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電気
時任友梨佳 2023年3月31日

【解決!】東京ガスと東京電力どっちにまとめるべき?料金やメリットを徹底比較して分かった両者の真実とは。

【解決!】東京ガスと東京電力どっちにまとめるべき?料金やメリットを徹底比較して分かった両者の真実とは。

東京ガスと東京電力、電気とガスのセット契約は結局どっちのほうがいいの?とお悩みの皆さんへ。

結論、電気とガスをまとめた合計料金は、一人暮らしなら東京電力の方が安く、それ以外の家庭では東京ガスの方が安くなります。

この記事では料金の安さはもちろんですが、両社を総合的に比較して、自分にとってふさわしいのは東京ガスか東京電力か、最適な選択ができますよ。

時任友梨佳
執筆者
生活インフラの専門カウンセラー
時任友梨佳 プロフィール

東京都出身、慶應義塾大学経済学部を卒業後、某大手電力会社へ就職。営業として個人・法人と幅広く業務に関わり、お客様が抱えるコストの削減や環境対策などの課題に取り組む。最適なソリューションを提案し続けた経験を活かし、現在は電気・ガス・ネットなどインフラに関する情報を発信するべく、活躍の場をWEBへと広げ、インフラの専門家として奮闘中。
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藤沢太郎
監修者
ネット回線・新電力の専門家
藤沢太郎 プロフィール

福岡県出身。2013年に早稲田大学商学部を卒業後、大手通信会社に就職。ネット回線や携帯の販売員や販売企画戦略マネージャーを経験を活かし、ネット回線メディアや新電力メディアの運営に従事。記事を読んだ人が「最適な光回線を選べること」や「ネット環境が快適になる」ことを目標に日々執筆に励んでいる。
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1
結論!どちらが良いかは状況次第。サービス全て踏まえた検討を

まずは結論からお伝えします。東京ガスと東京電力、料金とサービスを総合して分かったことはこちらです。

東京ガス東京電力
結論2人暮らし以上におすすめ1人暮らしにおすすめ
電気代◎安い
東京電力の従量料金から1~10%安い
◯普通
ガス代◯普通◎少し安い
東京ガス料金から3%OFF
電気+ガスのセット割電気代0.5%OFF電気代102円引き
キャンペーンなしなし
修理・トラブル対応修理費は基本的に無料修理費がかかる
公式サイト▶東京ガス公式東京電力

料金面では、電気やガスの使用量が少ない一人暮らしの方は東京電力、複数人で暮らしている世帯では東京ガスがそれぞれおすすめ。

料金以外で見ると、修理や補償サービスが充実しているのは東京ガスであり、キャンペーンがお得なのは東京電力です。

純粋に料金の安さで選びたい人は、一人暮らしかそれ以外かで両社を選択すればOK。しかし、より丁寧に検討するのであれば料金以外のサービスにも目を向けてみましょう。

1-1
大きな違いは「電気・ガス」のどちらが安くなるか

東京ガスと東京電力で電気とガスをまとめた場合の違いは

  • 東京ガスなら、東京電力よりも電気代(従量料金)が1~10%安い
  • 東京電力なら、東京ガスよりもガス代が3%安い

という点です。

「電気代とガス代、どちらの割引が重要か?」というのを以下の表で考えてみましょう。

電気ガス
使用量多い少ない
料金高い安い
割引率使用量が多く料金が高いので
割引額が高い
使用量が少なく料金が安いので
割引額が安い

この表のようにガス代よりも電気代のほうが高いことがほとんどなので、基本的には電気の割引率の高い東京ガスで電気+ガスをまとめたほうがお得になります。

ただしあまりにも電気使用量が少ない一人暮らしの場合などは電気代割引の意味がなく、東京電力のほうが安いという例外もあるので注意してくださいね。

電気とガスが安くなる理由

電気に関しては、そもそも東京電力は関東エリアの電力供給会社になるのでスタンダードな料金です。他の会社は東京電力よりも安くできるように努力します。

ガスに関しても、東京ガスがスタンダード料金で他の会社はそれよりも安くしようとするんです。

そのため、東京ガスなら電気が安く、東京電力ならガス代が安くなるというちょっと不思議な事象になります。

2
東京ガスと東京電力の料金を比較!セットで安くなるのはどっち?

