「リミックスでんきと東京ガスの電気はどっちが安い?」
「サービスに違いはある?」
リミックスでんきに変更すると電気代を節約できる可能性がありますが、料金プランの仕組み上、安く利用できる人・でんきない人が存在します。
一方、東京ガスの電気では、大幅な節約は期待できませんが、東京電力よりは電気代を抑えられる可能性があります。
本記事では、リミックスでんきと東京ガスの電気の料金プラン・実際の電気代・サービス面を比較。
電気代を安くしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- リミックスでんきと東京ガスの電気のプランの違い
- リミックスでんきと東京ガスの電気の実際の電気料金
- リミックスできとと東京ガスの電気のサービス比較
- リミックスでんきと東京ガスの電気のメリット・デメリット
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この記事の目次
リミックスでんきと東京ガスの電気プランを比較
リミックスでんきとは、株式会社リミックスポイントが提供している電気サービスです。
東京エリアを含めさまざまな地域で利用できます。
一方、東京ガスの電気は、老舗ガス会社である東京ガスが提供する電気サービスです。
両社の電気プランには、以下の違いが見られます。
リミックスでんきと東京ガスの電気の違い
- リミックスでんきは市場連動型
- 東京ガスの電気は従量電灯型
それぞれの違いを見ていきましょう。
リミックスでんきは市場連動型
リミックスでんきは「市場連動型」という形態を採用しています。
市場連動型とは、電力の卸売市場価格に基づいて電気料金が変動するプランです。
わかりやすく言い換えると、電気の需要が高い時間は単価が上がり、需要の低い時間は安くなるプランです。
リミックスでんきでは市場連動型の電気料金プランを「Styleプラス」という名称で提供しています。
特徴は以下のとおりです。
リミックスでんき「Styleプラス」の特徴
- 基本料金は0円
- 従量料金は30分ごとに変動
- 燃料費調整額は0円
それぞれ見ていきましょう。
基本料金は0円
リミックスでんきの「Styleプラス」では、基本料金が発生しません。
一般的な電力会社のプランだと、契約アンペアに応じて300円〜2,000円ほどの固定費が発生します。
しかし、リミックスでんきの場合は完全に0円のため、純粋に電気を利用した分のみ請求されます。
また、解約手数料や工事費用が0円なのも特徴です。
従量料金は30分ごとに変動
リミックスでんきの従量料金は、電気の需給バランスによって30分おきに変動します。
従量料金とは、電気の使用量(kWh)ごとに発生する電気料金単価です。
上記の表は東京電力エリアにおける、とある1日の従量料金の例です。
正午付近は1kWhあたり10円を下回っており、一般的な電力会社より圧倒的に安く利用できます。
一方、多くの人が電気を利用する夕方以降は、徐々に高くなるのがわかります。
リミックスでんきは、時間によって安く電気を利用できるのが特徴です。
燃料費調整額は0円
リミックスでんきでは、燃料費調整額が発生しません。
燃料費調整額とは、電気を発電するための燃料費用やコストなどを電気料金に反映させるための単価です。
かかったコストによって毎月変動し、マイナスの月もあれば、プラスの月もあります。
リミックスでんきの場合は燃料費調整額が0円のため、電気の発電にかかるコストによって電気料金が変動する心配がありません。
その代わりではありませんが、固定従量料金単価が発生します。
固定従量料金単価は、各地域に電気を置くための費用です。東京電力エリアの場合、1kWhあたり17.61円が発生します。
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東京ガスの電気は従量電灯型
東京ガスでは、一般的な電気料金プランと同じ「従量電灯型」で電気を提供しています。
従量電灯型とは「基本料金+従量料金+燃料費調整額」の3つの単価から電気料金が計算されるタイプです。
東京ガスが提供している「基本プラン」の特徴は、以下のとおりです。
東京ガスのでんきの「基本プラン」の特徴
- 基本料金はアンペア数により異なる
- 従量料金は3段階制
- 燃料費調整額は月により異なる
ひとつずつ見ていきましょう。
基本料金はアンペア数により異なる
基本料金は契約するアンペア数によって6段階に分けられています。
契約アンペア | 基本料金 |
---|---|
10A | 295.24円 |
15A | 442.86円 |
20A | 590.48円 |
30A | 885.72円 |
40A | 1,180.96円 |
50A | 1,476.20円 |
60A | 1,771.44円 |
大手電力会社と大差なく、東京電力よりも若干安い価格で設定されています。
リミックスでんきでは発生しないため、基本料金だけ見ると東京ガスのでんきのほうが割高と言えます。
従量料金は3段階制
従量料金は、月に使用する電気の量によって3段階に分けられています。
月の電力使用量 | 従量料金 |
---|---|
120kWhまで | 29.90円 |
300kWhまで | 35.41円 |
301kWh以上 | 37.48円 |
最低価格が1kWhあたり29.90円のため、12月分リミックスでんきよりも10円ほど高い印象です。
ただし、リミックスでんきは需要によって単価が変動するため、タイミングによっては上記の表よりも高くなる可能性があります。
燃料費調整額は月により異なる
東京ガスの電気の燃料費調整額は、毎月の燃料費や発電のための諸経費によって異なります。
2024年の燃料費調整額は以下のとおりです。
月 | 燃料費調整額 |
