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最終更新日:2024年03月18日

2人暮らし向けの電気料金が安くなる新電力会社おすすめ3選!

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2人暮らし向けの電気料金が安くなる新電力会社おすすめ3選!

「2人暮らしにおすすめの電気会社はある?」
「切り替えで実際いくら安くなるのか知りたい」

近年、電気料金は値上げの一途をたどっています。2024年1月には北海道電力・東京電力・中部電力・九州電力・沖縄電力の5社が値上げを発表しました。

2024年4月からは容量拠出制度が導入され、5月には政府の電気料金補助政策も終了するため、さらなる値上がりが予想されます。

4月からの新生活に際して、電気料金をなるべく抑えたいという方もおおいでしょう。

そこで本記事では、2人暮らし世帯におすすめの電力会社を紹介します。今より1円でも電気料金を節約できるよう、本記事を参考にしていただけると幸いです。

この記事でわかること

  • 2人暮らしにおすすめの電力会社3つ
  • 2人暮らしでオール電化住宅に住んでいる方におすすめの電力会社
  • 2人暮らしでガスとセット契約したい方におすすめの電力会社

なお、2人暮らしに限らずすべての世帯でおすすめの電力会社を紹介している記事もあります。あわせて参考にしてくださいね。

【2024年4月】新電力会社おすすめ11選!料金や特典で比較

新電力会社を選ぶうえで「数が多すぎてどれがおすすめなのかわからない」「東京電力や関西電力などの地域電力会社よりも電気代は安くなるの?」など、サービス面や料金面で悩みや疑問がある人も多いのではないでしょうか。 今回は、数あ […]

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長井 勇樹
監修者
小売電気アドバイザー

小売電気アドバイザー。デジタル庁公認デジタル推進委員。個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー

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この記事の目次

2人暮らしの平均的な電気料金は?

2000年以降の電力料金の平均推移

日本政府の調査によると、2022年における2人世帯の電気代は平均12,678円とのこと。これまでゆるやかに上昇していた電気料金は、2022年に入り高騰しています。

2024年は複数の大手電力会社が値上げの意向を示しており、家電の使い方を工夫するだけでは苦しいのが現状です。

電気料金を抑えるためには、電力会社の乗り換えを検討する必要があるでしょう。

以降では、数ある電力会社のなかから2人暮らしにおすすめの3社を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

2人暮らしにおすすめの新電力会社TOP3

2人暮らしにおすすめの新電力会社は以下の3社です。

              
ランキング電力会社特徴
1位HTBエナジー2人暮らし向けプランありで無料サポートサービスが充実
2位Japan電力基本料金0円で電力使用量が多いほどお得
3位しろくま電力どのエリアでも約25%前後節約できる

それぞれの料金形態や特徴を解説します。

【1位】HTBエナジー

HTBエナジーは、無料サポートサービスが充実しており、キャンペーンもお得な電力会社です。料金プランは以下のとおり。

ベーシックプラン
基本料金東日本・九州エリア:550円
西日本エリア:330円
電力量料金最初の120kWhまで~280kWh超過東日本・九州エリア:25.2~31.8円
西日本エリア:26.3~27.7円
電気供給エリア全国(沖縄以外)
契約期間1年間
違約金1年目に解約した場合は2,200円(税抜)
1年目以降は無料

HTBエナジーには以下の特徴があり、これにより各大手電力会社よりもお得に電気が利用できます。

HTBエナジーの特徴

  • 二人暮らし向けプランが選べる
  • 無料サポートサービスが他社より優秀
  • 都市ガスとまとめて更にお得になるエリアがある
  • 該当プランは今なら基本料金3ヶ月無料

