西部ガスの電気と九州電力はどっちがオトク?電気・ガスの単体契約からセット契約まで徹底比較!
「西部ガスと九州電力って、どっちが安いの?」「九州電力と西部ガスのセット契約はどちらがオトク?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は西部ガスと九州電力の電気・ガスの単体契約からセット契約まで、徹底的に比較・検証していきます。
現在西部ガスや九州電力を利用している方はもちろん、これから切り替える予定の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
【結論】西部ガスと九州電力は、セット契約なら九州電力が安い
西部ガスと九州電力を比較した場合の結論としては、以下の3点が挙げられます。
- 電気単体の場合は西部ガスのほうが安い
- ガス単体は同一料金
- セットプランは九州電力が安い
よって、電気単体の契約では西部ガスが、電気とガスのセット契約は九州電力がおすすめです。
とはいえ、電気単体の契約は他の新電力会社のほうがオトクですので、安さを求めるのであれば安い新電力会社+九州電力または西部ガスでガスを契約するのが最もおすすめです。
西部ガスと九州電力の料金プラン・セット割を見てみよう
上記の結論を踏まえて、ここからは西部ガスと九州電力の料金プランやセット割の内容を比較していきましょう。
比較内容は電気・ガス・ガスと電気のセット割プランの3つです。
それぞれの項目を、以下でくわしく比較・解説していきます。
電気の単体契約は西部ガスのほうが安い
電気の単体契約プランの料金比較は以下となります。
比較するプランは、西部ガスではプラスでんきプラン1、九州電力では従量電灯Bで、ともに最も契約件数が多いプランを採用しました。
まずは基本料金部分の比較です。
契約アンペア数 | 西部ガス | 九州電力 |
10A | 295.37円 | 297.00円 |
15A | 443.06円 | 445.50円 |
20A | 590.74円 | 594.00円 |
30A | 763.89円 | 891.00円 |
40A | 957.41円 | 1188.00円 |
50A | 1130.56円 | 1485.00円 |
60A | 1273.15円 | 1782.00円 |
次に、1kWhあたりの料金を見ていきましょう。
使用電力量 | 西部ガス | 九州電力 |
120kWhまで | 17.40円 | 17.46円 |
120kWh〜300kWhまで | 23.00円 | 23.06円 |
300kWh〜 | 24.89円 | 26.06円 |
電気料金に関しては、西部ガスが基本料金、電力量料金ともに九州電力より安くなっています。
つまり、いかなる場合でも西部ガスのほうがオトクとなります。
ガスの単体契約は同一料金
西部ガスと九州電力のガス料金は、同一料金となっています。参考までにガス料金を以下にまとめました。
料金表 / 使用量 | 基本料金 | 従量料金 |
A表 / ~15m3 | 913円 | 211.2円 |
B表 / 16~30m3 | 1,133円 | 196.54円 |
C表 / 31~100m3 | 1,562円 | 182.24円 |
D表 / 100m3~ | 2,167円 | 176.19円 |
西部ガス・九州電力ともに上記の料金となります。
金額的には同じですので、基本的にはどちらと契約しても変わりません。
電気・ガスのセット契約は九州電力がオトク
西部ガスと九州電力は、ともに電気・ガスのセット契約が可能で、セット割引が受けられます。
九州電力のセット割引は、ガスの利用料に応じて100円〜最大で1,300円もの割引が適用されます。
かたや西部ガスの場合は、ガス代が一律3%割引になります。
割引率と金額を考えると、九州電力のほうがオトクになります。セット契約に関しては、以下の項目で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
西部ガスと九州電力の料金をシミュレーションで徹底比較
ここからは、西部ガスと九州電力の料金をシミュレーションしてみましょう。
電気単体の場合は西部ガスのほうが安く、ガス単体では料金は変わりません。
結論から言ってしまうと、世帯人数に関わらず、九州電力の電気・ガスのセット契約が最も安くなります。
ですので、以下では西部ガス・九州電力のセット契約を比較してみます。
1人ぐらしの場合はセット契約だと九州電力のほうが安い
まずは1人暮らし世帯の平均的なガスと電気の使用量をもとにして、西部ガスと九州電力のセット契約の料金を比較してみましょう。
契約先 | 電気・ガス合計料金 |
西部ガス | 8,888円 |
九州電力 | 8,621円 |
ガスは17㎥、電気は20A契約 / 170kWhで計算。原料調整費などは含まず
九州電力のほうが、月額250円ほど安くなる計算です。