---|---|
1月 | -9.65円 |
2月 | -9.56円 |
3月 | -9.28円 |
4月 | -9.21円 |
5月 | -9.14円 |
6月 | -7.60円 |
7月 | -6.09円 |
8月 | -6.31円 |
9月 | -10.37円 |
10月 | -10.19円 |
11月 | -8.67円 |
12月 | -6.33円 |
2024年は、全体的に単価がマイナスとなっていますが、月によってはプラスのときもあります。
実際、2023年1月〜6月はプラスの単価でした。
燃料費用によって料金が変動する点が、東京ガスの電気の特徴です。
リミックスでんきと東京ガスの電気の実際の電気代を比較
リミックスでんきと東京ガスの電気を実際に利用した際の料金を、以下の状況に分けて計算してみました。
料金シミュレーションの条件
- 1人暮らしの場合
- 2人暮らしの場合
- 3~4人暮らしの場合
- 5人以上の場合
結論、月ごとのバラつきはあるものの、年間を通してみるとどの世帯でもリミックスでんきの方が安いことがわかりました。
東京ガスの電気の方が安い月もありますが、リミックスでんきが安い月は数千円も安くなるため、トータルでみるとリミックスでんきの方がお得になります。
1人暮らしの場合
1人暮らしのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
1人暮らしの電気代シミュレーション | ||
---|---|---|
月 | リミックスでんき | 東京ガスの電気 |
2023年5月 | 3,952円 (-2,216円) | 6,168円 |
2023年6月 | 3,653円 (-1,910円) | 5,564円 |
2023年7月 | 3,986円 (-1,725円) | 5,712円 |
2023年8月 | 6,869円 (-1,897円) | 8,767円 |
2023年9月 | 7,005円 (-1,623円) | 8,628円 |
2023年10月 | 6,064円 | 5,068円 (-996円) |
2023年11月 | 5,676円 | 4,764円 (-912円) |
2023年12月 | 7,124円 | 5,681円 (-1,443円) |
2024年1月 | 8,808円 | 8,081円 (-727円) |
2024年2月 | 11,212円 | 10,228円 (-984円) |
2024年3月 | 8,978円 | 8,665円 (-313円) |
2024年4月 | 7,223円 | 6,670円 (-553円) |
合計 | 80,550円 (-3,446円) | 83,996円 |
月によってどちらが安いかは異なりますが、1年を通してリミックスでんきのほうが3,400円ほど安く利用できます。
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2人暮らしの場合
2人暮らしのシミュレーション結果は以下のとおりです。
2人暮らしの電気代シミュレーション | ||
---|---|---|
月 | リミックスでんき | 東京ガスの電気 |
2023年5月 | 6,295円 (-4,006円) | 10,301円 |
2023年6月 | 6,752円 (-3,320円) | 10,072円 |
2023年7月 | 8,193円 (-3,663円) | 11,856円 |
2023年8月 | 15,023円 (-4,832円) | 19,855円 |
2023年9月 | 16,502円 (-4,328円) | 20,830円 |
2023年10月 | 16,245円 | 13,826円 (-2,419円) |
2023年11月 | 9,075円 | 7,965円 (-1,110円) |
2023年12月 | 9,592円 | 7,624円 (-1,968円) |
2024年1月 | 9,038円 | 8,119円 (-919円) |
2024年2月 | 9,663円 | 9,308円 (-355円) |
2024年3月 | 8,391円 (-81円) | 8,472円 |
2024年4月 | 7,705円 | 7,463円 (-242円) |
合計 | 122,474円 (-13,216円) | 135,690円 |
秋冬のシーズンは東京ガスの電気のほうが安いですが、1年を通してみるとリミックスでんきのほうが13,000円以上も安いことがわかります。
3~4人暮らしの場合
3〜4人暮らしのシミュレーション結果は、以下のとおりです。
3〜4人暮らしの電気代シミュレーション | ||
---|---|---|
月 | リミックスでんき | 東京ガスの電気 |
2023年5月 | 11,297円 (-7,631円) | 18,928円 |
2023年6月 | 11,879円 (-6,435円) | 18,314円 |
2023年7月 | 13,123円 (-6,544円) | 19,667円 |
2023年8月 | 19,751円 (-6,540円) | 26,291円 |
2023年9月 | 21,219円 (-5,678円) | 26,897円 |
2023年10月 | 22,232円 | 19,065円 (-3,167円) |
2023年11月 | 14,966円 | 13,527円 (-1,439円) |
2023年12月 | 17,359円 | 14,016円 (-3,343円) |
2024年1月 | 15,493円 | 14,248円 (-1,245円) |
2024年2月 | 14,931円 | 14,908円 (-23円) |
2024年3月 | 15,526円 (-601円) | 16,127円 |