ひとつずつ見ていきましょう。

2人暮らし向けプランが選べる

HTBエナジーには、1~2人暮らし用の「ベーシックプラン」が用意されています。

「ベーシックプラン」は基本料金と従量料金の単価が一律で各地域電力よりも安く設定されているのが特徴です。

どれだけ使っても変わらない一律料金の為、2人暮らしでわかりやすいシンプルなプランを探している方にはぴったりです。

無料サポートサービスが他社より優秀

上記の2人暮らし用の「ベーシックプラン」には、他社より優秀といえる無料サポートサービスがついています。

「ベーシックプラン」についてくる「あんしんサポート365 プラス」では、下記のトラブルに無料で対応してくれます。

  • 電気設備トラブル
  • 水回りのトラブル
  • ガス機器のトラブル
  • 窓ガラスのトラブル
  • 玄関鍵のトラブル
  • スマートフォンの故障(スマホ保険)

まず、注目したいのは電気以外の幅広い生活トラブルに対応している点です。

電気トラブルの無料サポートサービスはよくありますが、それ以外のトラブル対応は有料としている電力会社も多いです。

その中で、多様なトラブルに無料で対応してくれるHTBエナジーのサポートサービスは様々な面で安心して利用でき、他社より優秀だといえるでしょう。

また、スマートフォンの故障(スマホ保険)にも対応してくれるのがHTBエナジーの凄い点です。

HTBエナジーの通信端末修理費用保険特典は、スマートフォンが故障した際、端末修理にかかった実費を30,000円まで補填してくれるというもの。

スマートフォンの修理代は端末や故障度合いにもよりますが、平均4,000~20,000円ほどですから、十分すぎる保証といえます。

電気トラブルだけではなく、生活トラブル全般からスマートフォンの故障まで対応してくれるHTBエナジーの「あんしんサポート365 プラス」。

これだけ充実した内容が無料でついてくるのは嬉しいですよね。

2人暮らしで突然のトラブルに見舞われた時も、大きな負担なく過ごせて安心といえるでしょう。

都市ガスとまとめて更にお得になるエリアがある

HTBエナジーでは、一部エリア限定ですが、都市ガスとまとめて更にお得に利用することもできます。

都市ガスとまとめることができるのは東京・関西・中部エリアで、都市ガスと電気をまとめるとセット割が適用されます。

具体的には、電気と都市ガスとのセット契約で、毎月のガス代から102円が割引されます。

年間で合計1,224円が浮くことになり、お得です。

HTBエナジーの都市ガスは地域のガス会社と比べて、2〜5%割引されているため、セット割でさらにお得になります。

また、ガスと電気の支払先をまとめられるため、2人暮らしでも明細の確認や管理が楽になるのもメリットといえるでしょう。

ベーシックプランは今なら基本料金3ヶ月無料

無料サポートサービスもついてくるHTBエナジーの2人暮らし向けプラン「ベーシックプラン」では、現在お得なキャンペーンを行っています。

新生活応援キャンペーンとして、WEBから新規契約すると基本料金が3ヶ月間無料になります。

基本料金が無料ということは、支払うのはシンプルに使った分だけになります。

ファミリー世帯に比べると使用量が少ないものの、一人暮らしよりは使用量が多い2人暮らしにおすすめできる、とてもお得なキャンペーンです。

\今なら基本料金3ヶ月無料!/

【2位】Japan電力

Japan電力

Japan電力は、2022年に設立された新電力会社です。基本料金が0円で、電力量料金も安く設定されているため電気料金の節約に効果が期待できます。

料金プランは以下のとおりです。

くらしSプラン
基本料金0円
電力量料金〜400kWh北海道エリア:30円
東北エリア:27円
東京エリア:27円
以外のエリア:26円
401kWhを超える場合北海道・東北・東京・エリア:26円
その他のエリア:25円
電気供給エリア全国(沖縄以外)
契約期間1年間
違約金1年目に解約した場合は3,000円(税抜)
1年目以降は無料

