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最終更新日:2024年07月17日

Looopでんきと中国電力を比較!本当に安い電力会社はどっち?

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Looopでんきと中国電力を比較!本当に安い電力会社はどっち?

電力会社選びに迷っている人へ。

Looopでんきと中国電力の比較記事をお届けします。

この記事では、料金プランの違いや、それぞれの強みについて詳しく解説します。Looopでんきは30分ごとに電力量料金が変わる市場連動型で業界最安クラスとされています。ただし、使い方によっては割高になる可能性もあります。

一方の中国電力は極めて一般的な電力プランですが、中国エリアの電力会社の中では最も電気代が高めなので、どちらが本当にお得なのかを見極める必要があります。

結論をお伝えすると、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い家庭まで、Looopでんきの方がお得になりやすいです。

さらに、キャンペーン、支払い方法、セットプランなども比較しています。

Looopでんきと中国電力の切り替えでよくある疑問にもお答えし、オール電化に適しているかや、切り替え手続きの手間など、気になる点を解消します。

電力会社の選び方に迷っている人は、ぜひ最後までお読みください。

長井 勇樹
監修者
小売電気アドバイザー
経歴
個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー
所属
株式会社ブレイブ
取得資格
デジタル庁公認デジタル推進委員
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※クラシェルジュは、商品を公平かつ中立的に紹介し、評価には影響を与えません。これは当サイトが設定したコンテンツポリシーに従ったものです。

Looopでんきと中国電力の料金プランの違いを解説

Looopでんきと中国電力の料金プランには特徴があります。

一般的に電気代は、「電気代=基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金」という内訳になっています。

先に、Looopでんきと中国電力の内訳の違いを以下にまとめました。

Looopでんきと四国電力の料金の内訳

  • Looopでんきの電気料金=電力量料金+再エネ賦課金
  • 中国電力の電気料金=最低料金+電力量料金+燃料費調整額∔再エネ賦課金
※再エネ賦課金は全国一律なので比較においては無視して構いません。2024年時点では、再エネ賦課金は3.49円/kWhです。

それぞれの特徴は、以下のとおりです。

Looopでんきと中国電力の料金プランの違いを解説

  • Looopでんきは市場連動型で業界最安クラス
  • 中国電力は燃料費調整額を加味して考える必要がある

順番にお伝えしていきます。

Looopでんきは市場連動型で業界最安クラス

Looopでんきは、2016年の電力自由化以降に登場した新しい電力会社です。

一般的な電力会社では、使用量(kWh)に応じて「電力量料金」が変化します。たとえば1kWhあたり31円なら、200kWh使ったなら6,200円(31円×200KWh)が電力量料金になります。

多くの場合、電力量料金は固定されていますが、Looopでんきは違います。

電力の需要と供給に応じて、30分ごとに電力量料金が変わる「市場連動型」を採用しています。

料金が安価な時間帯に利用すると、業界最安クラスの電力料金で電気を使えるので、お得です。

また、Looopでんきは最低料金が0円です。使用した分だけ料金が発生するというシンプルな料金体系が特徴です。固定費がかからないため、特に電力消費が少ない家庭や、効率的に電気を使おうとする人にとっては非常に魅力的な選択肢となります。

中国電力は一般的な料金体系だが燃料費調整額を加味する必要がある

中国電力は固定の「最低料金」と、3段階の「電力量料金」、燃料価格に応じた「燃料費調整額」という一般的な電気料金体系を取っています。

最低料金は759.68円、電力量料金は15~120kWhまでが32.45円、121~300kWhまでが39.43円、301kWh以上が41.55円です。

特に電力量料金はLooopでんきと異なり固定されているため、電気代の予測が立ちやすいのが良い点です。

また、中国電力は、電力供給に必要な燃料の価格変動を反映させた料金体系を採用しています。

燃料費調整額は、原油価格や天然ガス価格の上昇・下落に直接影響を受けます。このため、季節や世界的なエネルギー市場の動向によって、利用者が支払う電気料金が変動する恐れがあります。

