関東エリアで人気の新電力である、auでんきと東京ガスの電気。いずれも料金・サービス面でメリットのある電力会社です。とはいえ「どちらが電気代が安くなるの?」「自分にあっているのはどっち?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、auでんきと東京ガスの電気の料金プランを比較して、実際の電気代はどのくらいになるのかを、世帯人数別にシミュレーションします。今よりも電気代を節約したい人や、auでんきか東京ガスかで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※クラシェルジュは、商品を公平かつ中立的に紹介し、評価には影響を与えません。これは当サイトが設定したコンテンツポリシーに従ったものです。
この記事の目次
【結論】auでんきと東京ガスの電気、それぞれこんな人におすすめ
auでんきと東京ガスの電気は、それぞれ向いている人が異なります。まずは、auでんきがおすすめできる人の特徴を見ていきましょう。
auでんきがおすすめな人
- auユーザーで、スマホやネットと支払いをまとめたい人
- Pontaポイントを貯めたい人
- ガスの切り替えも検討している人
auでんきがおすすめなのは、auユーザーで、スマホやネットなどの支払いをまとめたい人です。例えばスマホのキャリアがauで、auひかりを利用している人なら、auでんきと契約すると支払いをまとめられます。
また、Pontaポイントが貯まることも、auでんきのメリットです。電気代の支払いに応じてPontaポイントが還元されるので、Pontaポイントを貯めたい人や、よく使う人にとっては便利な電力会社だといえるでしょう。
さらに、auでんきはガスも提供しており、セットでの契約が可能です。上記に加えて、ガスの契約も検討している人は、auでんきがぴったりだといえます。
次に、東京ガスの電気がおすすめな人について解説します。
東京ガスがおすすめな人
- 電気代を安くしたい人
- すでに東京ガスの都市ガスを利用している人
東京ガスは、電気代を安くしたい人に向いている電力会社です。東京電力やauでんきよりも電気料金が安くなるケースが多く、光熱費を節約できますよ。
また、すでに東京ガスを契約している人にもおすすめです。電気だけ契約を切り替えれば、電気とガスのセット割が適用され、さらに支払いを一本化できるメリットもあります。
auでんき「でんきMプラン」と東京ガス「基本プラン」を比較
ここからは、auでんき「でんきMプラン」と東京ガス「基本プラン」を比較していきます。基本料金と電力量料金は、以下を参照してみてください。
auでんき (でんきMプラン) | 東京ガス (基本プラン) | |
---|---|---|
基本料金 | 10A:311.74円 15A:467.62円 20A:623.49円 30A:935.24円 40A:1,246.99円 50A:1,558.74円 60A:1,870.49円 | 10A:295.24円 15A:442.86円 20A:590.48円 30A:885.72円 40A:1,180.96円 50A:1,476.20円 60A:1,771.44円 |
電力量料金 | 120kWhまで:29.79円 120kWhを超え300kWhまで:36.39円 300kWhを超えたもの:40.48円 | 120kWhまで:29.90円 120kWhを超え300kWhまで:35.41円 300kWhを超えたもの:37.48円 |
以下で、基本料金や電力量料金などについて、個別に詳しく解説します。
基本料金は東京ガスの電気が安い
契約アンペア数 | auでんき (でんきMプラン) | 東京ガス (基本プラン) |
---|---|---|
10A | 311.74円 | 295.24円 |
15A | 467.62円 | 442.86円 |
20A | 623.49円 | 590.48円 |
30A | 935.24円 | 885.72円 |
40A | 1,246.99円 | 1,180.96円 |
50A | 1,558.74円 | 1,476.20円 |
60A | 1,870.49円 | 1,771.44円 |
電気の使用量に関わらず発生する基本料金は、東京ガスのほうが安くなっています。
基本料金はアンペア数によって変わりますが、10〜60Aまで、どの段階でも東京ガスの電気のほうが低価格に設定されています。
電力量料金は電気使用量によって異なる
契約アンペア数 | auでんき (でんきMプラン) | 東京ガス (基本プラン) |
---|---|---|
120kWhまで | 29.79円 | 29.90円 |
120kWhを超え300kWhまで | 36.39円 | 35.41円 |
300kWhを超えたもの | 40.48円 | 37.48円 |
電気の使用量に応じて変動する電力量料金は、使用料によって異なります。
電力量料金は1〜3段階まであり、120kWhまではauでんきのほうが安め。一方、120kWh以上では、東京ガスの電気が安くなっていることがわかります。
そのため、1ヶ月に120kWh以上電気を使用する家庭には、東京ガスの電気のほうがお得になるといえるでしょう。
燃料費調整額は同じ
電気を作る際のコストなどによって毎月変動する燃料費調整額は、2024年9月の時点ではほぼ同じです。
ただし、月によって変動するので、場合によってはauでんきのほうがお得になる場合も。もちろん、東京ガスの電気のほうが安くなるケースもあります。
とはいえ2社の燃料費調整額が異なる場合もその差額は誤差程度なので、あくまで参考として捉えておくとよいでしょう。詳しくは、各社が公表している燃料費調整額を参照してみてください。
auでんきと東京ガスの電気料金を世帯別に比較!どっちがお得?