Japan電力の場合、2人暮らしだと最大3,500円ほどの節約が期待できます。エリアごとの具体的な金額は以下をご参照ください。

大手電力会社との比較
大手電力会社2人暮らしの料金Japan電力の場合差額
北海道電力11,063.7円7,500円-3563.7円
東北電力9,783.4円6,750円-3033.4円
東京電力9,538.9円6,750円-2788.9円
中部電力7,101.6円6,500円-601.6円
北陸電力9,429.706,500円-2929.7円
関西電力6,212.9円6,500円287.1円
中国電力9,788.5円6,500円-3288.5円
四国電力9,192.6円6,500円-2692.6円
九州電力6,562.9円6,500円-62.8円

※電気料金は「40A、250kWh」で計算しています。
※シミュレーションに燃料調整費・再エネ賦課金・各社独自のポイント制度は含んでおりません。
※燃料費調整額は電力会社によって異なる場合があります。燃料調整額によっては「大手電力会社」の方が高くなる可能性があります。

Japan電力の特徴は以下のとおりです。

Japan電力の特徴

  • 基本料金が0円で電気料金が抑えられる
  • 電気を多く使う家はさらにおトクになる

ひとつずつ解説します。

基本料金が0円で電気料金が抑えられる

Japan電力_基本料金ゼロ

Japan電力は、基本料金0円で利用できます。大手電力会社では260円〜1,800円ほどの基本料金が毎月発生するため、大きな節約につながります。

2人暮らしの場合は、基本料金が600円〜1,300円ほどになる傾向ですので、年間で10,000円以上の節約が期待できるでしょう。

電気を多く使う家はさらにおトクになる

Japan電力_使えば使うほどお得

Japan電力の電力量料金は、使用量が多くなるほど単価が下がるよう設定されています。大手電力会社では使用量が増えるほど単価が上がる仕組みなため、月の使用量が多い方におすすめです。

具体的には、400kWh以上使用した場合、単価が低くなります。とはいえ、もともとの電力量料金が安く設定されているため、通常の使用量でも電気料金は十分抑えられるでしょう。

\基本料金0円でお得!/

【3位】しろくま電力

しろくま電力

しろくま電力(パワー)は、2021年に電力小売に参入した新電力会社です。CO2排出ゼロのグリーンエネルギーを提供しています。

しろくま電力の電気プランは以下のとおりです。

電気料金一例として東京電力エリア
基本料金10A290円
15A435円
20A580円
30A870円
40A1,160円
50A1,450円
60A1,740円
電力量料金〜120kWh24円
〜300kWh24円
301kWh〜24円
電気供給エリア全国(沖縄以外)
契約期間なし
違約金なし

上記は一例として東京エリアの単価を例に出しましたが、各電力エリアによって単価は異なります。

各地域でしろくま電力に乗り換えた場合、最大で3,000円ほど節約となる可能性があります。試算表は以下をご参照ください。

大手電力会社との比較
大手電力会社2人暮らしの料金しろくま電力の場合差額
北海道電力11,063.7円8,445円-2,618.7円
東北電力9,783.4円7,190円-2,593.4円
東京電力9,538.9円7,335円-2,203.9円
中部電力7,101.6円7,285円183.4円
北陸電力9,429.76,270円-3,159.7円
関西電力6,212.9円6,100円-112.9円
中国電力9,788.5円6,680円-3,108.57円
四国電力9,192.6円6,325円-2,867.6円
九州電力6,562.9円6,760円197.1円

※電気料金は「40A、250kWh」で計算しています。

※シミュレーションに燃料調整費・再エネ賦課金・各社独自のポイント制度は含んでおりません。

※燃料費調整額は電力会社によって異なる場合があります。燃料調整額によっては「大手電力会社」の方が高くなる可能性があります。

しろくま電力には、以下3つの特徴があります。

しろくま電力の特徴

  • どの電力エリアでも25%前後安くなる
  • 大幅な電気料金の高騰に備えられる
  • 環境問題に貢献できる

ひとつずつ見ていきましょう。

どの電力エリアでも25%前後安くなる

しろくま電力 最大25%安くなる

しろくま電力は、ほとんどの場合、基本料金・電力量料金が大手電力会社よりも安く設定されています。そのため、契約アンペア・使用電力量に関係なく電気料金を安くできるのがメリットです。

