に安くなる電力会社はある?」

安いと思ってストエネに切り替えたけれど、思ったより節約につながらないと悩んでいる方もいるでしょう。

本記事では、ストエネが高くなる理由・関西電力との料金比較・電気料金を抑えられるおすすめの新電力を紹介します。

関西圏で電気料金を安くしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • ストエネと関西電力の料金プランの違い
  • ストエネと関西電力の電気料金比較
  • 関西電力以外でおすすめの新電力

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長井 勇樹
監修者
小売電気アドバイザー
経歴
個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー
所属
株式会社ブレイブ
取得資格
デジタル庁公認デジタル推進委員
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※クラシェルジュは、商品を公平かつ中立的に紹介し、評価には影響を与えません。これは当サイトが設定したコンテンツポリシーに従ったものです。

ストエネ(旧グランデータ)と関西電力の違い

関西電力

ストエネ(旧グランデータ)と関西電力を「最低料金(基本料金)・電力量料金・燃料費調整額」の3つで比較してみました。

結果は、以下のとおりです。

ストエネと関西電力の比較

  • 最低料金はストエネが安い
  • 電力量料金は基本的に関西電力の方が安い
  • ストエネの燃料費調整額が圧倒的に高い

なお、比較するプランは以下の3つです。

比較するプラン
ストエネ「Fプラン」電気の使用量が少ない一般家庭向けプラン
ストエネ「Pプラン」電気の使用量が多い一般家庭向けプラン
関西電力「従量電灯A」一般家庭向けプラン

ひとつずつ見ていきましょう。

最低料金はストエネが安い

ストエネのFプラン・Pプランと、関西電力の従量電灯Aを比較した結果、基本料金はストエネの方が安いと分かりました。

ストエネ Fプランストエネ Pプラン関西電力 従量電灯A
最低料金(基本料金)0円
(-552.58円)
503円
(-19.58円)
522.58円

特に「ストエネFプラン」は基本料金が発生しないため、関西電力から乗り換えた場合、毎月522円がまるっとおトクになります。

電力量料金は基本的に関西電力の方が安い

電力量料金を比較した結果は、以下のとおりです。

ストエネ Fプランストエネ Pプラン関西電力 従量電灯A
電力量料金25.78円/kW25.50円/kWh15〜120kWh:20.21円
〜300kWh:25.61円
301kWh〜:28.59円

ストエネは電気の使用量にかかわらず一律の単価が設定されています。

一方、関西電力は使用量が増えるほど単価が上がる料金設定です。

300kWhまでの単価は関西電力の方が安いため、電気の使用量が極端に多い家庭でなければ、関西電力の方がお得になる可能性があります。

反対に、500kWh以上のように、月の使用量が大幅に多い場合はストエネの方が安くなるケースも考えられます。

ストエネの燃料費調整額が圧倒的に高い

燃料費調整額とは、毎月の発電コストを電気料金に反映させるための単価です。関西電力では「基本料金+従量料金+燃料費調整額」で電気料金を計算しています。

一方、ストエネは、燃料費調整額ではなく「市場価格調整額」という単価を計算に組み入れています。

「市場価格調整額」とは、簡単にいうと、電力の需要によって変動する電気の値段(電力市場の値動き)を反映させるための単価です。

それぞれの比較した結果は、以下のとおりです。

ストエネ F・Pプラン関西電力 従量電灯A
平均燃料費調整額
(平均市場価格調整額)
8.38円/kWh-10.45円/kWh
(-18.83円)

燃料費調整額(市場価格調整額)は、関西電力の方が圧倒的に安価です。

上記の単価は電気の使用量に掛け算して計算するため、この単価が安いか・高いかによって電気料金に大きな影響を与えます。

ストエネの平均単価が高額のため、市場価格調整額によって電気料金が高騰する可能性が考えられます。

ストエネ(旧グランデータ)と関西電力の実際の電気料金を比較

ストエネと関西電力の実際の電気料金を、以下の3世帯に分けてシミュレーションしていきます。

世帯別の電気料金比較

  • 1人暮らしの電気料金を比較
  • 2人暮らしの電気料金を比較
  • ファミリー世帯の電気料金を比較

ご自身の世帯に合わせて、参考にしてみてください。

1人暮らしの電気料金を比較

1人暮らしの実際の電気料金は以下のとおりです。

ストエネ Pプランストエネ Fプラン関西電力
電気料金4,817円5,286円1,181円
※燃料費調整額(市場価格調整額)は2024年9月分を参考にしています。
※電力量は120kWhで計算しています。

1人暮らしの場合、関西電力の方が、月に3,000〜4,000円安く利用できます。

電気の使用量が少ない1人暮らしで大幅な差が出た理由は、関西電力の燃料費調整額が-12.19円と安い一方、ストエネの電力市場調整額が14.36円と高かったためです。

なお、同じ理由により、9月以外の月も関西電力の方が安い結果となります。

2024年は、通年して関西電力の燃料費調整額が「マイナス単価」、ストエネの市場価格調整額が「プラス単価」となっているためです。

2人暮らしの電気料金を比較

2人暮らしの電気料金を比較した結果は、以下のとおりです。

ストエネ Pプランストエネ Fプラン関西電力
電気料金10,036円10,469円2,926円
※燃料費調整額(市場価格調整額)は2024年9月分を参考にしています。
※電力量は250kWhで計算しています。

