
あまり耳にしたことがないJapan電力。しかし、基本料金が0円で料金が安いという口コミもあり、契約するとなると利用者の評判も気になりますよね。
「Japan電力に切り替えて本当に安くなるの?」といった疑問や、「注意点などはない?」「高くなることはない?」などの不安もあり、迷っていることでしょう。
この記事では、実際に利用している人の口コミなどリアルな評判をもとに、Japan電力について多角的に紹介していきます。
- 基本料金が0円でお得?
- 従量料金の単価が安い?
- 地域電力会社よりいくら安くなる?
- Japan電力はファミリー世帯におすすめ?
- 1人暮らしだと高くなる?
Japan電力について徹底的に解説しているので、絶対に損したくないと思っている方は一読の価値がありますよ。
この記事の目次
1Japan電力とは

Japan電力は、アンフィニ株式会社の運営する電力会社。沖縄を除く全てのエリアでサービスを提供しています。
アンフィニ株式会社はJapan電力の他にも太陽光発電のシステム販売で有名で、20年以上続いている安定した企業です。
Japan電力の特徴は電気使用量が多いほどお得になり、新電力の中でもトップクラスに安いということ。
また、Japan電力に乗り換える際の初期費用は0円です。手間もそこまでかからないため、気軽に乗り換えることが可能です。
ちなみに、2021年1月ごろから、電力価格の高騰によって「市場連動型」料金プランの電気代が高額になっていることが話題となっています。
Japan電力は「市場連動型」料金プランではなく、電気代がいきなり高くなることもないため、安心してください。
\電気代シミュレーション /
2Japan電力の評判は?
Japann電力の電気料金に関する口コミを紹介します。
- 基本料金がずっと0円
- 電気使用量が多いほど安くなる
- 電気代が高くなるケースも
Japan電力は基本料金が0円だから、電気代は使用した分だけ。さらに、使えば使うほど安くなるため、特に電気使用量が多い人におすすめの新電力です。
ただし、一部のケースで電気代が高くなることがあるので、当てはまる方々は注意してください。
では、それぞれの口コミについて解説していきます。
2-1基本料金がずっと0円
電力自由化以来、新電力ノマドと化した。しぜん電力(ソフトバンク)、親指でんき、そして今、JAPAN電力に切替えたところ。熊本電力、ハウステンボスのHISでんきも安いけど、ウチはエネファームを稼働させてるので基本料金がかからないコースがお得気味である。
— 水内トオル (@marginal69) October 13, 2020
口コミにもあるように、Japan電力は基本料金0円なことが大きな特徴の一つです。
一方で、地域電力の基本料金はエリアや契約アンペアによって異なり数百円~2,000円ほど。
地域電力ではかかる基本料金がJapan電力では基本料金がまるまる0円になり、そのぶん電気代が節約ができます。
契約アンペアが高いほどお得
地域電力では、契約しているアンペアによって基本料金が異なります。
以下の表に東京電力の基本料金をあげてみました。
契約アンペア | 基本料金 |
---|---|
10A | 286円 |
20A | 572円 |
30A | 858円 |
40A | 1,144円 |
50A | 1,430円 |
60A | 1,716円 |
上の表からわかるように地域電力の場合は契約アンペアが高いほど基本料金が高いです。
電気使用量が多い人は1度に使う電力も多いため契約アンペアが高い傾向にあり、高い基本料金を支払う必要がありました。
しかし、Japan電力は契約アンペアにかかわらず基本料金が0円。
そのため、電気使用量が多く契約アンペアが高い人ほどJapan電力に切り替えることで基本料金がまるまる0円になり節約できる額が増えます。そのためJapan電力のほうがよりお得になりますよ。
2-2電気使用量が多いほど安くなる
Japan電力に切り替えることで、電気代を節約できたという口コミもみつかりました。
ガスと電気は東京ガスでまとめてたけどJapan電力に切り替えることに決定。賃貸で今でも12,000円とかだから月数百円〜1,000円とかのレベルだけど、手続きもあっという間だったので🌱
— sakiko@webデザイン勉強はじめました (@SkskStudy) June 8, 2020
この口コミのように電気代が12,000円程だった場合の電気使用量は約430kWh。
実際に電気使用量が430kWhだった場合に、東京電力からJapan電力に切り替えるとどのくらいお得になるのかシュミレーションしてみました。
料金 | |
---|---|
東京電力 | 12,270円 |
Japan電力 | 11,060円 |
節約額 | 1,210円 |
確かに月々の電気代が約1,000円も安くなる結果になりました。年間にして12,000円以上も電気代を節約することが可能です。
さらに、Japan電力は電気使用量が多いほど安くなるという特徴があります。そのため、月々1000円以上の節約効果がある場合も。
実際に、電気代が12,000円よりさらに高い15,000円、20,000円だった場合にJapan電力に切り替えたときの節約額を計算しました。
電気代 | 12,000円 | 15,000円 | 20,000円 |
---|---|---|---|