具体的には、燃料費調整額がプラスになると電気料金が値上がりし、反対にマイナスになれば料金が値下がりします。

そのため、中国電力を利用する際には、この燃料費調整額を常に確認することが重要です。

Looopでんきと中国電力の料金を比較

Looopでんきと中国電力の料金を比較することで、どちらが家計にとって有利かを見極められます。

Looopでんきは電力需要によって価格が変動しやすいですが、2024年の5月からの電気料金値上がりを考慮すると基本的に多くの家庭で安くなる傾向にあります。

具体的にどのくらいお得になるのかを、世帯人数別に紹介していています。

Looopでんきと中国電力の料金を比較

  • 一人暮らしで安いのはLooopでんき
  • 二人暮らしでも安いのはLooopでんき
  • ファミリー世帯でも安いのはLooopでんき

2023年の世帯人数別の利用者の平均価格を出しています。

参考:電気料金比較表(中国電力エリア) Looop でんき

すべての章を読む必要はないので、自分に当てはまる世帯の部分だけお読みください。

一人暮らしで安いのはLooopでんき

一人暮らしでのLooopでんきと中国電力の料金の比較は、次の表のとおりです。

利用月 Looop

スマートタイム ONE (電灯)
(税込)

中国電力

スマートコース
(税込)

差額

(税込)

月平均使用量 (kWh)
2023年5月

¥2,024

¥3,033

¥-1,008

120

2023年6月

¥1,948

¥3,110

¥-1,161

126

2023年7月

¥3,426

¥4,720

¥-1,294

186

2023年8月

¥4,396

¥5,197

¥-802

212

2023年9月

¥4,317

¥4,228

¥89

164

一人暮らしで電気をあまり使わない方は、最低料金0円の恩恵を受けやすく、結果として電気料金全体も中国電力に比べて安くなりやすいです。

また、Looopでんきは日中の電気料金が安い傾向にあるため、リモートワークなどで昼間に電気を多く使う方でも料金メリットを受けやすいです。

中国電力に比べて、800円から1,100円くらい節約できる月もあります。

二人暮らしでも安いのはLooopでんき

二人暮らしでのLooopでんきと中国電力の料金の比較は、次の表のようになります。

利用月 Looop

スマートタイム ONE (電灯)
(税込)

中国電力

スマートコース
(税込)

差額

(税込)

月平均使用量 (kWh)
2023年5月

¥3,493

¥6,007

¥-2,513

209

2023年6月

¥3,462

¥6,041

¥-2,579

222

2023年7月

¥6,197

¥9,027

¥-2,830

330

2023年8月

¥7,938

¥9,963

¥-2,024

375

2023年9月

¥7,587

¥7,876

¥-289

285

二人暮らしの家庭でも、Looopでんきの方がお得になるという実績が出ています。

一人暮らしに比べて電気使用量が多くなりますが、その分、中部電力との差が開き、大きな額の節約になっています。

Looopでんきの方が月にもよりますが、200円から2,500円の節約ができる可能性があります。

ファミリー世帯でも安いのはLooopでんき

四人暮らしのファミリー世帯でのLooopでんきと中国電力の料金の比較は、次の表のようになります。

利用月 Looop

スマートタイム ONE (電灯)
(税込)

中国電力

スマートコース
(税込)

差額
(税込)
月平均使用量 (kWh)
2023年5月

¥4,648

¥8,206

¥-3,558

274

2023年6月

¥4,496

¥8,032

¥-3,536

288

2023年7月

¥8,067

¥12,176

¥-4,109

429

2023年8月

¥10,292

¥13,332

¥-3,040

487

2023年9月

¥9,775

¥10,497

¥-722

367

ファミリー世帯では、主婦(主夫)が日中に家事を行うケースが多くなるため、日中の電気代が安いLooopでんきの恩恵を最大限に受けることができます。

また、赤ちゃんや小さなお子さんがいる場合は、夜間よりも日中の方が活動時間が長く、エアコンなどの電力消費の大きい家電も昼間に使うことが多いでしょう。

そうした家庭では、より電気代の節約効果を得られるでしょう。

中国電気に比べて、700円から4,100円も電気代が節約できる可能性があります。

ただし、ある程度お子さんが大きく、ママ(パパ)が日中はパートに出ていて家にいない、夕方以降に帰宅し、それから家族と多くの電気を使う、というライフスタイルの方ではむしろ割高になる可能性もあります。

