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最終更新日:2024年09月30日

ENEOSでんきが値上げしてやばい?どのくらい高くなった?おすすめ乗り換え先も紹介!【2024年最新】

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ENEOSでんきが値上げしてやばい?どのくらい高くなった?おすすめ乗り換え先も紹介!【2024年最新】

2023年11月の請求から、ENEOSでんきの電気代が値上げされています。

値上げと聞いて契約を続けるべきか迷っている人や、電気代がいきなり高くなったと不安になっている人も多いのではないでしょうか。

今回は、ENEOSでんきの値上げの金額や値上げ幅の詳細・大手電力会社や新電力会社と比べて電気料金は高いのかなどを専門家が徹底解説・比較していきます。

あわせてENEOSでんきからの乗り換えにおすすめの電力会社なども紹介します。

ENEOSでんきの利用継続や乗り換えを考えている人はもちろん、これから電気の契約を考えている人もぜひ参考にしてみてください。

長井 勇樹
監修者
小売電気アドバイザー
経歴
個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力業界の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー
所属
株式会社ブレイブ
取得資格
デジタル庁公認デジタル推進委員
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ENEOSでんきは値上げでどのくらい高くなった?

ENEOSでんきのろご

ENEOSでんきでは、電気料金のうち基本料金(最低料金)・電力量料金・燃料調整費の値上げが行われています。

詳細な金額などは、値上げの詳細を参照してみてください。

ちなみに、ENEOSでんきだけが値上げしたわけではないことは覚えておきましょう。

電気を作るための燃料費の値上げや、託送料の上昇などが原因で、電気料金はどの会社であっても値上がりしているのが現状です。

以下の項目で、実際に電気料金がどのくらい高くなったのかや、上昇した燃料調整費などを解説します。「電気代が高くなった気がする」「ほかの電力会社よりも値上がりしたの?」などの不安や疑問がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

基本料金が最大33%・電力量料金が最大50%値上げ

ENEOSでんきの基本料金は、最大33%の値上げ。電力量料金は最大で50%の上昇となっています。

なお、値上げが行われるエリアは北海道・関東・東北・北陸・四国・中国エリアのみ。そのほかのエリアでは値上げは実施されません。

例えばENEOSでんきの一般家庭用プランの基本料金は、改定前と改定後では以下の金額に変更されています。

ここでは、東日本エリアは10Aあたりの基本料金、西日本エリアは最低料金で比較していきます。

プラン名改定前改定後
北海道Vプラン372.88円374円
(+1.12円)
東北Vプラン368.23円369.60円
(+1.37円)
東京Vプラン295.29円295.24円
(-0.05円)
北陸Vプラン299.56円302.5円
(+2.94円)
中国Aプラン533.27円712.67円
(+179.4円)
四国Aプラン561.47円667円
(+105.5円)
参照:ENEOSでんき

値上がり幅は最大33%ですが、地域によってはそれほど変わらなかったり若干安くなっていたりするところも。

特に東日本エリアの多くは数円の値上げですので、それほど電気代に影響することはなさそうです。

次に、電力量料金を比較してみましょう。

プラン名単位改定前改定後
北海道Vプラン〜120kWhまで23.61円35.26円
(+11.65円)
120〜280kWhまで28.89円40.22円
(+11.33円)
280kWh〜31.28円42.61円
(+11.33円)
東北Vプラン〜120kWhまで18.82円29.56円
(+10.74円)
120〜280kWhまで24.87円35.75円
(+10.88円)
280kWh〜27.67円38.55円
(+10.88円)
東京Vプラン〜120kWhまで19.97円30円
(+10.03円)
120〜280kWhまで24.63円35.05円
(+10.42円)
280kWh〜26.31円37.1円
(+10.79円)
北陸Vプラン〜120kWhまで18.18円30.67円
(+12.49円)
120〜280kWhまで21.47円34.17円
(+12.7円)
280kWh〜22.2円34.9円
(+12.7円)
中国Aプラン〜120kWhまで21.46円32.66円
(+11.2円)
120〜280kWhまで27.38円38.79円
(+11.41円)
280kWh〜28.39円39.8円
(+10.91円)
四国Aプラン〜120kWhまで20.84円30.65円
(+9.81円)
120〜280kWhまで26.4円36.63円
(+10.23円)
280kWh〜28.39円38.62円
(+10.23円)
参照:ENEOSでんき