ここからは東京ガスと東京電力の料金を詳細に比較していきます。

冒頭でもお伝えした通り、どちらのセット料金が安いかは世帯人数によって変わります。一人暮らしなら東京電力が安く、それ以上なら東京ガスが安いです。

以下に、東京ガス、東京電力の「電気+ガス」セットにした場合の光熱費を世帯ごとに比較しました。()の数字は両社の差額です。

電気+ガスの使用量東京ガスのセット東京電力のセット
一人暮らし少ない4,313円4,180円
(-133円)
平均的5,746円5,658円
(-88円)
多い8,262円
(-44円)
8,306円
二人暮らし少ない10,179円
(-49円)
10,228円
平均的11,227円
(-142円)
11,369円
多い12,860円
(-343円)
13,203円
ファミリー世帯3人世帯14,676円
(-383円)
15,059円
4人世帯17,439円
(-448円)
17,887円
5人以上20,328円
(-639円)
20,967円
計算方法

※電気代はパターン別の使用量(一人暮らし:20A100kWh/30A150kWh/30A250kWh、二人暮らし:30A280kWh/30A320kWh/30A380kWh、ファミリー層:3人40A400kWh/4人40A450kWh/5人以上50A500kWh)で計算

※ガス代はすべて平均的な使用量(一人暮らし7m³/二人暮らし15m³/3人22m³/4人30m³/5人以上40m³)で計算

※燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を除いて算出しています。

※東京ガスの料金プランは燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって東京電力に比べて高くなる可能性があります。

ちなみに、東京ガス、東京電力ともに「セット割」が用意されています。上記の金額はそれぞれセット割を適用した後の金額です。

  • 東京ガスのセット割:電気代0.5%OFF
  • 東京電力のセット割:電気代102円引き

このようにセットにした料金の安さは使用量次第となりました。では、電気代・ガス代を単体で見るとうでしょうか?

2-1
電気代が安いのは東京ガス

まず、電気代単体だと東京ガスのほうが安いです。

具体的に両者の電気料金を比較します。注目すべきは赤字の差額

東京ガスの電気「基本プラン」東京電力の「スタンダードS」
基本料金10A286.00円286.00円
15A429.00円429.00円
20A572.00円572.00円
30A858.00円858.00円
40A1144.00円1144.00円
50A1430.00円1430.00円
60A1716.00円1716.00円
従量料金~120kWhまで19.78円
(‐0.1円)
19.88円
121~300kWh25.29円
(‐1.19円)
26.48円
300kWh~27.36円
(‐3.21円)
30.57円

※東京電力は、セットの対象であり従量電灯Bと同等の「スタンダードSプラン」、東京ガスは一般向け料金である「基本プラン」で比較。

東京ガスの「基本プラン」は東京電力の「スタンダードS」と比べて従量料金(使った分だけ払う料金)が安くなっていて、金額も段階ごとに大きくなっています。そのため電気を使えば使うほど、東京ガスの電気が安くなります。

ただし安くなるといっても、実際の電気代で見るとほとんど差がない場合がありますので、さらに詳しく見ていきます。

一人暮らしではそこまで差はない

一人暮らしの場合、東京ガスの電気でいくら安くなるかというと、使用量が平均以下だと東京電力より10~50円しか安くならないためほぼ変わりません。

想定される人東京ガスの電気代東京電力の電気代
ほとんど電気を使わない人2,550円
(-10円)
2,560円
平均的な使用量の人3,990円
(-48円)
4038円
電気をたくさん使う人7,783円
(-226円)
8,010円

