エアコンなしで部屋を涼しくする方法4選!節約になる体感温度を下げる方法も
日本の夏は湿度が高いこともあり、まとわりつくような暑さが続きます。
年々高くなるエアコンの電気代に悩む方やエアコンの空気の冷たさが苦手だという方は、自力でどうにか部屋を涼しくしたいという方もいるのではないでしょうか。
まずは部屋の中に溜まる熱気や湿気を外に排出しましょう。
以下では、エアコンなしでも部屋を涼しくする方法を解説します。
実際に試す場合には、いくつかの方法を併用することが効果的です。
この記事はこんな方におすすめです
- 部屋が暑くて困っている方
- 部屋が暑いのにエアコンが壊れて使えない方
- エアコンの電気代を抑えるために、できるだけ自力で部屋を涼しくしたい方
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この記事の目次
部屋を早く冷やす方法4選
日本の夏はどんどん暑くなっており、夏はエアコンを利用しないと熱中症を起こすなど健康問題にもつながる事態となっています。
以下は、気象庁で公開されている月別の平均気温を最新の2023年と10年ごとの記録をまとめた表です。
7月 | 8月 | 9月 | |
---|---|---|---|
1950年 | 26.5℃ | 26.5℃ | 23.8℃ |
1960年 | 25.8℃ | 26.4℃ | 23.6℃ |
1970年 | 25.4℃ | 27.4℃ | 24.0℃ |
1980年 | 23.8℃ | 23.4℃ | 23.0℃ |
1990年 | 25.7℃ | 28.6℃ | 24.8℃ |
2000年 | 27.7℃ | 28.3℃ | 25.6℃ |
2010年 | 28.0℃ | 29.6℃ | 25.1℃ |
2020年 | 24.3℃ | 29.1℃ | 24.2℃ |
2023年 | 28.7℃ | 29.2℃ | 26.7℃ |
表から昔に比べて暑くなっていることがわかったところで、どうしたら部屋を早く冷やして快適な空間にできるのか、方法をいくつか解説します。
1つの方法ではなく複数の方法を同時にすることで、より早く部屋を涼しくできるでしょう。
窓を開けて風を取り込む
窓を開けることで室内に風が通り抜け、部屋の中に篭った湿気や熱が外に排出され、部屋を涼しくできます。
窓を開ける際のポイントは、対角線上にある窓2か所を開けることです。そうすることで風の通りがよくなり、効率よく湿気と熱を外に逃せます。
窓が部屋に1か所しかないという場合は、玄関のドアを開けましょう。
玄関のドアを開けるときは防犯のためにドアチェーンをしたまま、ドアストッパーを挟んで少し開けるだけでも効果があります。
扇風機とサーキュレーターを利用する
窓を開ける際には、併せて扇風機やサーキュレーターを利用して部屋の空気を循環し熱を外に逃がしやすくなります。
扇風機やサーキュレーターの利用時には、外に向けて動かすことで部屋の空気を巻き込んで外に暑い空気を排出して部屋を涼しくできます。
また2階やロフトは暑くなりやすいので、扇風機やサーキュレーターで溜まった熱気を動かすのもおすすめです。
ベランダに打ち水をする
水が蒸発するときに熱を奪う効果を利用して、ベランダに打ち水をするのも部屋を涼しくする方法の1つです。
一人暮らしであればベランダへの打ち水がおすすめですが、一軒家に住んでいる方は家の屋根や外壁、庭など広範囲で暑くなった場所に打ち水をするとよいでしょう。
打ち水で冷えたところを通る風が冷たくなるため、早く部屋を涼しくできます。気温の下がってくる夕方にするのが効果的です。
クーラーの使い方を工夫する
クーラーの使用方法を工夫することで部屋を早く涼しくすることも可能です。
例えば、部屋の風量を強くしたり、風の向きを上向きにして部屋の上部に溜まった熱気を循環させムラなく涼しくしたりなどがあります。
温度を下げても涼しくなるまでの時間にはそう変わりないため、風量や向きに注目して温度は28℃設定で試してみてください。
エアコンの節約術や除湿と冷房の違いについて詳しく知りたい方はぜひ、『エアコンの除湿の電気代は冷房より安い?高い?違いと使い分け方』もあわせてチェックしてみてください。
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続きを読む体感温度を下げて涼しくなる方法5選
部屋の温度を下げることは部屋を涼しくするのに重要なことです。
しかし、暑さを急速に和らげたい場合や節約であまりエアコンを利用したくない、エアコンが苦手といった方は、体感温度を下げるのもおすすめです。