基本料金とは異なり、全てのエリアで1kWhあたり10円以上値上げしています。

ENEOSでんきが高くなったと言われる理由には、電力量料金が大きく影響しているといえるでしょう。

ENEOSでんきの燃料費調整費は大手電力会社と同額に変更

ENEOSでんきは、燃料調整費も値上げしています。

燃料費調整額とは、火力発電に使われる燃料につけられた貿易価格の上下によって毎月変動するものです。

ただし、燃料調整費はENEOSでんきの電気料金だけに適用されるものではありません。

東京電力などの地域電力会社やほかの新電力会社でも同様に適用され、貿易価格の上昇による値上げが行われています。

ENEOSでんきの燃料調整額は、大手電力会社と同等です。

例えば東京電力とENEOSでんきの燃料調整額は同額のため、燃料調整費によって電気料金がオトクになる・ならないということはありません。

その他料金のシステム・割引は変更なし

ENEOSでんきには、長期割引やENEOSのカード割引など様々な特典がありますが、電気料金以外の料金システム・割引の変更はありません。

例えばENEOSでんきを2年継続で申し込むと電気料金が割引される「にねんとくとく割」の割引率は、1kWhあたり0.2円(1〜2年目)のままです。

またENEOSカードS・P・Cなどで電気料金を支払うとガソリン・灯油・軽油代が割引になる「ENEOSカード割引」の還元率も同率です。

ENEOSでんきはいつから値上げする?

ENEOSでんきの値上げにあたって、気になるのが「いつから値上げするのか」ではないでしょうか。

以下の項目では、ENEOSでんきの値上げの時期や支払いに影響するのはいつからなのかを詳しく解説します。

ENEOSでんきの電気料金は2023年10月に値上げ

ENEOSでんきの電気料金は、2023年10月に値上げが行われています。

ENEOSでんきは今年5月にも値上げがされていて、今回は2回目。

そのせいか「ENEOSでんきはやばい?」「ENEOSでんきって大丈夫なの?」といった評判も見られますが、大手電力会社に追随した値上げタイミングなので、足並みを揃えた程度だと捉えておいてよいでしょう。

支払いに影響するのは2023年11月から

10月に改定された電気料金が反映されるのは、2023年11月からの支払いです。

11月以降からは新料金での請求になるため、以前と比べて電気代がどのくらい高くなったのかを調べてみると、契約継続・乗り換えを検討する際の参考になるでしょう。

ENEOSでんきの値上げ後の電気代シミュレーション

ここからは、ENEOSでんきが値上げしたあとの電気代を、値上げ前と比べてどのくらい電気代が高くなるのかをシミュレーションしてみましょう。

世帯別のシミュレーションと、2年とくとく割適用後でも高くなるのかどうかについて、以下で解説します。

世帯別!値上がり後の電気代シミュレーション

ENEOSでんきの電気代は値上げ後でどのくらい高くなったのかを、一人暮らし・2人暮らし、4人暮らしの単身〜ファミリー世帯でシミュレーションしました。

世帯一カ月の電気代(値上げ前)一カ月の電気代(値上げ後)
一人暮らしの場合3,479円4,874円
(+1,395円)
二人暮らしの場合7,715円10,794円
(+3,079円)
ファミリー層の場合10,641円14,799円
(+4,158円)
※関東エリア「関東Vプラン」一人暮らし(20A/200kWh)・2人暮らし(30A/300kWh)、4人暮らし(40A/400kWh)で試算しています。 参照:ENEOSでんき

