東北電力フロンティアと東北電力の違いを比較！乗り換えのデメリットも解説

「東北電力フロンティアって結局なに？」
「東北電力とは違う会社なの？」
「プランが似ているけど、結局安いのはどっち？」

東北電力フロンティアとは、東北電力の子会社です。東北電力と同じように電力の供給を行っています。

基本的な料金プランは東北電力と同じですが、東北電力フロンティアはその料金から割引が適用されて安くなります。

本記事では、料金面だけでなくサービス面など多方面から東北電力フロンティアと東北電力の違いを解説します。

東北電力からの切り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

監修者

小売電気アドバイザー

長井 勇樹

経歴

個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー」

所属

株式会社ブレイブ

取得資格

・デジタル庁公認デジタル推進委員

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東北電力フロンティアと東北電力はなにが違う？

東北電力フロンティアとは、東北電力の子会社です。

東北電力が100%出資して2021年に設立しました。

概要は以下のとおりです。

東北電力フロンティアは、親会社（東北電力）にはない電力メニューやサービスを提供しています。

また、東北電力より最大3%安くなるプランもあるため、電気料金を節約したい人にもおすすめです。

東北電力フロンティアがおすすめな人、東北電力がおすすめな人

東北電力フロンティアと東北電力がおすすめな人の特徴は以下のとおりです。

東北電力フロンティアには、支払い料金に応じて割引が適用されるプランが存在します。

割引率は使用量が増えるほど高くなるため、電気をたくさん使う人ほどお得に利用できます。

東北電力フロンティアにはオール電化プランがないため、住宅がオール電化の方には東北電力がおすすめです。

また、東北電力は支払い方法も豊富で、クレジットカード以外にもバーコード決済や振り込み用紙払いが選択できます。

プランも豊富にあるため、電気の使用が土日に集中している・夜間の使用が多いなど、ライフスタイルに合わせてプランを利用したい人にも向いています。

東北電力フロンティアと東北電力の電気プランの違い

東北電力フロンティアと東北電力の電気プランには以下の違いがあります。

ひとつずつ見ていきましょう。

基本のプラン料金は同じ、フロンティアには割引がある

東北電力で提供されている一般家庭向けのプランは「従量電灯B」です。

東北電力フロンティアでは「スマートでんき」というプラン名で提供されています。

基本的な料金設定は以下表のとおりで、いずれも変わりありません。

基本的な料金設定は同じですが、東北電力フロンティアの「スマートでんき」は、割引が適用されます。

「スマートでんき割」という割引で、月の支払い料金に応じて1〜3%割引となる制度です。

割引率は以下のとおりです。

支払い金額が少なくても、確実に1%は割引が適用されます。

そのため、実際の支払い金額は東北電力フロンティアの方が安価です。

ライフスタイルに合わせて選べるプランが違う

東北電力と東北電力フロンティアでは、「従量電灯B」「スマートでんき」以外にも、さまざまなプランが存在します。

東北電力が提供しているプランは以下のとおりです。

電気の使用量・電気を使う時間帯・住宅の設備など、さまざまなニーズに合わせて、複数のプランから選択できます。

一方、東北電力フロンティアのプランは以下のとおりです。

東北電力フロンティアのプランは、地域に根ざしたエコロジーなプランが豊富な点です。

「あおぞらチャージサービス with シンプルｅでんき」プランを選択した場合は、初期費用0円でソーラーパネルが設置できる特典もあります。

（※）東北電力が提供するソーラー発電

東北電力フロンティアにはオール電化プランがない

東北電力と東北電力フロンティアの大きな違いとして、オール電化用プランの有無があります。

東北フロンティアには、オール電化プランがありません。

そのため、オール電化住宅にお住まいで東北電力を利用している場合は、フロンティアに切り替えた際に電気料金が高くなる可能性があります。

切り替える場合は、電気の使用量や電気料金を十分に検討してか決めるのがおすすめです。

東北電力フロンティアと東北電力のサービス面の違い

東北電力と東北電力フロンティアの違いはプランだけではありません。

同じ部分、異なる部分、条件によって変わる部分があります。

本章では、以下の項目に分けて東北電力と東北電力フロンティアの違いを解説します。

ひとつずつ見ていきましょう。

ポイントは東北電力の方が貯まりやすい？

毎月の支払い料金が15,000円以下なら東北電力の方がポイントが多く貯まります。

東北電力では、支払い料金に関係なく毎月必ず75ポイントゲットできるためです。

ただし、毎月75ポイントをゲットするためには以下の条件をクリアする必要があります。

一方、東北フロンティアでは無条件で200円につき1ポイントが毎月付与されます。

そのため、毎月の支払い料金が15,000円を超える、クレジット払いが難し、紙の検針票が欲しいなどの方は、東北電力フロンティアの方がポイントや利便性の関係でおすすめです。