※それぞれ20A・100kWh/30A・150kWh/30A・300kWhで計算
※燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を除いて算出しています。
※東京ガスの料金プランは燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって東京電力に比べて高くなる可能性があります。

これは、先ほどの表でお見せした「従量料金」の割引額は、一人暮らしの電気使用量ではほとんど差がないんです。

それでも電気を多く使う人(在宅ワークなどで家で過ごす時間が長い人、家電が多く使う頻度が多い人や、ペットがいる方)は割引額が大きくなり、月に200円以上安くなっていきます。 こうした方なら、東京電力より東京ガスを選んだほうが賢明と言えます。

電気使用量が多いと断然東京ガスが安くなる

それでは電気をそれなりに使う二人暮らし世帯から、ファミリー層はどうでしょう。

結論から言うと、二人暮らしなら300円ほど、ファミリー層は例えば5人家族なら800円以上も安くなります。

月にこれだけ電気代が安くなれば、結構節約になりますよね。一人暮らしと違い、住む人が増えると光熱費の節約はなかなか大変かなと思うので、東京ガスの安さは魅力的ですよね。

東京電力の「プレミアムS/L」よりオトク

ちなみに東京電力では、電気を多く使うファミリー層向けに「プレミアムS/L」というプランも提供しています。

これまでは東京ガスの基本プランと東京電力のスタンダードプランを比較していました。

このプランでは3人以上で電気代が常に11,000円を超える世帯なら、東京電力の通常プラン(スタンダードS/L)より300円以上安くなります。

ですが計算するとこのプランをもってしても東京ガスの電気(基本プラン)には敵いませんでした。

いかに東京ガスの電気が東京電力より安いかが分かりますよね。

電気をたくさん使うなら、東京電力のままより東京ガスの電気に乗り換えて電気代を節約してみてはいかがでしょうか。

2-2
ガス代が安いのは東京電力

一方でガス代が確実に安いのは東京電力です。

世帯別にいくら安くなるかご覧ください。

ガス代/月東京電力の「とくとくガスプラン」東京ガスの「一般料金」
一人暮らし(7m³)1,722円
(-54円)
1,776円
二人暮らし(15m³)2,850円
(-88円)
2,938円
3~4人世帯(30m³)5,108円
(-159円)
5,266円

金額の大きさは電気代ほどではありませんが、東京電力の方が安いことが分かりますね。以下で安くなる理由をご説明していきます。

東京ガスより3%安い

東京電力の「とくとくガスプラン」は、東京ガスの「一般料金」より3%安く設定されています。

ガスにも電気と同じように「基本料金」と「従量料金」があります。東京電力はこの二つの料金どちらも東京ガスより平均して3%安く設定されているため、確実にガス代を節約できます。

電気よりもガスを特に多く使う人(シャワーだけでなく湯船によく浸かる人、料理をよくする人、手洗いや食器洗いで躊躇なくお湯を使う人)は、東京ガスのままだとかなりガス代が高いと思いますので、安くするなら東京電力のガスを選んで間違いないと言えます。

2-3
【まとめ】自分の状況や希望でどちらが良いかは変わる

料金面で比較するとどちらがおすすめか分かりましたでしょうか。以下に整理していきます。

  • 東京電力がおすすめの人→一人暮らしで電気の使用量が平均以下(4,000円以下)の方
  • 東京ガスがおすすめの人→二人暮らしや、3人以上のファミリー層の方
  • 電気代は東京ガスが安く、ガス代は東京電力が安いため、どちらかの料金が特に高くて困るなら安くなる方に変えるも良し

ただし、今回は二社に限った比較であり、電気とガスを単純にもっと安くしたい方は、もっと電気が安い新電力や、東京電力よりも安いガス会社をそれぞれ契約したほうが安くなります。

またセットにすることは必須で、できるだけ安くしたいのであれば東京電力と東京ガス以外で電気とガスのセットがある新電力(CDエナジーなど)でまとめたほうがもっと電気・ガス代を節約できたりもします。