シミュレーションした結果、電気の使用量が多いほど値上げの影響が大きいことがわかりました。

関東エリアでは電力量料金が1kWhあたり10円以上の値上げになったため、例えば300kWhの利用量であれば約3,000円電気代が上昇するといった計算になります。

2年とくとく割適用後も月1000円以上高くなる

ENEOSでんきでは、2年以上の継続利用を申し込むことで適用される「にねんとくとく割」があり、1〜2年目は1kWhあたり0.2円が割引されます。

この割引は値上げ後も有効ですが、上昇した金額を相殺するには至りません

値上げが実行されたすべての地域で、1kWhあたり10円以上高くなっているからです。

とはいえ、現在にねんとくとく割に入っていない人が契約すれば、多少ではあるものの電気代が安くなります。

2年以上継続して利用する予定のある場合は、検討して損はないでしょう。

大手電力会社との電気代比較

大手電力会社とENEOSでんきの電気代を比較してみると、ENEOSでんきのほうが若干安くなります

基本料金や最低料金は大手電力会社と同じものの、電力量料金がわずかながら安くなっていることが理由です。

以下で、今回値上げされた東京・北海道・東北・北陸・四国・九州エリアの地域電力会社と電気料金を比較してみましょう。

ENEOSでんきと東京電力を比較

すべてのエリアにおいて、基本料金(最低料金)・燃料調整費は同じのため、電気代の違いは電力量料金を見ればわかります。

まずは、ENEOSでんきと東京電力を比較してみましょう。

電力量料金
単位
東京電力
従量電灯B/スタンダードS
ENEOSでんき
東京Vプラン
料金の差額

~120kWh
30.00円30円±0
121kWh〜300kWh36.60円35.05円‐1.55円
301kWh〜40.69円37.1円‐3.59円
参照:東京電力

電力量料金は、電気の使用量によって3段階に分かれています。ENEOSでんきと東京電力を比較してみると、120kWhまでは同じで、以降は1〜3円ほどENEOSでんきのほうが安くなっています。

月々の利用量が120kWh以下の場合の電気料金は同じですが、それ以上使うならばENEOSでんきのほうがオトクだといえそうです。

ENEOSでんきと北海道電力を比較

次に、ENEOSでんきと北海道電力を比較してみます。

電力量料金
単位
北海道電力
従量電灯B/エネとくポイントプラン)
ENEOSでんき
北海道Vプラン
料金の差額

~120kWh
35.44円35.26円-0.18円
121kWh〜300kWh41.73円40.22円‐1.51円
301kWh〜45.45円42.61円‐2.84円
参照:北海道電力

すべての料金段階でENEOSでんきのほうが安いといった結果になりました。1・2段階目の料金は誤差程度ですが、280kWh以上利用する場合は1kWhあたり3円ほどオトクです。

よって、電気をたくさん使う家庭であればENEOSでんきのほうが電気代を節約できるといえるでしょう。

ENEOSでんきと東北電力を比較

ENEOSでんきと東北電力の料金比較は、以下のとおりです。

電力量料金
単位
東北電力
よりそう+eねっとバリュー
ENEOSでんき
東北Vプラン
料金の差額

~120kWh
29.71円29.56円-0.15円
121kWh〜300kWh36.46円
35.75円
‐0.71円
301kWh〜40.41円38.55円‐1.86円
参照:ENEOSでんき
参照:東北電力

東京・北海道電力と比べて料金差はやや少なめなものの、すべての段階でENEOSでんきのほうが安くなります。

電気の利用量が多いほうが料金差は開きますが、どの電力使用量でも若干ENEOSでんきがオトクです。

ENEOSでんきと北陸電力を比較

ENEOSでんきと北陸電力の料金は、以下を参照してみてください。

電力量料金
単位
北陸電力
従量電灯ネクスト
ENEOSでんき
北陸Vプラン
料金の差額

~120kWh
30.82円30.67円-0.15円
121kWh〜300kWh34.71円
34.17円
‐0.54円
301kWh〜36.42円34.9円‐1.52円
参照:ENEOSでんき
参照:北陸電力

ENEOSでんきと北陸電力は、300kWhまでだと1円未満しか変わりません。300kWhを超えた分に関しても2円弱なので、ほぼ同じくらいだといえるでしょう。とはいえ、ENEOSでんきのほうが電気代を抑えられます

