「auでんきとPontaでんき、どちらもPontaポイントが貯まるようだけど、違いはあるだろうか?」
「違いがある場合、どちらを選んだ方がお得になるだろう?」
このような疑問を持つ方に向けて本記事を書きました。
本記事では、auでんきとPontaでんきの違いと共通していることについて解説します。
お住いの地域、現状の電気代、スマホ、クレジットカードの利用状況、Pontaポイントをどのように貯めたいかによって、おすすめは異なります。
auでんきとPontaでんきの特徴を理解し、自分に最適な電力会社を選べるようになるために、本記事を確認してみましょう。
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この記事の目次
結論|Pontaでんきとauでんき、それぞれがおすすめな人
結論からお伝えすると、auでんきとPontaでんき、それぞれがおすすめな人は次のとおりです。
auでんきがおすすめな人
- UQmobileを利用している
- 毎月の電気代が15,000円を超えている
- auPAYカードを持っている
Pontaでんきがおすすめな人
- 電気代に関わらず毎月一定のPontaポイントをもらいたい
- 毎月の電気代が15,000円未満
- MIカードを利用している
以下に、auでんきとPontaでんきの違いと共通することについて解説しますので、理解を深めていきましょう。
Pontaでんきとauでんきの違い
auでんきとPontaでんきの違いは、次の4点です。
- ポイントの貯まり方が違う
- ポイントアップの仕方が違う
- セット割が違う
- 供給エリアが違う
それぞれ見ていきましょう。
ポイントの貯まり方が違う
auでんきとPontaでんきではポイントの貯まり方が違います。
それぞれの貯まり方と適用条件、申請方法について確認します。
auでんきは電気使用量に応じて0.5~1%貯まる
auでんきは、電気料金に応じて0.5%〜1%のPontaポイントが貯まります。
月額電気料金 | ポイント |
---|---|
8,000円未満 | 0.5% |
8,000円以上 | 1% |
表の通り、8,000円を境にポイント還元率が変わります。
毎月電気料金が16,000円であれば、ポイントは1%還元されて160ポイント貯まります。
一方で、毎月の電気料金が6,000円の場合は、ポイントは0.5%還元されて30ポイントになります。
なお、auでんきでPontaポイントをもらうための申請方法と適用条件は、以下の内容になります。
auでんきでPontaポイントをもらうための申請方法と適用条件
- au/UQmobile利用者は、Pontaポイントを付与する対象になるauIDを指定するための申込みが必要
- au/UQmobileを利用していない場合、申込不要で自動的にPontaポイント付与対象になる
- 法人契約は、Pontaポイント付与の対象外
- Pontaポイントの計算対象は、基本料金(または最低料金)および電力量料金の合計額(税抜)
au/UQmobileを利用している場合は、Pontaポイントをもらうために申込みが必要です。
また、Pontaポイントの計算対象は基本料金と電力量料金の税抜きの合計額であり、燃料費調整額や再エネ賦課金、電源調達等調整額は対象外です。
請求される電気代そのままの0.5%あるいは1%分が、Pontaポイントになるわけではないことに注意しましょう。
Pontaでんきは電気使用量に関わらず150P貯まる
Pontaでんきは電気使用量に関わらず150ポイント貯まります。
auでんきでは、電気料金が6,000円のときは30ポイント、16,000円の時は160ポイントとご紹介しましたが、Pontaでんきは電気料金がいくらでも150ポイント貯まります。
電気代が安い場合はPontaでんきの方がポイントが貯まり、電気代が15,000円以上するならauでんきの方がポイントは貯まります。
そのため、Pontaでんきはファミリー世帯よりも、一人暮らしの方におすすめな電力会社です。
なお、PontaでんきでPontaポイントをもらうための申請方法と適用条件は、以下の内容になります。
PontaでんきでPontaポイントをもらうための申請方法と適用条件
- PontaでんきのauIDとPonta会員IDを連携している
- au/UQmobile/povo1.0のauIDをPontaでんきご利用時のIDとしている
- 「でんきサービス」ご契約内容のお知らせに記載のauIDが「2」から始まる場合、auIDをメールアドレスに変更している
少し複雑に感じるかもしれませんが、PontaでんきでPontaポイントをもらう場合は、ID関係で手続きをする必要が必ずあると覚えておきましょう。
以上、auでんきとPontaでんきそれぞれのPontaポイントの貯まり方や申込み方法と適用条件について確認しました。
まとめると、Pontaでんきは電気料金に関わらず150ポイント、auでんきは8,000円未満で電気料金の0.5%、8,000円以上で1%のポイントがもらえます。
