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最終更新日:2024年04月18日

auでんきと東京電力はどっちが安い?2024年の最新料金で徹底比較

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auでんきと東京電力はどっちが安い?2024年の最新料金で徹底比較

「auでんきと東京電力は、どちらの方が安い?」
「auでんきだと、スマホとのセット割で安くなることはある?」

電気代について、このような疑問・悩みをお持ちではありませんか?

近年は、燃料費の高騰にともなって電気代も上がっています。固定費をおさえて、なるべく家計を楽にしたいと思うのは当然です。

そこで、今回は数ある電力会社のなかから、auでんきと東京電力を比較していきます。本記事で分かる内容は以下の通りです。

この記事で分かること

  • auでんきと東京電力の料金比較
  • ガスセット割の料金比較
  • 料金以外のサービス比較

なお、本記事では一般家庭向けのプランである「auでんきMプラン」「東京電力重量電灯B」で比較しています。

月々の固定費を1円でも安くできるよう、auでんきと東京電力の料金についてみていきましょう。

長井 勇樹
監修者
小売電気アドバイザー
経歴
個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー
所属
株式会社ブレイブ
取得資格
デジタル庁公認デジタル推進委員
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※クラシェルジュは、商品を公平かつ中立的に紹介し、評価には影響を与えません。これは当サイトが設定したコンテンツポリシーに従ったものです。

auでんきと東京電力の電気料金を比較!安いのはどっち?

auでんきロゴ

結論、auでんき・東京電力の基本料金・電力量料金はどちらも変わりありません。しかし、燃料費調整額が大幅に異なるため、総額でみると東京電力の方が数百円から1,000円以上お得です。

auでんきと東京電力でどれほどの差が出るのか、契約容量と使用量別に計算してみました。

auでんきと東京電力の料金比較表
(再生可能エネルギー発電促進賦課金は考慮せず、基本料金+電力量料金+燃料費調整額の3つで計算)
生活環境契約容量使用量(kWh)auでんき東京電力
1人暮らし30A120kWh3,439.32円3,019.32円
(-420円)
2~3人暮らし40A300kWh8,752.96円7,702.96円
(-1.050円)
4~5人暮らし40A400kWh11,949.96円10,549.96円
(-1,400円)
5人以上50A500kWh15,442.20円13,692.20円
(-1,750円)
※auでんきの料金プランには燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。

東京電力の方が電気料金を安く抑えられるのがわかります。

auでんきには、auスマホユーザーのみ利用できるPontaポイント付与サービスもありますが、ポイントを考慮しても東京電力より安くなることはありません。

基本料金・電力量料金はほぼ同じ

auでんき・東京電力の基本料金・電力量料金はどちらも僅差で同じといってよいでしょう。

2社を比較した表は以下の通りです。

audでんき・東京電力の基本料金比較
auでんき
(でんきMプラン(東京D))
東京電力
(重量電灯B)
10A295.24円295.24円
15A442.86円442.86円
20A590.48円590.48円
30A885.72円885.72円
40A1,180.96円1,180.96円
50A1,476.20円1,476.20円
60A1,771.44円1,771.44円
auでんき・東京電力の電力量料金比較(2023年9月の分)
〜120kWh29.99円
(−0.01円)
30.00円
120kWh超300kWh未満36.59円
(−0.01円
36.60円
300kWh超40.68円
(−0.01円)
40.69円

基本料金は0.01円単位で同じなのが分かります。

auでんきの方がわずかに安いが誤差の範囲

電力量料金はau電気の方が0.01円安いですが、わずかな差ですので、ほぼ同じと言ってもよいでしょう。

基本料金・電力量料金だけみると、auでんき・東京電力どちらを選んでも変わりはありません。

燃料費調整額は東京電力の方が安い

電気料金を決める大切な要素である燃料費調整額も比較してみました。auでんき・東京電力の比較表は以下の通りです。

燃料費調整額比較(2023年9月分)
auでんき東京電力
-8.71円/kWh-12.22円/kWh
(−3.51円)

2023年9月時点の燃料費調整額は、au電気の方が3.51円ほど高くなっています。燃料費調整額がどれほど電気料金に影響を及ぼすのか、表の燃料調整額を基準として、電気料金を算出しました。