ENEOSでんきと四国電力を比較

ENEOSでんきと四国電力の比較は、以下のとおりです。

電力量料金
単位
四国電力
おトクeプラン
ENEOSでんき
四国Aプラン
料金の差額

~120kWh
30.66円30.65円-0.01円
121kWh〜300kWh37.28円36.63円‐0.65円
301kWh〜38.59円38.62円+0.03円
参照:ENEOSでんき
参照:四国電力

ENEOSでんきと四国電力の料金差は、いずれの段階でも1円未満とほぼ同じです。

ENEOSでんきのほうが安くはなるものの、四国電力から切り替えたとしても目に見えるような節約効果はないでしょう。

ENEOSでんきと中国電力を比較

ENEOSでんきと中国電力の電気料金比較は、以下を参照してみてください。

電力量料金
単位
中国電力
ぐっとずっと。プラン / スマートコース
ENEOSでんき
中国Aプラン
料金の差額

~120kWh
32.09円32.66円+0.57円
121kWh〜300kWh39.51円38.79円‐0.72円
301kWh〜41.63円39.8円-1.83円
参照:ENEOSでんき
参照:中国電力

15〜120kWhまでの料金は、ENEOSでんきのほうがわずかですが高くなっていることがわかります。

よって、月に120kWh以下しか利用しない場合はENEOSでんきより中国電気のほうがオトクです。使用量が120kWh以上であれば、ENEOSでんきのほうが電気代を節約できるといえるでしょう。

ENEOSでんきからのおすすめ乗り換え先

ここからは、ENEOSでんきから乗り換えるのにおすすめの電力会社を紹介します。

ENEOSでんきは大手電力会社よりはオトクになるものの、もっと電気代を安く出来る電力会社も存在します。

関東エリア対応のおすすめ乗り換え先

全国エリア対応のおすすめ乗り換え先

電気代をできるだけ抑えたい、節約したいといった人は、ぜひ検討の候補に入れてみてください。

CDエナジーダイレクト(関東)

CDエナジー新ロゴ

CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスが手掛ける新電力会社です。関東エリアでの契約実績は55万件を突破しており、多くの人に支持されています。

CDエナジーの特徴は、ライフステージや世帯人数に応じた柔軟なメニューが用意されていること。基本のベーシックでんきや一人暮らし向けのシングルでんき、大家族におすすめのファミリーでんきなど、電気の使用量に応じてオトクなプランを選択できます。

以下で、ENEOSでんきとCDエナジーダイレクトの料金を比較してみましょう。

単位ENEOSでんき
東京Vプラン
CDエナジーダイレクト
ベーシックでんきB
基本料金
10A
295.24円276.9円
(-18.34円)
電力量料金
:~120kWh
30円29.9円
(-0.1円)
121kWh〜300kWh35.05円35.59円
(+0.54円)
301kWh〜37.1円36.50円
(-0.6円)
参照:ENEOSでんき
参照:CDエナジーダイレクト

基本料金はCDエナジーダイレクトのほうが安く、電力量料金は1・3段階目でCDエナジーダイレクトのほうがオトクです。2段階目はENEOSでんきのほうが安いですが、0.5円程度ですので誤差の範囲内だといえるでしょう。

またガスと電気をセットで契約するとセット割が効くため、そのぶんENEOSでんきよりも安くなります。

さらにCDエナジーは電気代の支払いに応じて「カテエネポイント」がたまるポイント特典があるため、実質的な支払い料金が安くなる魅力があります。

「カテエネポイント」は、dポイントやPontaポイントなど、提携先の様々なポイントや商品券に交換できるほか、料金支払いに利用することもできる便利なポイント。

CDエナジー|カテエネポイント提携先

CDエナジーではこのカテエネポイントが貰える特典が多く用意されているので、ポイントがサクサク貯まります。

電気もガスもお得なCDエナジーダイレクトに乗り換えるなら、お得な特典が用意されている今が狙いめです。

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東京ガスの電気(関東)

