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最終更新日:2024年11月27日

オクトパスエナジーと中部電力はどちらが安い?電気代を徹底比較。燃調費による損益分岐も検証

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オクトパスエナジーと中部電力はどちらが安い?電気代を徹底比較。燃調費による損益分岐も検証

オクトパスエナジーと中部電力の電気代について「どちらが安くなるの?」「自分が使う電気の量だとお得になるのはどっち?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、オクトパスエナジーと中部電力の料金を比較し、電力使用量や燃料費調整額別のシミュレーションを行い、どちらが得になるのかを徹底的に解説していきます。

中部電力かオクトパスエナジー、どちらを契約するか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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オクトパスエナジーの口コミや評判については、以下の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。

オクトパスエナジーの評判は?怪しいって本当?電気料金やメリット・デメリットを解説【アンケート公開】

近年注目されている新電力会社「オクトパスエナジー」ですが、まだまだ登場して日も浅いため「外資だから怪しい」「電気代は安いの?高いの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 オクトパスエナジーの利用者に口コ […]

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※オクトパスエナジーでは沖縄電力エリアを除いたエリアで「グリーンオクトパス2024-09」プラン(以下、オクトパスエナジー)を提供しております。

長井 勇樹
監修者
小売電気アドバイザー
経歴
個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー
所属
株式会社ブレイブ
取得資格
デジタル庁公認デジタル推進委員
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※クラシェルジュは、商品を公平かつ中立的に紹介し、評価には影響を与えません。これは当サイトが設定したコンテンツポリシーに従ったものです。

オクトパスエナジーと中部電力の料金プランを比較

まずは、オクトパスエナジーと中部電力の料金プランを比較してみます。

オクトパスエナジーは「グリーンオクトパス」中部電力は「従量電灯B」プランです。

項目オクトパスエナジー中部電力
基本料金10A:302.56円
(1日あたり9.76円)
20A:605.12円
(1日あたり19.52円)
30A: 907.68円
(1日あたり29.28円)
40A:1,210.24円
(1日あたり39.04円)
50A:1,512.8円
(1日あたり48.80円)
10A:321.14円
20A:642.28円
30A: 963.42円
40A:1,284.56円
50A:1,605.70円
電力量料金〜120kWh:20.50円
121〜300kWh:24.20円
301kWh〜:26.70円
〜120kWh:21.20円
121〜300kWh:25.67円
301kWh〜:28.62円
燃料費調整額
(2024年12月)
2.59円
(1kWhあたり)
2.59円
(1kWhあたり)

上記のうち、基本料金は電気の使用量に関わらず発生する金額です。

電力量料金は、電気の使用量(1kWhあたり)に応じてかかる単価のこと。

燃料費調整額は、電気を作るコストや調達価格などで毎月増減します。

プラスになる場合もあればマイナスになるときもあります。

上記を見てみると、基本料金・電力量料金のいずれもオクトパスエナジーのほうが安いことがわかります。

燃料費調整額は同じなので、2024年4月の場合なら、どのようなアンペア契約・電気の使用量でもオクトパスエナジーが安くなります。

以下で、基本料金・電力量料金などをさらに詳しく見ていきましょう。

基本料金・電力量料金はオクトパスエナジーが安い

中部電力と比較すると、オクトパスエナジーは基本料金・電力量料金ともに低くなっています。

まずは基本料金を確認してみましょう。

アンペア数オクトパスエナジー中部電力
10A302.56円
(1日あたり9.76円)
321.14円
20A605.12円
(1日あたり19.52円)
642.28円
30A907.68円
(1日あたり29.28円)
963.42円
40A1,210.24円
(1日あたり39.04円)
1,284.56円
50A1,512.8円
(1日あたり48.80円)
1,605.70円