関西電力の方が、ストエネよりも月に7,000円以上お得になる結果となりました。

関西電力は、燃料費調整額がマイナスだったため、電力の使用量が多くなる2人暮らしでも、電気料金はそれほど高くありません。

一方、ストエネは市場価格調整額がプラスで加算されてしまうため、電気の使用量に応じて電気料金が増えてしまいます。

ファミリー世帯の電気料金を比較

ファミリー世帯の実際の電気料金を比較した結果は、以下のとおりです。

ストエネ Pプランストエネ Fプラン関西電力
電気料金16,058円16,449円5,237円
※燃料費調整額(市場価格調整額)は2024年9月分を参考にしています。
※電力量は400kWhで計算しています。

ストエネは関西電力の約3倍と高額です。電気の使用量が300kWhを超えたときの電力量単価はストエネの方が安いものの、市場価格調整額がプラスのため、電気料金を押し上げています。

ストエネ(旧グランデータ)と関西電力のサービス・割引を比較

サービス比較

電力会社を変更する場合、電気料金だけでなく、サービス面も含めて比較するのが大切です。

ストエネ関西電力
オール電化プランありあり
電気ガスセット割あり
(毎月110円割引)
あり
(ガス料金から毎月3%割引)
ポイント制度なしあり
(電気料金1,000につき8ポイント)
その他の割引クレジットカード払いで初月の電気料金が最大1,000円割引なし

どちらも電気・ガスのセット割が利用可能です。ストエネでは毎月110円割引、関西電力はガス料金から3%割引となっています。

2024年1〜8月の大阪市におけるガス料金が平均6,549円だったため、平均価格から計算すると、関西電力ではおおよそ19円の割引です。

ご家庭のガス使用量にもよりますが、ガス・でんきのセット割の面ではストエネでんきの方がお得と言えます。

ただし、関西電力には独自のポイント制度が用意されている点と、そもそも電気料金がストエネと比較して大幅に安いというメリットがあります。

そのため、ストエネの電気・ガスセット割を考慮しても、関西電力の方が電気料金を安く抑えられます。

引用:政府統計の総合窓口「小売物価統計調査

ストエネ(旧グランデータ)を解約して関西電力に戻す方法

ストエネから関西電力へ切り替える方法は、以下のとおりです。

関西電力へ戻す方法

  1. 必要な情報を用意する
  2. 切り替え申し込みをする

順番に解説します。

1.必要な情報を用意する

関西電力への切り替えに必要な情報は、以下の3つです。

  • 供給地点特定番号
  • お客さま番号
  • ご契約名義

上記の情報は、ストエネのマイページから確認できます。

2.切り替え申し込みをする

申し込み方法は、契約状況によって異なります。

状況申し込み方法
電気:ストエネ
ガス:※①に該当するガス

電気だけ切り替えたい場合
Web・電話
電気:ストエネ
ガス:※①以外のガス

電気だけ切り替えたい場合
Web・電話
電気:ストエネ
ガス:※①以外のガス

電気・ガスをまとめて切り替えたい場合
電話のみ

※①:大阪ガス・関西電力のガス・びわ湖ブルーエナジー・KDDI(au)のガス・ソフトバンクのガス・楽天エナジー

現在ストエネで「ガス・電気」を契約しており、まとめて関西電力へ切変えたい場合、Webからの申し込みはできません。

電話での申し込みとなるため、以下の番号へ問い合わせましょう。

電話番号0800-777-5800
受付時間9:00~18:00

ストエネ(旧グランデータ)からの乗り換え先におすすめの新電力会社

オクトパスエナジー

ストエネからの乗り換え先として、以下の3社もおすすめです。

おすすめの切り替え先料金シミュレーションおすすめポイント
大阪ガスの電気1人暮らし:2,543円
ファミリー世帯:11,114円
・大手ガス会社で安心
・電気ガスセットがお得
auでんき1人暮らし:2,602円
ファミリー世帯:10,030円
・Pontaポイントが貯まる
・スマホとのセット割がある
オクトパスエナジー1人暮らし:2,585円
ファミリー世帯:10,612円
・環境に配慮した電気が使える
・割引制度が充実

上記の3社であれば、関西電力より安く済ませられる可能性があります。

大阪ガスでは電気のサービスも行っており、セットで契約すると。割引やポイント制度が利用できます。大手で経営歴も長いため、サービス面における安心感を求めている方におすすめです。

auでんきを利用すると、電気料金に応じてPontaポイントがもらえるほか、UQモバイルとのセット割が利用可能です。電気料金を抑えつつスマホ料金を安くしたい方に向いています。関西エリアであれば、電気・ガスのセット契約も可能です。

オクトパスエナジーは、近年契約数を伸ばしている新電力会社です。環境に配慮した電気を安く利用できる点で人気を集めています。

また、契約時に割引制度を用意しているケースが多く、タイミングによってさまざまな割引が適用されます。

なお、本サイトから申し込みをした場合は、15,000円の割引が適用可能です。

カンタン電気料金比較シミュレーション

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  • 家現在の住所で乗り換え
  • トラック引っ越し先で新規契約

まとめ

ストエネは料金プランこそ一般的であるものの、市場価格調整額が他社より高いため、電気料金は割高になる傾向です。

関西圏にお住まいであれば、関西電力か、もしくは大阪ガスの電気・auでんき・オクトパスエナジーなどの新電力への切り替えがおすすめです。

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