そうした家庭ではmLooopでんきはスマートアプリの「Looopでんき公式モバイルアプリ」を活用するのが節約のカギです。

リアルタイムで電力使用状況や金額をチェックできます。さらに、電気代の予報ができる「でんき予報」の機能もあります。

「Looopでんき公式モバイルアプリ」を活用すれば、無駄を避け、電気代が安くなるタイミングを狙って電気を使うことで、節約に繋げることができるでしょう。

Looopでんきと中国電力のサービスを比較

Looopでんきと中国電力のサービスは、それぞれ異なる特徴を持っています。そこで、Looopでんきと中国電力のサービスを比べてみます。

以下の項目について、比較していきます。

Looopでんきと中国電力のサービスを比較

  • Looopでんきと中国電力のキャンペーンを比較
  • Looopでんきと中国電力の支払い方法
  • Looopでんきと中国電力のセットプラン

ぜひ参考にしてください。

Looopでんきと中国電力のキャンペーンを比較

現在Looopでんきで実施中のキャンペーンは以下です。

Looopでんきキャンペーン一覧

  • 【8月末まで】EV・PHEV所有者なら最大11,000円分お得に
  • 公式アプリをダウンロード・ログインで電気代100円割引

どちらもお得なキャンペーンですが、特におすすめなのが『EV・PHEV所有者限定キャンペーン』!

新規申し込みだけで全員に電気代6,000円割引が適用されます。

そしてさらに、EVスマート充電器ご購入に使える5,000円割引きクーポンがプレゼントされます。

8月末までの非常にお得なキャンペーンです。

一方、中国電力では現在「dポイント交換率1.2倍キャンペーン」が2024年7月1日から同年7月31日までおこなわれています。

中国電力キャンペーン一覧

  • 【7/31まで】エネルギアポイントからdポイントへ交換すると1.2倍のdポイント進呈
  • 公式アプリから初回登録でPayPayポイント100円進呈

「dポイント交換率1.2倍キャンペーン」は定期的に行われているキャンペーンです。

キャンペーン期間中に、エネルギアポイントからdポイントへの交換申込を行うと、交換したエネルギアポイントの1.2倍相当のdポイントが進呈されます。

dポイントは日常的に使用頻度の多いポイントなので、嬉しいキャンペーンですね。

Looopでんきと中国電力の支払い方法

Looopでんきの支払い方法は、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカード限定となっています。

そのため、口座振替を希望する人は、注意が必要です

逆に、中国電力は、クレジットカードや口座振替、さらにはスマートフォンアプリでの支払いといった、幅広い支払い方法を提供しています。口座振替を好む人には中国電力が適していると言えるでしょう。

Looopでんきと中国電力のセットプラン

セットプランは、電気会社とガス会社または通信会社を契約すると割引を受けられるサービスです。

Looopでんきには、中国地方ではセットプランがありません。Looopでんきのセットプランがあるのは、関東地方のみです。

中国電力は光回線サービスのメガ・エッグとセットで契約するとポイントが発生したり、月額料金が割引になる「メガ・エッグでんき割」を用意しています。

ただし、セットプランがなくても、Looopでんきの方が中国電力よりもお得になりやすいです。

Looopでんきと中国電力の切り替えでよくある質問

電力会社の変更にはさまざまなメリットがありますが、手続きについて具体的な疑問をお持ちの人も多いでしょう。

そこで、Looopでんきと中国電力の切り替えを検討している人のよくある質問と回答についてまとめました。

Looopでんきと中国電力の切り替えでよくある質問

  • Looopでんきと中国電力はどっちがオール電化向き?
  • 電力会社の切り替えに工事は必要?
  • 新電力への切り替えで電気の質は悪くなる?
  • Looopでんきへの切り替えでデメリットはある?
  • Looopでんきはオール電化でも契約できる?