例えば東京電力エリアの場合は以下のとおりです。

電気料金東京電力しろくま電力
基本料金10A295.24円290円(−5.24円)
15A442.86円435円(−7.86円)
20A590.48円580円(−10.48円)
30A885.72円870円(−15.72円)
40A1,180.96円1,160円(−20.96円)
50A1,476.20円1,450円(−26.20円)
60A1,771.44円1,740円(−5.30円)
電力量料金〜120kWh30.00円24円(−36.60円)
〜300kWh36.60円24円(−36.60円)
301kWh〜40.69円240円(−40.69円)

契約アンペアや電力使用量によっては大手電力会社の方が安くなる地域はあるものの、「契約内容や電気を使用する時間帯に関わらず確実に料金を安くしたい」という方におすすめです。

大幅な電気料金の高騰に備えられる

しろくま電力_料金高騰準備金

しろくま電力では、電力市場の影響による大幅な高騰に備えられるよう「料金高騰管還付金」という制度を用意しています。

電気料金が低い月に少しだけ単価を多くもらい、電気料金が高くなった際に還付金として各家庭の電気料金を補填する仕組みです。

これにより、月ごとに変動する電気料金に左右されず、安定した家計管理が行えます。

実質支払う金額は変わらず、月々安定した予算で家計管理ができるのはしろくま電力のメリットです。

環境問題に貢献できる

しろくま電力

しろくま電力を利用すると、電気料金を抑えられるほか、環境問題にも貢献できます。しろくま電力では、グリーン電力を導入しているためです。

グリーン電力とは、太陽光・風力・バイオマスなどの自然エネルギーを用いた電力を指します。CO2の排出を極力抑えた自然にやさしい電力なのです。

しろくま電力の大元は、CO2排出を起因とする環境問題の改善に取り組んできた企業で、「供給する電力は極力自然由来のものにしたい」という信念のもと、電気の小売を行っています。

電気料金を抑えつつ、近年さらに実感が増す地球温暖化などに貢献できるのはしろくま電力のメリットです。

\電気料金が25%前後安くなる!/

もっと詳しいしろくま電力についての詳細はしろくま電力(ぱわー)の評判を徹底解説!をご覧ください!

2人暮らしでオール電化の方におすすめの電力会社

Looopでんき

2人暮らしでオール電化に住んでいる場合は、Looopでんきがおすすめです。Looopでんきは深夜帯に電力量単価が安くなるため、エコキュートや蓄熱暖房機を設置している場合、安い時間帯に湯沸かしや蓄電ができるためです。

実際、オール電化住宅でLooopでんきを導入した方からは以下の意見が聞かれています。

特に太陽光電池との掛け合わせが相性抜群のようです。

ただし、オール電化住宅の設備によっては大手電力会社の方が安くなる場合もあります。気になる方はLooopでんきに直接確認するのもよいでしょう。

2人暮らしでガスとセット契約したい方におすすめの電力会社

2人暮らしで、ガスとのセット契約を検討している方は、以下の電力会社がおすすめです。

電気とガスのセット契約におすすめの電力会社

  • 関東エリア|Looopでんき
  • 関西・東海エリア|ミツウロコでんき
  • その他のエリア|大手電力会社またはガス会社

それぞれの料金や特徴を解説します。

関東エリア|Looopでんき

Looopでんきのでガス

Looopでんきは、東京ガス株式会社が提供しているエリアに限定して「Looopでんき+ガス」のセット契約を可能としています。

Looopでんきのガスは、基本料金と従量料金が固定されている点が特徴です。東京ガスとの料金比較は以下の表をご覧ください。

東京ガスとLooopでのきのガスの料金比較表
東京ガスLooopでんきのガス
基本料金従量料金基本料金従量料金
0m3から20m3まで759円145.31円1,000円128円
20m3をこえ80m3まで1,056円130.46円
80m3をこえ200m3まで1,232円128.26円
200m3をこえ500m3まで1,892円124.96円
500m3をこえ800m3まで6,292円116.16円
800m3をこえる場合12,452円108.46円
ガス供給地域首都圏を中心とする一都六県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、茨城県、群馬県)