以下では、いくつか体感温度を下げる方法を解説します。
冷却シートや保冷剤を使用する
手軽に行える方法の1つが、冷却シートや保冷剤を体にあてて冷やす方法です。
脇の下や太ももの付け根、首などにタオルで包んだ冷却シートや保冷剤を当てることで体全体へ冷却効果をもたらし涼しく感じられます。寝るときに暑い場合は、頭におくのもよいでしょう。
ただし、冷却シートや保冷剤を直接体に当てたり、長時間当てたりすると凍傷のおそれがあるため注意が必要です。
冷却シートや保冷剤がない場合は、水を入れたペットボトルを凍らせて利用するのもよいでしょう。
手や足を冷水で冷やす
より自然な形で体を冷やしたいという方には、手や足を冷水で冷やすというのもよいでしょう。
手のひらや足の裏には動静脈吻合という、暑くなると開いて体温を下げる働きを持つ血管があります。
この血管が冷やされることで全身の冷却に役立つのです。
水で濡らしたタオルで冷やしても同じ効果が得られます。
タオルだと一緒に汗を拭き取ることでベタつきが取れてスッキリするため、同時に試すのもよいでしょう。
除湿機を使う
温度が同じでも湿気が多いと、蒸し暑さから不快指数が増してより暑く感じます。
また汗は蒸発するときに体温を下げますが、湿度が高いと汗が蒸発しにくく体温が下がりづらくなります。
部屋の湿気が多いと感じる場合は、除湿機を利用して湿度を下げましょう。
除湿機がなければ、エアコンの除湿を利用するのもおすすめです。
ペパーミントの香りを部屋に取り入れる
ペパーミントの清涼感のある香りは、神経に作用し冷たさを感じさせ、体感温度を4℃下げる効果があると言われています。
ペパーミントのエッセンシャルオイルをアロマディフューザーで香りを拡散させたり、ルームスプレーを使ったりするのがおすすめです。
ペパーミントの香りが苦手という方には、グレープフルーツやレモン、ライムといったシトラス系の香りやユーカリなどもよいでしょう。
暑さ軽減とともに、ぜひ夏らしい爽快感のある香りも楽しんでください。
涼感タイプのアイテムを取り入れる
近年では冷却効果のある素材で作られた寝具が多く販売されています。
寝苦しい夜を過ごしている方は、ひんやりと感じる涼感タイプのベッドパッドや枕カバー、ブランケット、シーツなどを利用しましょう。涼感タイプのアイテムは汗をかいてもベタつきにくく、寝ている間も快適に過ごせます。
部屋が暑くなるのを防ぐ方法
部屋が暑くなるのにはいくつか原因があります。
部屋が暑くなる原因
- 直射日光で室内が暑くなる
- 建物外部に当たる日差しで建物自体が熱くなる
- ベランダや道路からの照り返しが部屋に入ってくる
部屋を早く涼しくするにはそもそも部屋が暑くなるのを避けることも大切です。
以下では、室内が暑くなるのを避ける方法を2つ紹介します。
出かける時にカーテンを閉める
出かける間に部屋に熱が溜まると帰宅した際にエアコンを利用しても冷えるのに時間がかかります
。夏に出かけるときは夜ではなくても、日光や熱を遮断できる遮光・遮熱カーテンを閉めて部屋に日差しが直接入るのを防ぎましょう。
遮光・遮熱カーテンであれば、夏の強い日差しが部屋に差し込んでも外気温の影響を受けにくいです。
遮光カーテンには等級があり、3級から1級にかけて遮光率が高くなり、1級ではほとんど光を通しません。
部屋が暑くなったり朝に日光が入ってくるのが嫌だったりする方は、等級の高いカーテンを利用しましょう。
サンシェードやすだれを設置する
部屋に光を取り込みながらも暑さを軽減したいという方には、サンシェードやすだれ、グリーンなどを活用して日差しを遮るのがおすすめです。
大きな日陰ができることでベランダの表面温度の上昇も抑えられ、ベランダの表面温度が下がると輻射熱による室内の温度上昇も抑えられるでしょう。
グリーンカーテンを設置すると目に優しい上に植物の光合成で水分が放出され流ことで、その水分で空気を冷やす効果が期待できます。
まとめ
日本の夏はどんどん気温が上昇しており、エアコンは欠かせないアイテムとなっています。
部屋を早く冷やしたいなら、窓を開け扇風機やサーキュレーターを利用して部屋の空気を排出したり、ベランダに打ち水をして涼しい空気を部屋の中に取り入れたりしましょう。
部屋を涼しくしたいなら、涼しくする以前に部屋が暑くなるのを防ぐことも大切です。
カーテンをしたりサンシェードを取り付けるだけでも部屋の温度上昇を抑えられるため、部屋が暑くなることに困っている方は、ぜひ試してみてください。
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