それぞれ解説していきます。

Looopでんきと中国電力はどっちがオール電化向き?

Looopでんきはオール電化の家庭には不向きです。

Looopでんきはオール電化への乗り換えを推奨していない理由があります。

それは、オール電化のエコキュートは深夜に多くの電力を使用するので、Looopでんきは電気料金が高くなる恐れがあるからです。

一方、中国電力はオール電化向けの料金プラン「ぐっとずっと。プラン 電化Styleコース」を提供しています。オール電化に合わせて深夜の電気料金が安くなっているため、電気料金を抑えることが期待できます。

電力会社の切り替えに工事は必要?

電力会社の切り替えに際しては、基本的に工事は必要ありません。

これは、新しい電力会社と新しい契約を結ぶだけで、実際の電力供給の仕組みは変わらないためです。

ただし、スマートメーターが設置されていない場合に限り、メーターの交換が必要となることがあります。この交換は通常無料でおこなわれ、短時間で完了するため、心配は無用です。

また、工事の立ち合いも基本的に不要なので、お手軽です。

新電力への切り替えで電気の質は悪くなる?

新電力への切り替えによって、電気の質が悪くなることはありません。

電気の供給は引き続き地域の事業者によっておこなわれるため、停電のリスクが増えたり、電圧が変わったりすることはありません。

よって、今までと同じように電気を利用できるため、生活に影響はありません。新電力に乗り換えると料金だけをお得にできる可能性があります。

Looopでんきへの切り替えでデメリットはある?

Looopでんきへの切り替えには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。

1つ目は支払い方法で口座振替を選択できない点です。クレジットカードを使いたくない人や口座振替を選択したい人は注意が必要です。

2つ目は中国地域ではセットプランがないことです。電力会社とガス会社や通信会社(光回線や格安SIM)と組み合わせて割引を受けたいと思っている人には、相性が悪いです。ただし、セットプランがなくてもLooopでんきは十分にお得な電力会社です。

ただし、人によっては、デメリットに感じないでしょう。

Looopでんきはオール電化でも契約できる?

Looopでんきは、オール電化の家庭でも契約できます。

以前は、オール電化向けのプランの「スマートタイムプラン」を提供していましたが、現在は新規受付を終了しています。

しかし、「スマートタイムONE」というプランなら引き続き契約ができます。

安さ重視の電力会社なら「Looopでんき」

この記事では、「Looopでんき」と「中国電力」の料金プランからサービスまで幅広く比較しました。

Looopでんきは30分ごとに電力量料金が変わる市場連動型の料金プランを採用しており、夜などの時間帯によって電気代は安くなりやすい。

2024年5月の電気料金の値上げに伴い「電気代を安くしたい」と思っている人にはおすすめです。通年を通して見た場合、Looopでんきはお得になりやすいです。冬の時期は電気代が高くなりやすいですが、春や秋の時期には、電気代が安くなりやすいです。

Looopでんきなら、一人暮らしからファミリー世帯まで幅広い世帯で安くなくなる可能性があります。

ただし、日中に電気をたくさん使い、夜に電気を使わない一人暮らしの人には、相性が悪い場合があります。

また、Looopでんきは、支払い方法がクレジットカードのみで銀行口座が選べない、セットプランがないという点が主な注意点です。

「電力会社の変更ってなんだか大変そう……」と思うかもしれません。しかし、乗り換えの工事は基本的に不要で、電気の質も変化しません。

電力会社の選択は生活費に直結する重要な問題なので、ぜひLooopでんきの導入を検討されてみてください、

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