0m3〜20m3までの基本料金は東京ガスのほうが安いですが、重量料金はLooopでんきのガスの方が安いため、月に14m3以上利用する場合、確実にLooopでんきのガスの方が料金を抑えられます。

さらに、電気×ガスの契約で電気の料金単価が1円割引になるため、電気代の節約にもつながります。

\電気料金最安!/

関西・東海エリア|ミツウロコでんき

ミツウロコガス

関東甲信越エリアにお住まいの方は、ミツウロコでんき×ミツウロコの都市ガスがおすすめです。

東邦ガス・大阪ガスよりも基本料金・従量料金が安いため、ガス代が確実に抑えられます。

例えば月に20m3使用した場合、以下の金額が節約可能です。

大手ガス会社とミツウロコの都市ガスの試算表
大手ガス会社の場合ミツウロコの都市ガスの場合
東邦ガス4,935.4円4,820.2円(-115.2円)
大阪ガス4,255.2円4,127.4円(-127.8円)

電気料金は、大手電力会社より基本料金・電力量料金のいずれかが安く設定されています。

その他のエリア|大手電力会社またはガス会社

東京ガス・東邦ガス・大阪ガスエリア以外にお住まいの方は、地元の大手電力会社またはガス会社でまとめるのが無難です。

電力会社に焦点を当てれば安いところは多いですが、ガス料金の大幅な節約が期待できる新規企業の参入が少ないためです。

新電力会社のメリット

大手電力会社から新電力会社への乗り換えには以下のメリットが存在します。

新電力会社のメリット

  • 基本的に電気料金が安い
  • おトクなポイント制度やセット割がある

各メリットを見ていきましょう。

基本的に電気料金が安い

新電力会社は、基本的に電気料金が大手よりも安く設定されています。

理由は、電気の発電に必要な設備などを自社で用意する必要がないためです。新電力会社は大手と同じ電気を仕入れ、自社で小売販売することで各家庭に安く電気を供給できています。

そのため、大手電力会社と同じ品質の電気を安く供給できているのです。

おトクなポイント制度やセット割がある

新電力会社の多くは、独自のポイント制度やセット割を用意しています。例えば、本記事でおすすめしているLooopでんきでは「ガスとのセット契約で電気料金単価が1円割引になる」といった具合です。

もともと価格設定が安い電気料金をさらにおトクに利用できるのが、新電力会社のメリットです。

新電力会社のデメリット

新電力会社は魅力的なポイントが多いものの、デメリットも存在します。特に以下の点には注意が必要です。

新電力会社のデメリット

  • 将来的に電気料金が高くなる可能性がある
  • 事業撤退のリスクがある

ひとつずつ見ていきましょう。

将来的に電気料金が高くなる可能性がある

「市場連動型」のプランを採用している新電力会社の場合、将来的に電気料金が高くなる可能性があります。

市場連動型とは、電気の市場価格に応じて料金単価が変動する形態を指します。本記事で紹介した電力会社であれば、Looopでんきが市場連動型です。

市場価格が安いときには破格の値段で電気が使える一方、市場価格が高い時は他の電力会社より高値になるリスクがあります。

メリット・デメリットどちらの側面もあるため、契約する前には十分検討しましょう。

2024年4月から電気料金が上がる可能性がある

2024年4月からは「容量拠出制度」も開始されるため、市場連動型であるなしに関わらず電気料金が上がる可能性があります。

容量拠出制度とは、将来の電力を確保するためのコスト(容量拠出金)を各電力会社に負担してもらう制度です。この容量拠出金は電気料金にも反映されると見込まれており、実際Looopでんきでは2024年4月から+2.20円/kWhを追加で請求する旨を発表しています。