東京ガスの電気ロゴ

東京ガスの電気も、ENEOSでんきからの乗り換えにおすすめです。

東京ガスではガスと電気をセットで契約すると、毎月の電気料金から0.5%が割引されます。いっぽう、ENEOSでんきは関東圏で都市ガス契約ができるものの、セット割引などは用意されていません。

以下で、両社の電気料金を比較してみましょう。

単位ENEOSでんき
東京Vプラン
東京ガス
基本プラン
基本料金
10A
295.24円295.24円
電力量料金
:~120kWh
30円29.9円
(-0.1円)
121kWh〜300kWh35.05円35.41円
(+0.36円)
301kWh〜37.1円37.48円
(+0.38円)
参照:ENEOSでんき
参照:東京ガス

基本料金は同じで、120kWhまでの電力量料金は東京ガスのほうが安くなっています。2段階目以上は若干ENEOSでんきが安いといった結果になりました。

東京ガスはガスとセット割で電気代の0.5%が割引されますが、ENEOSでんきもにねんとくとく割を使えば1kWhあたり0.2円安くなるので、東京ガスとENEOSでんきはほぼ同程度の料金水準だと考えてよさそうです。

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東京ガスの電気について詳しく知りたい方は、「東京ガスの電気が値上げ」の記事もチェックしてみてくださいね。

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Looopでんき(全国)

電気代を安く抑えたい人には、Looopでんきがおすすめです。

Looopでんきの特徴は、基本料金0円で30分ごとに変動する電気料金を採用していること。基本的な料金は以下を参考にしてみてください。

単位ENEOSでんき
東京Vプラン
Looopでんき
スマートタイムONE
基本料金
10A
295.24円0円
電力量料金
:~120kWh
30円固定従量料金:15.28円
電源費:30分毎変動
121kWh〜300kWh35.05円
301kWh〜37.1円
参照:ENEOSでんき
参照:Looopでんき

Looopでんきの電力量料金は15.28円と破格の安さですが、これに30分ごとに変動する電力量料金がプラスされます。そのため同じ電力使用量でも月によって電気代は増減します。

例えば、東京電力のスタンダードSとLooopでんきを比較した場合、2023年1月〜9月までのすべての月でLooopでんきのほうが安くなったといった実績があります。

東京電力とLooopでんき2023年電気代比較

ENEOSでんきの東京Vプランと東京電力のスタンダードSでは、ENEOSでんきのほうが若干安くなっていますが、ENEOSでんきと比較してもLooopでんきのほうが断然オトクです。

\ピークシフトの活用で大幅節約!/

Looopでんきについて詳しく知りたい方は、「Looopでんきの評判」の記事も参考にしてくださいね。

Looopでんきの評判は本当に悪い?アンケート調査と口コミをもとにメリット・デメリットを徹底解説

「Looopでんきの評判は最悪なのかな?」 「Looopでんきは高くなったってどれくらい?」 「Looopでんきは市場連動型になったけど契約して大丈夫?」…と気になっていませんか? 結論からお伝えすると、Looopでんき […]

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Japan電力(全国)

Japan電力は、電気の使用量が基本料金無料で電気の使用量が多いほどオトクになるプランを用意しています。

ENEOSでんきとの料金比較は、以下を参照してみてください。

単位ENEOSでんき
東京Vプラン
Japan電力
くらしプランS
基本料金
10A
295.24円0円
電力量料金
:~120kWh
30円27円
(-3円)
121kWh〜300kWh35.05円27円
(-8.5円)
301kWh〜37.1円26円(-11.1円)
参照:ENEOSでんき
参照:Japan電力

使用する電力量に関わらず、すべての段階でJapan電力のほうが安くなります。特に400kWh以降は1kWhあたり10円以上の開きがあるので、月にたくさん電気を使う家庭ではJapan電力に切り替えるとより恩恵を受けられるでしょう。

\基本料0円!/

Japan電力について詳しく知りたい方は、下記「Japan電力の評判」の記事も参考にしてくださいね。

Japan電力は業界最安?メリット・デメリットは?口コミ・評判からわかる全情報

あまり耳にしたことがないJapan電力。しかし、基本料金が0円で料金が安いという口コミもあり、契約するとなると利用者の評判も気になりますよね。 「Japan電力に切り替えて本当に安くなるの?」といった疑問や、「注意点など […]