そのため、電気料金が少額であればPontaでんきがおすすめ、電気料金が15,000円を超える場合はauでんきがおすすめです。
ポイントアップの仕方が違う
auでんきとPontaでんきは、それぞれで条件を満たすと、通常のポイントからさらにポイントがもらえます。
ここでは、それぞれのポイントアップの仕方について説明します。
auでんきはauPAYカードでの支払いでポイント還元額アップ
auが提供するクレジットカード「auPAYカード」で毎月の電気料金を支払うと、100円(税込)ごとに通常のポイントに加えてPontaポイントが貯まります。
ポイント還元率を整理すると、以下の表のようになります。
カードの種類 | ポイント還元率 |
---|---|
auPAYカード | 1% |
auPAYカードゴールド | 3% |
ゴールドは3%と脅威のポイント還元率ですね。
なお、通常のポイント付与時の計算対象に、燃料費調整額、電源調達等調整額、再エネ賦課金は含まれていませんでした。
auPAYカードで支払ってもらえるポイントの計算対象には、これら3項目の料金も含まれています。
また、ポイント付与されるためには以下3ステップの申込手続きが必要なので、忘れず行うようにしましょう。
- 会員専用サイトへログイン
- 各種お支払い(電気料金)を選択
- 必要事項を入力して申込
auPAYカードを利用しているなら、auでんきはおすすめの電力会社です。
PontaでんきはMIカードでの支払いでMIポイントゲット
三越伊勢丹グループが提供するMIカードでPontaでんきの電気料金を支払うことで、毎月もらえる150Pontaポイントとは別で、エムアイポイントが貯まります。
ポイント還元率は以下のとおりです。
カードの種類 | 通常還元率 | 特典適用還元率 |
---|---|---|
一般カード | 0.5% | 1.0% |
プラチナカード | 1.0% | 1.5% |
通常還元率とは、Pontaでんきに関係なくMIカードを利用した際のポイント還元率です。
PontaでんきをMIカードで支払うことで、一般カードは1%、プラチナカードは1.5%のポイントが貯まります。
仮にPontaでんきの電気料金が6,000円だとしたら、以下のようなポイント還元が受けられます。
カードの種類 | Pontaポイント | MIポイント | 合計 |
---|---|---|---|
一般カード | 150P | 60P | 210P |
プラチナカード | 150P | 90P | 240P |
auでんきであれば、6,000円の電気料金の場合は、0.5%のポイント還元でした。
auPAYカードで1%さらにポイント還元率を挙げていても合計1.5%の還元率で90ポイントになります。
15,000円を超えるとauでんきの方がポイントが多くなりますが、6,000円と一人暮らしで一般的な電気料金でMIカードを利用していると、Pontaでんきがお得であることがわかります。
注意点として、MIポイントをもらう条件を満たすためには、MIカードの専用ページからPontaでんきを新規加入する必要があることです。
通常通り申し込んで後から特典を適用させようとしてもできませんので、必ずMIカードの専用ページから申し込むようにしましょう。
セット割が違う
auでんきではUQモバイルとのスマホセット割があるのに対して、Pontaでんきはスマホとのセット割はありません。
UQモバイルを利用している方にとっては、auでんきを利用するメリットは大きいです。
auでんきとUQモバイルとのセット割の特徴を見ていきましょう。
auでんきのみ、UQモバイル自宅セット割が適用される
UQモバイルはauでんきと合わせて利用することで、UQモバイル自宅セット割という特典が適用されます。
家族でUQモバイルも対象となり、最大10回線のUQモバイルまで適用できます。
割引金額はUQモバイルのプランによって変わり、各プランの割引金額の詳細は以下の表のようになります。
プラン名 | 割引金額(税込) |
---|---|
トクトクプラン | 1,100円/月 |
ミニミニプラン | 1,100円/月 |
くりこしプラン+5G(S/M) | 638円/月 |
くりこしプラン+5G(L) | 858円/月 |
UQモバイル1台につき、毎月638円〜1,100円(税込)の割引を受けることができます。
もし4人家族で全員UQモバイルでトクトクプランかミニミニプランの場合だと、1,100円×4台=4,400円も毎月割引が受けられます。
UQモバイルを家族で利用しているのであれば、auでんき一択と考えても良いでしょう。
なお、UQモバイル自宅セット割の適用条件は、auでんきとUQモバイルの契約者が同一姓・同一住所である必要があります。
ただし、50歳以上の家族に関しては、auでんきの契約者の住所と別の住所でも適用できます。
また、UQモバイル自宅セット割の申込み方法は、auでんきの「でんきお客さま番号」を準備の上、公式サイトあるいはauショップ等の店頭で申込をします。
供給エリアが違う
auでんきとPontaでんきは供給エリアが異なります。
auでんきは全国で電力を供給していますが、Pontaでんきは沖縄電力エリアと北陸電力のエリアでは電力の供給をしていません。