本記事で紹介したJapan電力・しろくま電力ではまだ発表されてはいないものの、今後の電気料金に反映される可能性は十分考えられます。

事業撤退のリスクがある

新電力会社はあくまで民間が運営する企業であるため、事業撤退や倒産のリスクがあります。

実際、2023年には60社もの企業が電力小売から撤退しました。事業撤退・倒産したからといって電気が止まることはなく、大手電力会社が引き続き電力を供給します。

しかし、新たに契約し直すなどの手間がかかるため、発生しうるリスクとして頭の片隅に留めておくとよいでしょう。

なお、Looopでんきは2016年から8年間運用している新電力会社で、比較的安定感があります。

しろくま電力は電力小売こそ2021年開始の新しい電力会社ですが、もともとは太陽光発電をメインとしていた企業なため、こちらも安心感があります。

出典:株式会社帝国データバンク「「新電力会社」事業撤退動向調査

新電力会社の選び方

おすすめの新電力会社を紹介しましたが、他の電力会社も比較検討して探したいという方もいるでしょう。

そこで、本章では新電力会社の選び方を解説します。手順は以下のとおりです。

新電力会社の選び方

  1. エリアを確かめる
  2. 電気料金を試算する
  3. セット割があるか確かめる
  4. ポイント制度があるか確かめる
  5. 解約金があるか確かめる

ひとつずつ解説します。

エリアを確かめる

新電力会社には、エリアを限定してサービス提供しているところがあります。電気料金が安くても自分の住んでいる地域で利用できない可能性があるため、契約前に確認しましょう。

なお、本記事で紹介しているLooopでんき・Japan電力・しろくま電力はいずれも全国対応(※)となっています。

(※)沖縄エリアは、Japan電力・しろくま電力の提供エリア外

電気料金を試算する

自分の契約アンペア・電力使用量から、新電力へ切り替えた際の電気料金を試算しましょう。

その際、自身が契約しているアンペア数が新電力会社にあるかの確認も大切です。会社によっては40Aからの契約にしか対応していないところもあるためです。

試算してみて安くなるのであれば、乗り換えるに値する新電力会社と判断できます。

セット割があるか確かめる

電気とガスをセットで契約する予定であれば、セット割があるかも確認しましょう。電気とガスをまとめることで光熱費の節約になる可能性もあります。

本記事で紹介した電力会社では、Looopでんきがガスとのセット契約で電気料金を1kWhあたり1円割引するセット割を用意しています。

ガス料金も安くしたいと考えている方は、ぜひ確認してみてください。

ポイント制度があるか確かめる

新電力会社のなかには、ポイント制度を用意しているところがあります。

例えば『2人暮らしでガスとセット契約したい方におすすめの電力会社』で紹介したミツウロコでんきでは、Pointaポイントが貯まる制度があります。

他にも、PayPay・楽天ポイント・nanaco・Tポイントまたは独自のポイント制度を用意している新電力会社もあるため、検討する際にはポイントも加味した料金で検討しましょう。

解約金があるか確かめる

あまり数は多くありませんが、新電力会社のなかには解約金を設定しているところがあります。本記事で紹介した電力会社だと、Japan電力が1年以内の解約で3,000円の解約金を設定しています。

大きな金額ではないものの、乗り換えのハードルを上げるポイントとなるため、契約前には必ず確認しましょう。

新電力会社への申し込み方法

新電力会社への申し込み方法はいたって簡単です。以下2つの手順で切り替えが完了します。

新電力会社への申し込み方法

  1. 公式サイトから申し込み
  2. スマートメーターの設置を待つ

ひとつずつ解説します。

公式サイトから申し込み

公式サイトの申し込みページから必要事項を入力します。以下の情報が必要なため、事前に用意しておくとスムーズです。

申し込みに必要な情報

  • 現在利用している電力会社の請求書(お客様番号や供給地点番号を確認するため)
  • 引き落としの口座情報またはクレジットカード

申し込み時に必要な情報

引っ越しにともなう申し込みであれば、利用開始日も確認しておきましょう。

スマートメーターの設置を待つ

大手電力会社から切り替える場合は、スマートメーターという新しい電力量計を設置する必要があります。設置は電力会社の方で行ってくれるため、契約者が作業する必要はありません。