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値上げ後のENEOSでんきのメリット・デメリット

ENEOSでんきは値上げをしましたが、まだまだメリットはある電力会社です。

とはいえ、メリットだけではなくデメリットがあるのもまた事実。

値上げ後のENEOSでんきのメリット・デメリットを以下にまとめました。

値上げ後のENEOSでんきのメリット

ENEOSでんきのメリットは、4つです。

値上げ後のENEOSでんきのメリット
  • メリット①電気代が東京電力より安くなる(特に300kWh使用家庭)
    ENEOSでんきと東京電力の電力量料金は120kWhまでは同じですが、2段階目以降に1〜3円ほどの開きがあり、特に300kWh以上の差が大きくなっています。そのため、月に300kWh以上使う家庭であれば、ENEOSでんきより東京電力のほうがオトクです。
  • メリット②ガソリン・軽油割引など他社にない割引がある
    ENEOSでんきの電気代をENEOSカードで支払うと、毎月最大150リットルまで1リットルあたり1円が割引されます。加えて、ENEOSカードCBを利用していれば、毎月の電気料金から100円割引の適用があります。
  • メリット③ファミリー層、特に車持ちであればオトク
    ENEOSでんきの最も大きな特徴として、先述のガソリン・軽油・灯油代の割引が挙げられます。ガソリン・軽油代が安くなるため、車持ちのファミリー層であればENEOSでんきのメリットは大きいといえるでしょう。
  • メリット④全国にある発電所で供給安定性が抜群
    加えて、ENEOSでんきは自前の発電所を全国30箇所以上でもっており、電気の供給の安定性は大手電力会社にひけをとりません。

値上げ後のENEOSでんきのデメリット

値上げ後のENEOSでんきのデメリットは、3つです。

値上げ後のENEOSでんきのデメリット
  • デメリット①他社に比べて電気料金が安いわけではない
    使用量が多い場合はお得になるケースが多いですが、電気の使用量が少ない場合は大手電力会社と同水準であり、それでもLooopでんきやJapan電力などの他社新電力に比べると、料金的なメリットはほぼ感じられないといえるでしょう。
  • デメリット②電気とガスをまとめられない
    ENEOSはENEOS都市ガスも手掛けていますが、電気とセットで契約することはできず、他社にあるようなセット割もありません。
  • デメリット③オール電化向けのプランがない
    オール電化の家庭ではオール電化向けのプランが用意されていないこともデメリットだといえるでしょう。

ENEOSでんきから東京電力へ戻す方法

現在ENEOSでんきを利用していて、東京電力などの大手電力会社へ契約を戻す(切り替える)方法は、新しく契約する電力会社に申し込みをするだけで完了します。

ただし、にねんとくとく割が適用されている場合は、適用開始月から23ヶ月・24ヶ月以外の解約は解約手数料として1,100円が請求されるので注意しましょう。

ちなみに、今回の料金改定に伴う解約の場合は、解約手数料は無料となっています。期限は明示されていませんので、解約をしたい場合はいちどENEOSでんきに問い合わせてみるとよいでしょう。

問い合わせ窓口は、以下を参照してみてください。

  • ENEOSでんき・都市ガス カスタマーセンター
  • 電話番号:0120-36-8704
  • 営業時間:9〜17時(土日祝除く)

ENEOSでんきへ申し込む方法

ENEOSでんきへの申し込みは、ENEOSでんきの公式サイトから可能です。

上記ページのフォームに従って情報を入力して入力内容を確認したら、申し込みは完了です。

ちなみに、現在の住所で切り替える場合は契約中の電力会社に解約申請をする必要はありません。開通後自動で切り替わり旧契約先は解約扱いになります。

ENEOSでんきの値上げについてよくある質問

ここからは、ENEOSでんきの電気料金値上げについてのよくある質問に回答していきます。

契約を検討している人や乗り換えを考えている人が混乱しやすいプランや値上げ後の変更点などを解説しているので、参考にしてみてください。

ENEOSでんきは新規受付停止しているプランも値上げした?