オクトパスエナジーの基本料金は1日あたりのため、31日で計算しています。

31日まである月は7カ月で、30日以下の月は5カ月あるので、1年のうち5カ月間の基本料金はさらに安くなります。

次は電力量料金を比較です。電力量料金は1〜3段階に分かれていて、使用料に応じて単価が変動します。

電力量料金オクトパスエナジー中部電力
〜120kWh20.50円21.20円
121〜300kWh24.20円25.67円
301kWh〜26.70円28.62円

電力量料金は、1〜3段階すべてでオクトパスエナジーのほうが安くなっています。とくに3段階目の料金差が大きく、電気をたくさん使う家庭ではよりお得になる計算です。

燃料費調整額は同等

燃料費調整額は、オクトパスエナジー・中部電力ともに同水準です。

例えば、2024年12月分の燃料費調整額は、オクトパスエナジー・中部電力ともに2.59円。電力量料金1kWh単価に2.59円が足される計算です。

ただし、燃料費調整額は毎月変動します。

月によっては中部電力のほうが安くなるケースも考えられますし、逆もしかりです。あくまで目安程度にとらえておくとよいでしょう。

オクトパスエナジーと中部電力の燃料費調整額による損益分岐

オクトパスエナジーと中部電力は、基本料金・電力量料金ともにオクトパスエナジーのほうが安いため、中部電力のほうが安くなるのは燃料費調整額に差が出た場合です。

実際に、どのくらいの差額が出ると中部電力のほうがお得になるのかを、以下でシミュレーションしてみました。縦軸は電気料金、横軸は電力使用量です。

オクトパスエナジーと中部電力料金比較

計算した結果、燃料費調整額が0.5円以下の場合は、ほとんどのケースでオクトパスエナジーのほうが安くなり、1円以上の場合中部電力のほうが安くなります。

オクトパスエナジーと中部電力の電気料金をシミュレーション

ここからは、オクトパスエナジーと中部電力の電気料金を基本料金・電力量料金・燃料費調整額別にシミュレーションしていきます。

燃料費調整額の差が0.5円・0.7円・1円以上のケースで試算を行っているので、ぜひ参考にしてみてください。

燃料費調整額の差が0.5円の場合

燃料費調整額の差が0.5円の場合(中部電力-0.5円・オクトパスエナジー0円)で、一人暮らし(30A/150kWh)、二人暮らし(40A/220kWh)、ファミリー世帯(40A/300kWh)の電気料金を比較すると、以下の結果になります。( )内は、燃料費調整額を反映させた額です。

使用電力量オクトパスエナジー中部電力
一人暮らし
(30A/150kWh)
4,180.68円
(4,180.68円)
4,277.52円
(4,202.52円)
二人暮らし
(40A/220kWh)
6,226.24円
(6,226.24円)
6,395.56円
(6,285.56円)
ファミリー世帯
(40A/300kWh)
8,218.24円
(8,218.24円)
8,449.16円
(8,299.16円)
参照:オクトパスエナジー 参照:中部電力

どのようなケースでもでオクトパスエナジーが安い

上記の試算では、いずれの場合もオクトパスエナジーのほうが安くなる計算です。

燃料費調整額が0.5円差のケースでは、中部電力は基本料金と電力量料金の差を埋められず、オクトパスエナジーのほうが安いといえるでしょう。

燃料費調整額の差が0.7円の場合

次は、燃料費調整額の差が0.7円の場合(中部電力-0.7円・オクトパスエナジー0円)で、一人暮らし(30A/150kWh)、二人暮らし(40A/220kWh)、ファミリー世帯(40A/300kWh)の電気料金を比較してみましょう。

使用電力量オクトパスエナジー中部電力
一人暮らし
(30A/150kWh)
4,180.68円
(4,180.68円)
4,277.52円
(4,122.52円)
二人暮らし
(40A/220kWh)
6,226.24円
(6,226.24円)
6,395.56円
(6,241.56円)
ファミリー世帯
(40A/300kWh)
8,218.24円
(8,218.24円)
8,449.16円
(8,239.16円)
参照:オクトパスエナジー 参照:中部電力