申し込みからおおよそ1ヶ月ほど、または次の請求までにはスマートメーターが設置され、切り替えが完了します。

【QA】新電力会社に関してよくある質問

新電力会社に関してよくある質問をまとめました。内容は以下のとおりです。

Q.2人暮らしでにおすすめの電力会社は?

Q.電気とガスをセットにするならどこが安い?

Q.2人暮らしでオール電化住宅の場合はどの電力会社がおすすめ?

Q.新電力会社でも電気の質は同じ?

Q.新電力会社は何で安いの?

ひとつずつ回答します。

Q.2人暮らしでにおすすめの電力会社は?

2人暮らしにおすすめの電力会社は以下の3社です。

  • HTBエナジー
  • Japan電力
  • しろくま電力

HTBエナジーは2人暮らし向けのプランが用意されており、料金設定もシンプルでわかりやすくお得です。また無料サポートサービスが充実しているため安心して利用できます。

Japan電力は電力使用量が多いほど単価が安くなるため、電気を多く使う2人暮らしの家庭に向いています。

しろくま電力は使用時間に関係なく大手電力会社より確実に安く利用できるのが魅力です。

Q.電気とガスをセットにするならどこが安い?

関東エリアなら「Looopでんき」、関西・東海エリアなら「ミツウロコでんき」がおすすめです。その他の地域は大手電力会社または大手ガス会社いずれかでまとめるのが無難な選択といえるでしょう。

Q.2人暮らしでオール電化住宅の場合はどの電力会社がおすすめ?

エコキュートや蓄熱暖房を利用しているオール電化住宅であればLooopでんきがおすすめです。電気料金が安い時間帯に湯沸かし・蓄熱を行えば電気料金を大幅に節約できます。

Q.新電力会社でも電気の質は同じ?

新電力会社・大手電力会社いずれも電気の質は変わりありません。電気の仕入れ先が同じで、供給経路も変わらないためです。

切り替えたからと言って、電気がつながりにくくなる・止まるなどのリスクはないため安心して使用できます。

Q.新電力会社は何で安いの?

発電設備や送電線を自社で所有していない会社が多く、設備にかかるコストが少ないため、その分電気料金の単価を安く設定できているのです。

まとめ:2人暮らしで電気料金を安く抑えたいならHTBエナジーがおすすめ!

2人暮らしで電気料金を抑えたいと考えている方には、HTBエナジー・Japan電力・しろくま電力がおすすめです。

特にHTBエナジーは2人暮らし向けのプランがあり、地域電力よりも安いシンプルでわかりやすい料金設定が魅力です。

エリアによってはガスとのセット割引もあり、無料でついてくるサポートサービスもかなり充実しているので安心して利用できますよ。

Japan電力やしろくま電力も他社より安く利用できるため、2人のライフスタイルに合わせて最適な電力会社に切り替えましょう。

\今なら基本料金3ヶ月無料!/
伊藤 雄次
執筆者
クラシェルジュ編集部

エンジニア業の傍ら始めた通信系メディア・新電力メディアの運営歴10年以上、月間1,200万が訪れるサイトで利用者の悩み事を解決してきた通信サービス提案のプロフェッショナル。ユーザーに最適なネット回線が提案できる知見を活かし、個人法人問わない通信環境のインフラアドバイザーとしても活動中。さらに本業ではネットワークスペシャリストの資格を取得し、社内の通信インフラ運営・保守も担っている。LinkedIn/Facebook

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