ENEOSでんきは、対象エリアのすべてのプランで値上げが行われています。

詳細は、ENEOSでんきの「各電気料金プランにおける改定前後の電気料金単価」を参照してみてください。

ENEOSでんきの値上げの推移は?

ENEOSでんきの値上げの推移の中で、今回は燃料調整額をまとめていきます。

ENEOSでんきの2023年の燃料費調整額は、以下を参照してみてください。

燃料調整費単価昨年前月との差
2023年1月12.99円 / kWh1.07円 / kWh
2023年2月13.04円 / kWh
(6.04円)
0.05円 / kWh
2023年3月9.69円 / kWh
(2.69円)
0.57円 / kWh
2023年4月8.57円 / kWh
(1.57円)
-1.12円 / kWh
2023年5月7.43円 / kWh
(0.43円)
-1.14円 / kWh
2023年6月6.70円 / kWh
(0.30円)
-0.73円 / kWh
2023年7月6.54円 / kWh
(-0.46円)
-1.37円 / kWh
2023年8月5.22円 / kWh
(-1.78円)
-1.32円 / kWh
2023年9月4.29円 / kWh
(-2.71円)
0.93円 / kWh
2023年10月3.99円 / kWh
(0.49円)
-0.30円 / kWh
2023年11月-5.97円 / kWh
(-9.47円)
-9.6円 / kWh
2023年12月-6.17円 / kWh
(-9.67円)
-0.20円 / kWh

地域は関東エリア、期間は2023年1〜12月の推移になります。また( )内は政府による電気・ガス価格激変緩和対策事業の値引き後の金額です。

参照:ENEOSでんき

2022年に比べると安くなっているケースが多いものの、これは電気・ガス価格激変緩和対策事業による値引きを入れた場合ですので、政府のテコ入れがなくなってしまうと電気代が上昇してしまう可能性は十分にあるといえそうです。

ENEOSでんきの値上げ後の変更点は?

ENEOSでんきの値上げ後の変更点は、基本料金・電力量料金の上昇が挙げられます。

一方、にねんとくとく割やENEOSカードで電気代を支払うことによる各種割引などの割引率・還元率は変わっていません。

ENEOSでんきの値上げについての問い合わせ先は?

今回の値上げについての問い合わせ先は、以下を参照してみてください。

  • ENEOSでんき・都市ガス カスタマーセンター
  • 電話番号:0120-36-8704
  • 営業時間:9〜17時(土日祝除く)

まとめ

今回は、2023年10月からのENEOSでんきの電気料金値上げ(料金改定)について、どのくらい高くなるのかや他社と比べて高いのか、安いのかなどを解説しました。

電気代の値上げはENEOSでんきだけではなく、また値上げ幅も大手に準じています。

そのため、電気の使用量が300kWhを超える家庭やガソリン・軽油の割引を受けている世帯など、ENEOSでんきにメリットを感じている人はすぐに電力会社を切り替える必要はないでしょう。

ただし、一人暮らしだったり、車を使用しない、より電気代を安くしたいといった人はほかの新電力会社のほうがオトクになるケースもあります。

その際、おすすめの乗り換え先は関東エリアが「CDエナジーダイレクト」、その他エリアは「Looopでんき」です。

ENEOSでんきの契約の継続や電力会社の乗り換えを検討する際は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

伊藤 雄次
執筆者
クラシェルジュ編集部

経歴
元ゲーム好き・節約好きのブロガー、株式会社ブレイブのWEBエンジニア。ゲームを快適に遊ぶためネット環境構築に詳しくなる。専門知見を活かして始めた通信サービスのブログを月間1,200万が訪れるサイトに成長させる。現在は通信費削減・見直しコンサルティングをおこなう傍ら、記事を執筆しながら多くの人の悩み事を解決し続けている。参考:クラシェルジュ開発ストーリー
所属
株式会社ブレイブ
取得資格
ネットワークスペシャリスト
SPREAD情報セキュリティマイスター
デジタル推進員
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