ポイント交換先は東北電力の方が多い

入手したポイントの交換先は、東北電力の方が多く選択できます。

一方、東北フロンティアは、以下のように選択範囲が東北電力より多くありません。

ポイントの利用方法に選択肢を持ちたい方は、東北電力がおすすめです。

支払い方法は東北電力の方が種類が多い

支払い方法は、東北電力の方が多くの選択肢から選べます。

それぞれで選択できる支払い方法は以下のとおりです。

バーコード決済や振り込み用紙での支払いを希望するかたには、都北電力がおすすめです。

クレジットカード決済でも問題なく、電気料金を抑えたい方は、東北電力フロンティアを検討してみるとよいでしょう。

初期費用、解約金はどちらも0円

東北電力・東北電力フロンティアは、どちらも初期費用・解約金が発生しません。

そのため、いずれに切り替えたとしても金銭的な負担がないのがメリットです。

ただし、解約金が発生するプランも一部存在するため、契約する前には必ずチェックしましょう。

キャンペーンは東北電力フロンティアがお得

東北電力フロンティアでは、新規契約をした方にフロンティアeポイントプレゼントを実施しています。

東北電力からの切り替えの場合、東北電力で貯めてきたよりそうeポイントを移行すると合計1,500ポイントがもらえます。

ぜひこの機会に東北電力フロンティアへ乗り換えてはいかがでしょうか。

東北電力フロンティアと東北電力の電気料金比較

実際に東北電力フロンティアと、東北電力を利用した場合の料金をシミュレーションしてみました。

結果は以下のとおりです。

スマートでんき割があるため、東北電力フロンティアのほうが電気料金を抑えられる結果となりました。

東北電力から東北電力フロンティアに切り替えるメリット・デメリット

東北電力から東北電力フロンティアに切り替える際のメリット・デメリットを解説します。

契約する前に必ず確認しましょう。

メリット

東北電力から東北電力フロンティアへ切り替えた場合のメリットは以下の3点です。

東北電力フロンティアのスマートでんきプランは割引が適用されます。

東北電力の従量電灯Bとプランは同じですが、使うほど割引率が高くなるため、安く利用できます。

秋田限定・岩手限定などのエコロジーなプランが多く、環境に貢献できるのもメリットです。

また、ポイントをゲットできる機会が多く用意されています。

東北電力からの切り替えに際してポイントが引き継ぎできるほか、新規契約で1,000ポイントがゲット可能です。

デメリット

東北電力から東北電力フロンティアへ切り替えた際のデメリットは以下のとおりです。

東北電力フロンティアにはオール電化プランがないため、オール電化だと電気料金が高騰してしまいます。

また、燃料費調整額の上限がないため、さまざまな世界情勢によって発電に必要なコストがアップした場合は電気料金が高くなる可能性があります。

東北電力から東北電力フロンティアに切り替える方法

東北電力から東北電力フロンティアに切り替える手順を紹介します。

切り替えの流れは以下のとおりです。

申し込みフォームにある「お客様番号」や「供給地点特定番号」は任意入力のため、申し込み時にわからなくても大丈夫です。

申し込み後、希望した時間に担当者からの申し込み確認のお電話を持って完了です。

その後は何もしなくても自動で電気が切り替わります。

まとめ

東北電力フロンティアとは、東北電力の子会社です。

一般家庭向けの「スマートでんき」は電気料金から1〜3%割引になるため、東北電力の従量電灯Bよりも電気料金が抑えられます。

ポイントをゲットできる機会も多いため、電気料金を抑えつつポイントをゲットしてお得に電気料金を節約したい人におすすめの電力会社です。