1人暮らし世帯は電気・ガスの使用量ともに少なく、割引額の影響が少なくなりがちですので、250円の差はかなり優秀な部類に入ると考えてよいでしょう。
2人ぐらしの場合もセット契約の九州電力が安い
契約先 | 電気・ガス合計料金 |
西部ガス | 16,261円 |
九州電力 | 15,849円 |
ガスは31㎥、電気は30A契約 / 348kWhで計算。原料調整費などは含まず
2人ぐらしの場合でも、九州電力のほうが安くなります。
金額差も一人暮らしと比べて約410円と大きく、年間で5,000円ほどオトクになる計算です。
このくらいの金額差であれば、切り替えに食指が動く方も多いのではないでしょうか。
3人ぐらしの場合も九州電力のセット契約がオトク
契約先 | 電気・ガス合計料金 |
西部ガス | 19,122円 |
九州電力 | 18,861円 |
ガスは39㎥、電気は40A契約 / 391kWhで計算。原料調整費などは含まず
3人以上世帯の場合も、九州電力のセット契約に軍配があがります。
金額差は250円程度と、2人世帯に比べてインパクトは少なめですが、使用量に関わらず九州電力のほうが安くなる結果となりました。
電気は新電力会社と契約した方が安くなる
いずれの場合も九州電力のセット契約がオトクといった結果が出ました
しかしながら、安さを求めるのであれば電気は新電力会社、ガスは九州電力・西部ガスと分けるのが最適解です。
電気の単体契約は西部ガスのほうが安いので、以下の項目で、他社新電力と西部ガスの料金を比較してみましょう。
他社新電力との比較
一例として、西部ガスとリミックスでんきを比べてみます。まずは基本料金部分の比較です。
契約アンペア数 | 西部ガス | 九州電力 |
10A | 295.37円 | 契約不可 |
15A | 443.06円 | 契約不可 |
20A | 590.74円 | 契約不可 |
30A | 763.89円 | 846.45円 |
40A | 957.41円 | 1,128.60円 |
50A | 1130.56円 | 1,410.75円 |
60A | 1273.15円 | 1,692.90円 |
次に、1kWhあたりの料金を見ていきましょう。
使用電力量 | 西部ガス | 九州電力 |
120kWhまで | 17.40円 | 16.58円 |
120kWh〜300kWhまで | 23.00円 | 21.90円 |
300kWh〜 | 24.89円 | 24.75円 |
基本料金こそ西部ガスの方が安いですが、電力量料金ではすべての段階でリミックスでんきのほうがオトクになります。
そのため、2人暮らし以上で電気をたくさん使う家庭ですと、断然リミックスでんきがおすすめとなります。
またONE電気やLooopでんきなど、基本料金が0円の新電力会社もあります。電力量料金は一律で、1・2段階目の料金が高く設定されていますが、電気をほとんど使わない方や、逆に契約アンペア数が高く、電気を沢山使う家庭ではオトクになります。
西部ガスと九州電力の特典・キャンペーンを比較
電力会社やガス会社を比較する際には、実質的な料金以外にも、ポイント特典やキャンペーンなども確認しておくと失敗がありません。
ポイントは比較的地味ではありますが、確実に貯まるものが多く、長期間契約していれば金額換算でそれなりになります。
また入会キャンペーンなどが開催されているときに契約すれば、オトクに乗り換えることも可能です。
以下の項目で、ポイントや入会キャンペーンの詳細を見ていきましょう。
ポイント特典を比較
九州電力と西部ガスのポイント制度は以下のとおりです。
- 九州電力:Qピコポイント
- 西部ガス:西部ガスポイントサービス
各ポイントの詳細を解説していきます。
九州電力はQピコポイントが貯まる
まず、九州電力のポイント特典はQピコポイント。毎月の電力使用量やWeb検針登録などをすることで、何もせずとも貯まっていきます。また九州電力が提供している「キレイライフプラス」に加入すると、より効率的に貯められます。
使いみちとしては、「キレイライフプラス」会員を対象として行われる抽選キャンペーンに、ポイントを使って応募します。
つまり、ポイントを電気料金に充当したり、他のポイントサービスへの変換などはできません。よって、それほど使い勝手のよいサービスとはいえません。
西部ガスは西部ガスポイントサービス
いっぽう西部ガスでは、電気料金200円ごとに1ポイントが付与される西部ガスポイントサービスを行っています。
ポイントはT-POINTや楽天ポイントなど7種類の提携ポイントに変換できるため、使い勝手は西部ガスのほうが断然おすすめです。
入会キャンペーンを比較
ここからは、九州電力と西部ガスのキャンペーンを比較していきます。
2022年12月現在、九州電力は入会キャンペーンを行っていないものの、過去のキャンペーンから西部ガスに類似しているものを参考に解説します。
キャンペーン名は以下のとおりです。