とりあえず長い間使ってきた東京電力の電気と東京ガスのガスを、一旦一つにまとめたいという方は、今回の比較をぜひ参考にしてどちらかにまとめると安さを実感できますよ。

3
東京ガスと東京電力のサービス内容を比較

料金以外で比較した場合、以下の特徴があることが分かりました。

【東京ガスVS東京電力】料金以外で比較

  • 修理サポートなどは東京電力の方が負担してくれる額が大きい。
  • キャンペーンはどちらも未実施

いかがでしょうか。どこか興味深い点はありますか?このように比較すると両者の特徴がしっかり見えてきます。

安さ以外でも比較検討していただきたい情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

3-1
トラブル対応を比較|東京電力は無料の補償が充実

駆け付けサービスなどトラブル対応の充実度で比較すると東京電力のほうが充実しています。

両者のサポートを一覧にまとめましたので、赤字に注目してご確認ください。

分類分類サービス料金作業費出張費部品代
電気や水まわり東京電力「生活駆けつけサービス」対象の料金プランに加入すると無料(通常月額300円)90分(電気設備は60分)までは無料無料※対象範囲あり上限20,000円まで無料
東京ガス「水とでんきの駆けつけサービス」月額385円30分(電気設備は60分)までは無料無料※時間内、一人で済んだ場合有料
ガス機器まわり東京電力「ガス機器・床暖修理サービス」無料50万円まで無料(利用者の99.9%が無料範囲内で修理完了)
※対象の機器は購入から10年以内
東京ガス「ガス機器修理サポート」随時修理基本料として4,400円有料
「ガス機器スペシャルサポート」月額500円上限3万円まで修理費無料
※機器は年数に関わらず対象
買い替え特典で上限5万円まで負担
※対象は東京ガスグループ

このように、東京電力は対象のプランに加入していればサービスの月額料金が無料で、負担してくれる金額も高いことが分かります。料金では東京ガスの方が安い二人暮らし以上の方も、故障による急な出費に対応してくれる安心感を重視したい場合は東京電力の方が堅実的と言えます。

しかしながら東京ガスも、東京電力ほど負担してくれる金額は多くありませんが、一定の質は確保されています。サービスの質はある程度で、やはり料金の安さが最優先という方は東京ガスを選ぶと良いですね。

3-2
キャンペーンを比較|両社とも未実施

東京ガス、東京電力ともにキャンペーンは実施していません。

3-3
その他の基本情報を比較

支払い方法や解約金など、細かい所も違いがあるか比較してみました。

東京電力東京ガス
エリア電気、ガスともに同じ
初期費用無料無料
支払い方法・口座振替
・振込票による支払い
・クレジットカード払い
・SMS選択払い
・口座振替
・振込票による支払い
・クレジットカード払い
・スマホアプリによる支払い
解約金なしなし

東京ガス、東京電力ともに初期費用や解約に伴う違約金は発生しません。強いて言えば両者の支払い方法は個性があります。

東京電力の「SMS選択払い」
paypayやPAYSLEで決済が可能。
東京ガスの「スマホアプリによる支払い」
払込書のバーコードを読み取ることで、エポス・d払い・ファミペイ・auPAY・楽天銀行・paypay・LINEpay請求書払い・PayBで決済が可能。

特にこの支払い方法で家計をまとめて管理している、など契約者自身にメリットがあるのであれば、それも考慮すると良いかもしれません。

4
まとめ

いかがでしたか?東京ガスと東京電力を比較すると、安さは状況により変わることが分かりましたね。また、安さ以外にも両者にはメリット・デメリットがあり、総合的に比較検討していくことでより納得いく選択ができます。

もちろん東京ガスや東京電力が最安値ではなく、もっと電気ガスが安い他社という選択肢もあります。しかしながら社会情勢の影響による発電資源の高騰や、最近の電力不足によって経営が不安定な新電力が多いこともまた事実です。そうした不安が一切ない安定した電力供給を実現している東京ガスや東京電力は、現状堅実的な選択と言えるでしょう。

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