燃料費調整額を加味した電気料金の比較
【例】30A契約・使用田領力200kWhの場合
基本料金電力量料金燃料費調整額電気料金
auでんき885.72円29.99円×120kWh
=3,598.80円
30.00円×80kWh
=2.400.00円
-8.71円×200kWh
=-1,742.00円
6,953.52円
東京電力885.72円30.00円×120kWh
=3,600.00円
36.60円×80kWh
=2.928.00円
-12.22円×200kWh
=-2,444.00円
4,969.72円
(-1,983.80円)
※再生可能エネルギー発電促進賦課金は考慮しておりません。

表の料金はあくまで2023年9月時点のものです。燃料費調整額は毎月変動しますが、差額が変わることはあれど、10月以降もauでんきよりも東京電力の方が高くなることはありません。

燃料費調整額とは

燃料費調整額とは電気を発電するために必要な燃料費を電気料金に反映させたものです。
燃料費調整額によって、安定した電力供給が実現できています。

auでんきは燃料費調整額に上限がないため高騰する可能性がある

燃料費調整額の上限廃止イメージ

本来、燃料費調整額は、上限額を上回った場合、企業側が負担する仕組みでした。しかし、2022年11月以降、auでんきは燃料費調整額の上限を廃止しています。

そのため、現在は上限額が突破した分も消費者が負担しなければなりません。使用する電力量が多い方は、燃料費調整額で電気料金が高騰する可能性があります。

また、現在au電気を利用しており、「一時から急に金額が高くなった」と感じている他は、燃料費調整額の上限突破が原因となっているケースがほとんどです。

auでんきは「でんきMプラン(東京)」のみ追加の調整費が発生

ややこしいのですが、これまで説明してきたプラン「でんきMプラン(東京D」とは別に、auでんきの「でんきMプラン(東京)」というプランには、追加の調整費が発生します。

でんきMプラン(東京)では、「電源調達等調整額」という、独自の電気代を決める要素を設けています。

新電力が主に導入している要素で、au電気の場合、2023年9月分は1kWhあたり15.40円です。

電源調達等調整額も、燃料費調整額と同じように毎月変動します。これによって、auでんき「でんきMプラン(東京)」の場合、東京電力よりも確実に高くなってしまいます。

auでんきの『D』のついていないプランはかなり高いため、間違えて申し込まないようにしましょう。

ガスとのセット割も同額

auでんき・東京電力はどちらもガスのサービスを提供しており、電気とセットで契約することでガス料金が割引になるセット割りが利用できます。

セット割りが適用されたあとの月額料金は同額で、どちらが安いということはありません。

ただし、東京ガスの一般料金と比較すると3%ほど安くなります。

auでんき・東京電力のセット割りが適用された後のガス料金は以下の通りです。

【料金表】auでんきのガス・東京電力のガス
ガス使用量基本料金従量料金単価
0m3〜20m3まで736.23円140.94円
20m3〜80m3まで1,024.32円126.54円
80m3〜200m3まで1,195.04円124.40円
200m3〜500m3まで1,835.24円121.20円
500m3〜800m3まで6,103.24円112.67円
800m3〜12,078.44円105.20円

どちらも料金は変わりありませんが、東京電力の場合、契約者の多い「重量電灯B」プランはセット割の対象外です。セット割を適用させたいのであれば、対象プランへ切り替えなければなりません。

auでんきでは追加でポイントが付与される

auでんきPontaポイント付与

auでんきと東京電力のセット割り料金は変わりありませんが、au電気の場合は毎月Pontaポイントがもらえるサービスを用意しています。付与額は102Ptとあまり多くはありませんが、毎月102円(Pt)が安くなると考えると、悪くはないサービスではないでしょうか。