- 九州電力:春の新規ご契約キャンペーン2022
- 西部ガス:もらえてえらべるキャンペーン
各キャンペーンの詳細を、以下で見ていきましょう。
九州電力の春の新規ご契約キャンペーン2022
九州電力の春の新規ご契約キャンペーン2022は、電気を新規申し込みすることで、抽選で5,000人に10,000円分のデジタルギフト券が当たるというものでした。
また、電気とガスをセットにすることで、デジタルギフト券が1,000円分プレゼントされています。
加えて、BBIQ・きゅうでん光・QTmobileとまとめてあんしん割を申し込むことで、抽選で2,000人に3,000円分のクオカードが当たるといった内容です。
確実にもらえるのは電気・ガスのセット契約によるデジタルギフト券1,000円分となっており、入会キャンペーンとしてはそれほどオトクとは言えないでしょう。
西部ガスのもらえてえらべるキャンペーン
西部ガスのキャンペーンはもらえてえらべるキャンペーン。西部ガスの電気に他社からの乗り換え、または新規申し込みで3,000円分相当のデジタルギフトがもれなくプレゼントされます。
デジタルギフト券はiTuneカードやAmazonギフト券など、17種類から選ぶことができますので、使い勝手はかなりのものだといえるでしょう。
期間は2022年5月11日〜11月30日までとなっています。
電気とガスをセットで契約するデメリット
電気とガスのセット契約はセット割引が効き、支払いが一元化できるなどのメリットもありますが、以下のようなデメリットも存在します。
- 単体契約のほうが安くなる場合も
- 対応していないエリアがあるt
各デメリットを以下で解説していきます。これまでの内容と重複する部分もありますが、念のためご一読ください。
単体契約のほうが安くなる場合も
これまで何度か触れたとおり、電気・ガスのセット契約よりも、それぞれを単体で契約したほうが安くなる場合があります。
九州電力と西部ガスだけならば、九州電力のセット契約がもっとも安くなりますが、安い新電力会社+九州電力・西部ガスのガスをそれぞれ単体で契約すると、さらに安くなります。
単体での契約はそれほど手間ではありませんので、安さを求める方は他社新電力を比較して決めるのがおすすめです。
対応していないエリアがある
たとえば西部ガスから九州電力のガスに切り替える場合、「西部ガスの都市ガス契約がある」方が対象になります。
この対象エリアは、福岡ですと福岡市、春日市、大野城市、糸島市、福津市、古賀市、 宗像市、宮若市、那珂川市、粕屋町、新宮町、志免町。北九州では北九州市、中間市、水巻町、苅田町、遠賀町、芦屋町、岡垣町となります。
上記以外のエリアでは切り替え、または申し込みができないので注意してください。
九州電力から西部ガス、あるいは西部ガスから九州電力に切り替える方法
九州電力から西部ガス、あるいは西部ガスから九州電力に切り替える方法は、基本的に公式サイトから契約を申し込むだけで完了です。
それぞれの申込先を以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
申込先 / 内容 | 申込み窓口 |
九州電力:電気単体 | 「インターネットでのお手続き・お申込み」 |
九州電力:ガス単体 | 「インターネットでのお手続き・お申込み」 |
九州電力:電気・ガスセット | 「インターネットでのお手続き・お申込み」 電話:0570-000-312(月曜日~金曜日(祝日除く)9:00~17:45) |
西部ガス:電気単体 | 「西部ガス電気のお申込み」 |
西部ガス:ガス単体 | 「ガスや電気のご使用開始・停止のお手続き」 電話:0570-000-312(月曜日~金曜日(祝日除く)9:00~17:45) |
西部ガス:電気・ガスセット | 「まとめてカンタン!おすすめのガス+電気セット」電話:0570-000-312(月曜日~金曜日(祝日除く)9:00~17:45) |
現住所でガスや電気を切り替える場合は、新しい契約先に申し込むだけで完了です。現在利用している電力・ガス会社の解約手続きは、新規契約先が代行してくれます。
またガス設備やメーター工事もなく、立ち会いなども必要ありません。
いっぽう、引越しなどの場合は、現在利用している電力・ガス会社の解約手続きは自分で行わなければなりませんので注意してください。
まとめ
今回は、西部ガスと九州電力はどっちがオトクなのかを、単体契約やセット契約など含めて解説してきました。
両社を比較した場合では、電気・ガスのセット契約であれば九州電力のほうが安くなります。
ただ、安さを求めるのであればガスは西部ガス・九州電力+電気は安い新電力会社がもっともおすすめです。
とはいえ、セット契約は支払いが一元化できるなどのメリットもありますので、それらも加味して検討してみると失敗がありませんよ。
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