ここからは、実際にauでんきと東京ガスの電気料金を、世帯別に比較してみましょう。
電気料金は、基本料金+電力量料金で計算しています。燃料費調整額は、2024年9月分を参考にして同額としています。また、再エネ賦課金は同額ですので考慮していません。
以上をふまえた試算条件は、以下のとおりです。
試算条件
1人暮らしの場合:30A・100kWh
2〜3人暮らしの場合:40A・320kWh
4人以上の場合:40A・450kWh
以下で、各条件のシミュレーション結果を解説します。
1人暮らしの場合
auでんき (でんきMプラン) | 東京ガス (基本プラン) |
---|---|
3,914円 | 3,876円 |
一人暮らしの場合は、東京ガスのほうが若干安くなるといった結果となっています。
auでんきの120kWhまでの電力量料金は、東京ガスよりも低単価ですが、基本料金の差分で、東京ガスの電気のほうが安くなっているといえるでしょう。
そのため、一人暮らしで少ない電力使用量だとしても、東京ガスの電気のほうが電気代を抑えられます。
2~3人世帯の場合
auでんき (でんきMプラン) | 東京ガス (基本プラン) |
---|---|
12,182円 | 11,892円 |
2〜3人世帯の場合でも、東京ガスの電気のほうが安いといったシミュレーション結果が出ています。
東京ガスは120kWh以上の電力量料金がauでんきよりも安く、かつ基本料金も低額のため、電気を使えば使うほど差がつく印象です。
4人以上の場合
auでんき (でんきMプラン) | 東京ガス (基本プラン) |
---|---|
17,444円 | 16,765円 |
4人以上の場合も、東京ガスの電気が安くなっています。
auでんきと東京ガスの電気を比較した場合、電気を使えば使うほど金額差が大きくなる料金設定になっているため、ファミリー世帯にとっては東京ガスの電気のほうがかなり電気代を抑えられます。
auでんきと東京ガスの電気のメリットを比較
auでんきと東京ガスには、それぞれ異なるメリットがあります。
以下で、両社のメリットを個別に解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
auでんきのメリット
auでんきのメリットは、以下のとおりです。
auでんきのメリット
- Pontaポイントが貯まる
- ガスもセットにできる
- UQ mobileのスマホが安くなる
auでんきのメリットは、電気料金の支払いに応じてPontaポイントが貯まること。ポイント還元率は1%と平均的ですが、au PAY ゴールドカードで決済すると、最大で3%まで還元率がアップします。
また、電気・ガスのセット契約が可能な点も魅力です。「東電ガス for au」というガスプランを契約すると、毎月かかるガス料金が、約3%お得になります。
さらに、UQmobileを利用している人は、自宅セット割で月々のスマホ料金が最大で1,100円割り引かれるケースも。
これらのメリットを上手に利用すれば、実質的な電気料金が東京ガスの電気よりも安くなる場合も十分考えられます。
東京ガスの電気のメリット
東京ガスのメリットは、以下のとおりです。
東京ガスの電気のメリット
- auでんきより電気代が安い(特に使用量が増えるほどお得)
東京ガスのメリットは、なんといっても電気代の安さです。auでんきに比べて、基本料金・電力量料金(120kWh以上)が安いので、月々の電気代を抑えられます。
とくに、120kWh以上を超えて電気を沢山使う家庭であればあるほど、電気料金の差が開き、お得に利用できますよ。
また、東京ガスも電気とガスをセットで契約することで、セット割が適用されます。基本プランの場合、月々の電気代から0.5%の割引をうけることができます。
電気代を安くしたい人や、ガスとのセット割を受けたい人は、東京ガスを選ぶとよいでしょう。
まとめ
今回は、auでんきと東京ガスの電気の料金やメリットなどを比較しました。電気代を少しでも安くしたい人には、東京ガスの電気がおすすめです。一方、auでんきはauユーザーや、Pontaポイントを効率よく貯めたい人に向いています。
auでんきか東京ガスの電気かで悩んでいる人は、ぜひ本記事を参考にして、自分にあった料金プランを見つけてみてくださいね。
\【簡単】2ステップで一番お得な電気料金を診断/
あなたにピッタリな電気料金が分かる!
「お住まいの地域」「世帯人数」の2つを選ぶだけで、お得な電気料金を診断できます。
\契約者数14,000人突破!/
この記事を読んだ方は他にもこんな記事を読んでいます
-
エネワンでんきと中部電力を比較!料金やメリット・デメリットを徹底解説
-
エネワンでんきと北海道電力を比較!料金やメリット・デメリットは?
-
市場連動型ではない電力会社おすすめ5選!市場連動型プランとの違いも徹底解説
-
楽天でんき とauでんきを徹底比較!本当に安くてお得なのはどっち?
-
ストエネ(旧グランデータ)と九州電力を比較!電気料金が安いのはどっち?
-
ストエネ(旧グランデータ)と関西電力を比較!電気料金が安いのはどっち?
-
auでんきとソフトバンクでんきを徹底比較!電気料金が安いのはどっち?
-
Looopでんきと楽天でんきを比較!2024年最新料金でどっちが安いか徹底検証
-
関西・大阪の一人暮らしにおすすめの安い電力会社6選!電力会社やプラン選びのポイントや乗り換え方法についても解説