結論|東京電力の方が安い

月額料金だけで比較すると、auでんき・東京電力どちらも変わりありません。ただし、燃料費調整額を考慮した場合、東京電力の方が数百円〜数千円ほど安くなります。

Pontaポイントをもらえる点において、auでんきの方がサービスが充実している印象ではありますが、付与されるポイント額を考慮しても東京電力の方がお得です。

auでんきと東京電力のサービス内容を比較

au電気と東京電力のサービス内容は以下のとおりです。

auでんきと東京電力のサービス内容

  • auでんきはPontaポイントが貯まる
  • 初期費用・解約金はともに0円
  • 支払い方法はどちらもクレカ・口座振替に対応

それぞれみていきましょう。

auでんきはPontaポイントが貯まる

auでんきPontaポイント還元

auスマホ・auひかりどちらかを契約している場合、「auでんきポイント割引」が適用され、電気料金に応じて最大1%相当のPontaポイントが貯まります。

電気料金別のポイント還元率は以下の通りです。

使用料金別のポイント還元率
ポイント還元率0.50%0.50%1%
毎月の電気料金5,000円未満5,000円〜
8,000円未満
8,000円〜

※燃料費調整額、電源調達等調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、消費税相当額を除いた金額が対象です。

同居家族の誰か一人でもauスマホ・auひかりを使用していれば適用されます。また、UQモバイル・POVOを利用中の方もポイント付与の対象です。

使用量別|貯まるポイントをシミュレーション

実際にどれほどのPontaポイントがたまるのか、使用量別に付与ポイントをシミュレーションしてみました。付与ポイントは以下の表をご覧ください。

使用量別・Pontaポイント付与ポイントシミュレーション
生活環境契約容量使用量(kWh)月額料金Pontaポイント
1人暮らし30A120kWh4,484.25円約22Pt
2~3人暮らし40A300kWh11,365.96円約113Pt
4~5人暮らし40A400kWh15,433.96円約154Pt
5人以上50A500kWh19,797.20円約197Pt

月々だと微々たるものに感じるかもしれませんが、家族が多く、毎月の使用量が大きい場合は年間で2,000Pt〜3,000Ptほどポイントが貯まる可能性もあります。

初期費用・解約金はともに0円

auでんきは、初期費用・解約金は0円です。東京電力においても、本記事で紹介した従量電灯Bプランは、初期費用・解約金が発生しません。いつでも気軽にはじめられて、好きなタイミングで解約できるのは大きなポイントです。

ただし、東京電力には3,000円〜5,000円の解約金が発生するプランもあるので、契約する際は注意しましょう。

支払い方法はどちらもクレカ・口座振替に対応

auでんき・東京電力で対応している支払い方法は以下の通りです。

支払い方法一覧
auでんき東京電力
口座振替⚪︎⚪︎
口座振込×⚪︎
クレジットカード⚪︎⚪︎

auでんきは、口座振り込みに対応していません。しかし、口座振替とクレジットカードに対応していますので、通常使う分に不便はないと思われます。

東京電力からauでんきに切り替える方法

  1. 申し込み
  2. auでんきのホームページ・電話・auショップから申し込み可能

  3. スマートメーターの設置
  4. 電力メーターがスマートメーターでない場合は、スマートメーターの設置をする
    かかる時間は5分〜40分

  5. auでんきの利用開始
  6. 「auでんき利用開始のご案内」に記載されている日から利用開始
    現在利用している電力会社へ連絡する必要はありません。

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auでんきから東京電力に戻す方法

auでんきから東京電力に戻す方法は、以下の通りです。

  1. 申し込み
  2. 申し込みページから「電気契約を他社から切」をタップ
    必要な情報を入力して申し込み

  3. 利用開始
  4. 切替日に東京電力が利用開始となる
    切替日はメールなどで連絡が来る

まとめ

auでんきと東京電力は、月額料金・電力量料金に大きな違いはありません。

しかし、燃料費調整額に幅があるため、実際に請求される料金は東京電力の方がお得です。

auでんきにはauスマホ・UQモバイル・POVOユーザーを対象に、Pontaポイントが付与されるサービスがあるものの、ポイントを考慮してもauでんきの方が高くなってしまいます

「インフラサービスをauに統一してポイントを多くゲットしたい」
「引き落とし先をひとまとめにしたい」

というのであれば、auでんきを選んでも良いかもしれませんが、安さを重視するのであれば、各サービスで安いところを探して契約した方が良いでしょう。

結論、auでんきと東京電力ではれば、東京電力の方が家計の節約になります

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