2つの電力エリアに該当する地域にお住まいの場合、そもそもPontaでんきは選択肢には入らないことに注意しましょう。
Pontaでんきとauでんきで変わらないこと
auでんきとPontaでんきで変わらないことは次の3点です。
- 電気料金はまったく同じ
- 電気の品質や供給システムも同じ
- 契約期間・初期費用・解約金などの設定も同じ
それぞれ確認していきましょう。
電気料金はまったく同じ
auでんきとPontaでんきの電気料金は、まったく同じです。
比較しやすいように、それぞれの東京電力エリアの電気Mプランの数字を表でまとめてみました。
区分 | auでんき | Pontaでんき | |
---|---|---|---|
1契約あたりの基本料金 | 10A | 311.74円 | |
15A | 467.62円 | ||
20A | 623.49円 | ||
30A | 935.24円 | ||
40A | 1,246.99円 | ||
50A | 1,558.74円 | ||
60A | 1,870.49円 | ||
1kWhあたりの電力量料金 | 最初の120kWhまで | 29.79円 | |
120kWh超過300kWhまで | 36.39円 | ||
300kWh超過分 | 40.48円 |
参照元:auでんき料金表、Pontaでんき料金表
表を見るとわかるように、全く同じ基本料金と電力量料金となっています。
他にも電気代には燃料費調整額や再エネ賦課金も含まれていますが、これら2つも全く同じ金額となっています。
以上から、auでんきとPontaでんきはまったく同じ電気料金です。
電気の品質や供給システムも同じ
auでんきとPontaでんきは、電気の品質や供給システムも同じです。
なぜなら、auでんきもPontaでんきも同じ小売電力事業者から電力を仕入れているからです。
以下に、両電力会社の供給エリアごとの電力の仕入先となる小売電力事業者を、表にまとめました。
エリア | auでんき | Pontaでんき |
---|---|---|
北海道電力エリア | 北海道電力 | |
東京電力エリア | 東京電力 | |
中部電力エリア | 中部電力 | |
北陸電力エリア | 北陸電力 | 供給なし |
関西電力エリア | 関西電力 | |
中国電力エリア | 中国電力 | |
その他の電力エリア | auエネルギー&ライフ |
参照元:auでんき、Pontaでんき 各ページ最下部あたりに記載
表を見て頂ければわかるように、北陸エリアは Pontaでんきが対応していませんが、他の地域では同じ小売電気事業者から電力を仕入れていることがわかります。
同じ小売電気事業者から電力を仕入れているので、電気の品質は同じになります。
契約期間・初期費用・解約金などの設定も同じ
auでんきとPontaでんきの契約期間・初期費用・解約金などの設定も同じです。
契約期間については1年間の契約期間はありますが、いつ解約しても解約金は発生しない上、初期費用も0円となっています。
2つの電力会社への乗り換えを検討しているなら、罰則は無いので安心して乗り換えられますね。
Pontaでんきとauでんきの違い早見表
以上、auでんきとPontaでんきの違いと共通点を紹介しました。
ここまでの内容を以下の表にまとめます。
項目 | auでんき | Pontaでんき |
---|---|---|
ポイントの貯まり方 | 電気料金に応じて0.5%〜1% | 電気使用量に関わらず150P |
ポイントアップの仕方 | auPAYカードでの支払いで1〜3% | MIカードでの支払いで1〜1.5% |
セット割 | UQモバイルとのセット割あり | なし |
供給エリア | 全国 | 全国(北陸電力エリアを除く) |
電気料金 | 同じ | |
電気の品質 | 同じ | |
契約期間 | 1年 | |
初期費用 | 0円 | |
解約金 | なし |
まとめ
以上、auでんきとPontaでんきの違いと共通点について解説しました。
最後に冒頭にお伝えした結論をもう一度お伝えすると、各電力会社がおすすめな人は以下のとおりです。
auでんきがおすすめな人
- UQmobileを利用している
- 毎月の電気代が15,000円を超えている
- auPAYカードを持っている
Pontaでんきがおすすめな人
- 電気代に関わらず毎月一定のPontaポイントをもらいたい
- 毎月の電気代が15,000円未満
- MIカードを利用している
一通り本文に目を通したことで、結論の理解が深まったのではないでしょうか。
auでんきとPontaでんき、それぞれの違いを理解し、ご自身に最適な電力会社を選べるようになりましょう。
\【簡単】2ステップで一番お得な電気料金を診断/
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「お住まいの地域」「世帯人数」の2つを選ぶだけで、お得な電気料金を診断できます。
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