2024年4月 | 15,622円 | 15,234円 (-388円) |
合計 | 193,398円 (-23,822円) | 217,220円 |
5〜8月はリミックスでんきのほうが安いですが、以降は東京ガスの電気のほうが安く利用できています。
年間で見ると、総合してリミックスでんきのほうが23,000円以上も安く利用可能です。
5人以上の場合
5人以上のシミュレーション結果は以下のとおりです。
5人暮らしの電気代シミュレーション | ||
---|---|---|
月 | リミックスでんき | 東京ガスの電気 |
2023年5月 | 15,218円 (-9,879円) | 25,097円 |
2023年6月 | 17,849円 (-9,091円) | 26,940円 |
2023年7月 | 19,401円 (-9,297円) | 28,698円 |
2023年8月 | 24,620円 (-8,035円) | 32,655円 |
2023年9月 | 30,748円 (-8,093円) | 38,841円 |
2023年10月 | 32,427円 | 27,976円 (-4,451円) |
2023年11月 | 22,524円 | 20,236円 (-2,288円) |
2023年12月 | 23,281円 | 18,899円 (-4,382円) |
2024年1月 | 21,884円 | 19,998円 (-1,886円) |
2024年2月 | 21,616円 | 21,513円 (-103円) |
2024年3月 | 20,471円 (-886円) | 21,357円 |
2024年4月 | 21,688円 | 21,070円 (-618円) |
合計 | 271,727円 (-31,554円) | 303,281円 |
5人以上の場合は、リミックスでんきのほうが30,000円以上も安く利用できます。
このように、電気使用量が多いほどリミックスでんきの方がお得なことがわかります。
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リミックスでんきと東京ガスの電気のサービス面を比較
電気料金以外のサービス面を比較しました。サービス面も含めて電力会社を決めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
比較内容 | リミックスでんき | 東京ガスの電気 |
---|---|---|
契約期間 | 1年間 | なし |
解約金 | なし | なし |
ガスとのセット割 | なし | あり |
支払い方法 | ・口座振替 ・銀行振込 ・クレジットカード | ・口座振替 ・電子請求 ・クレジットカード |
ポイント制度 | なし | パッチョポイント |
セット割は、リミックスでんきではガスの提供がないため利用できませんが、東京ガスの場合はガスと電気のセット割が存在します。
ポイント制度は、東京ガスの電気では毎月50パッチョポイント(独自ポイント)が確実に貯まります。
しかし、リミックスでんきにポイント制度はありません。
リミックスでんきと東京ガスの電気のメリット・デメリット
リミックスでんきと東京ガスのメリット・デメリットをまとめました。
どちらが自分に合う電力会社か判断する材料として活用してみてください。
リミックスでんきのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・使い方によっては電気代を節約できる ・使った分の電気代しか発生しない | ・時間帯によっては電気代が高くなる ・実績が少ない |
リミックスでんきは、でんきアラートというサービスにより、翌日の電気料金が安い時間帯がチェックできます。
そのため、電気を使う時間を調整できる方であれば、電気代を節約できるのがメリットです。
ただし、時間帯によっては電気代が高くなるため、電気を使う時間に自由がない方は、かえって高くなる可能性があります。
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東京ガスの電気のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・契約数No.1の安心感がある ・電気とガスをセットで契約できる | ・大幅な節約は期待できない |
東京ガスの電気は、電気の供給実績でNo.1を獲得した実績があります。
提供元が老舗大手のガス会社である安心感は、東京ガスでしか得られません。
また、電気とガスをセットで契約できるため、まとめて安くしたい方にもおすすめです。
ただし、リミックスでんきのような大幅な節約は期待できません。
東京電力よりは安くなりますが、電気料金の安さを重視する方は、リミックスでんきを選択したほうがよいでしょう。
まとめ
東京電力エリアで電気代を大幅に安くしたい方にはリミックスでんきがおすすめです。
ただし、30分おきに単価が変わる市場連動型のため、電気を使う時間を調整できる方に限られます。
一方「大幅な節約にならなくていいので東京電力より安くしたい」という方には、東京ガスの電気がおすすめです。
老舗の安心感があり、ガスとのセット割もあるため、もともと東京ガスを利用している方であれば、お得に利用できます。
それぞれの電力会社に向き不向きがあるため、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがよいでしょう。
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「お住まいの地域」「世帯人数」の2つを選ぶだけで、お得な電気料金を診断できます。
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