電気使用量が少ない家庭では中部電力が安い

一人暮らしのモデルケースでは、中部電力のほうが安くなっています。電力量料金の1段階目である0〜〜120kWhまでの差額が小額なため、燃料費調整額の差で中部電力が安くなったと考えられます。

2人以上の世帯でオクトパスエナジーが安い

2人以上世帯では、オクトパスエナジーのほうがお得です。電力量料金の2・3段階目の料金差が、燃料費調整額を上回った結果だといえるでしょう。

燃料費調整額が0.7円の場合は、電気の使用量が少ない家庭だと中部電力のほうが安く、2人以上の世帯ではオクトパスエナジーが安くなる可能性が高くなります。

燃料費調整額の差が1円以上の場合

最後に、燃料費調整額の差が1円以上の場合(中部電力-1円・オクトパスエナジー0円)で、一人暮らし(30A/150kWh)、二人暮らし(40A/220kWh)、ファミリー世帯(40A/300kWh)の電気料金を比較してみましょう。

使用電力量オクトパスエナジー中部電力
一人暮らし
(30A/150kWh)
4,180.68円
(4,180.68円)
4,277.52円
(4,127.52円)
二人暮らし
(40A/220kWh)
6,226.24円
(6,226.24円)
6,395.56円
(6,175.56円)
ファミリー世帯
(40A/300kWh)
8,218.24円
(8,218.24円)
8,449.16円
(8,149.16円)
参照:オクトパスエナジー 参照:中部電力

多くの場合で中部電力が安い

燃料費調整額が1円差の場合では、どもモデルケースでも中部電力のほうが安くなるといった結果が出ました。

以上のことから、燃料費調整額の差額が1円を超えて大きくなるほど、中部電力が安くなるケースが多くなるといえるでしょう。

オクトパスエナジーと中部電力のその他のサービスを比較

ここからは、オクトパスエナジーと中部電力のサービスを比較していきます。

項目オクトパスエナジー中部電力
契約期間なしなし
解約金なしなし
ガスとのセット契約なしあり
キャンペーン・新規申し込みで
15,000円割引
・友達紹介で
1名につき5,000円割引
電気料金10%割引(3カ月間)
ガスとのセット契約でガス基本料金半額(1年間)
問い合わせ方法Web:「オクトパスエナジー公式サイト」
メール:hello@octopusenergy.co.jp
電話:0800-080-7927
SNS:LINEX(旧Twitter)Instagram
Web:「中部電力公式サイト」

契約期間・解約金は両社とも設定されていません。

ガスとのセット契約は中部電力のみ行っています。

キャンペーンは、オクトパスエナジーのほうが圧倒的にお得

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割引額が大きいため、中部電力に比べてかなり安く電気を利用できるでしょう。

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まとめ

今回は、オクトパスエナジーと中部電力の料金を比較し、電気の使用量別のシミュレーションも行いました。

オクトパスエナジーは基本料金・電力量料金ともに中部電力より安くなっていますが、燃料費調整額の差が1円以上になると、中部電力とよりも電気代が高くなるケースも。

とはいえ、燃料費調整額の差がそれほどない状態であれば、オクトパスエナジーがおすすめです。今ならキャンペーン利用で、さらに安くなりますよ。

中部電力かオクトパスエナジーかで契約を悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

伊藤 雄次
執筆者
クラシェルジュ編集部

経歴
元ゲーム好き・節約好きのブロガー、株式会社ブレイブのWEBエンジニア。ゲームを快適に遊ぶためネット環境構築に詳しくなる。専門知見を活かして始めた通信サービスのブログを月間1,200万が訪れるサイトに成長させる。現在は通信費削減・見直しコンサルティングをおこなう傍ら、記事を執筆しながら多くの人の悩み事を解決し続けている。参考:クラシェルジュ開発ストーリー
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