節約額 | 1,210円 | 1,756円 | 2,788円 |
表をみると、たしかにJapan電力は電気代が高くて電気使用量が多いほどより安くなっていますね。
使用量が増えるほど単価が割安
Japan電力が電気使用量が多くなるほど安いのは、電気使用量が多いほど従量料金の単価が安いからです。
では、例として実際に東京電力とJapan電力の従量料金の単価を比べてみましょう。
電気使用量 | 東京電力 | Japan電力 |
---|---|---|
0~120kWh | 19.88円 | 26.00円 |
121~250kWh | 26.48円 | |
251~300kWh | 25.50円 | |
301~400kWh | 30.57円 | |
401~kWh | 24.50円 |
東京電力の場合、電気使用量が121kWhを超えるとJapan電力の従量料金の単価のほうがお得です。
さらに、電気使用量が多くなると従量料金の単価はさらに割安に。
下の表に地域電力よりJapan電力は何%くらい安くなっているかまとめました。
電気使用量 | 割安になったパーセンテージ |
---|---|
121~250kWh | 1.8% |
251~300kWh | 3.7% |
301~400kWh | 16.6% |
401kWh~ | 19.8% |
電気使用量が多いほど安くなる割合も増え最終的には20%近く割安に。
これはJapan電力が提供するすべてのエリアでも同じです。電気使用量が多いほど従量料金の単価が安くなります。
そのため、Japan電力は電気使用量が多いほどお得になり電気使用量が多い人におすすめの新電力なのです。
地域電力会社よりいくら安くなる?
Japan電力は自分の契約している地域電力会社に比べてどのくらい安くなるか気になりますよね。
そこで地域電力会社を利用しているときの電気代が5,000円~15,000円と想定し、Japan電力に切り替えた場合に節約できる額をシュミレーションしてみました。
5,000円 | 10,000円 | 15,000円 | |
---|---|---|---|
北海道 | 471円 | 1,144円 | 1,473円 |
東北 | 46円 | 674円 | 903円 |
関東 | 157円 | 825円 | 1,210円 |
中部 | 234円 | 703円 | 953円 |
北陸 | 422円 | 1,161円 | 1,517円 |
関西 | 204円 | 1,328円 | 1,902円 |
中国 | -107円 | 726円 | 1,210円 |
四国 | 20円 | 944円 | 1,414円 |
九州 | -83円 | 315円 | 559円 |
※ -(マイナス)がついている場合は、地域電力よりも電気代が高くなってしまっているケースです。
表からもわかるように、電気代が高くなり電気使用量が多くなるにつれて節約できる額がどんどん多くなっています。
地域や電気代によって異なりますが、特に安い関西エリアは月々2,000円ほど節約できる場合も。その場合に年間の節約額は約24,000円にもなります。
電気使用量が多いほど地域電力より安くなっていくので、特に電気使用量の多い人はJapan電力に切り替えお得に電気を使うことをおすすめします。
在宅ワークでもお得になる
在宅ワークによって1日中TVやエアコン・照明をつけっぱなしにしたりPCを常に充電していたりなど、電気使用量が多くなっていませんか?
地域電力の場合だと電気使用量が多いほど従量料金の単価が高くなり、在宅で電気代が跳ね上がるケースも。
しかし、Japan電力は電気使用量が多いほど従量料金の単価が安く地域電力より節約できる額が大きくなっていきます。
そのため在宅ワークで電気使用量が多くなってしまっている方でも、Japan電力に切り替えることでお得になる可能性が高いので検討してみてください。
大型家電を使っても安い
消費電力の高い大型家電などを新しく購入したりすると、電力使用量が増えたり契約アンペアをあげなければいけなかったりします。
地域電力の場合は契約アンペアが高くなると基本料金が高くなり、さらに大型家電を使い電気使用量も増えるため全体的に電気代が高くなる心配も。
Japan電力の場合は契約アンペアをあげても基本料金は0円のままです。また電気使用量が多くなればなるほど地域電力よりもお得になっていきます。
そのため、たくさん家電を使う人や新しく大型家電を買う人などは、積極的にJapan電力を利用することをおすすめします。
他社新電力よりも比較的安い
Japan電力の他にも、安いと評判の新電力は「エルピオ」「HTBエナジー」「シン・エナジー」などがあります。
そこで、地域電力から切り替えたとき、どの新電力が一番節約できるのかをシュミレーションしてみました。
なお、4~5人世帯の契約アンペア40A電気使用量600kWhを想定し計算しています。
Japan電力 | エルピオ | HTBエナジー | シン・エナジー | |
---|---|---|---|---|
東北 | 1,668円 | 1,904円 | 1,012円 | 955円 |
関東 | 2,242円 | 2,240円 | 1,394円 | 1,308円 |
中部 | 1,592円 | 1,708円 | 1,346円 | 1,400円 |
北陸 | 1,833円 | 1,278円 | 1,126円 | 480円 |
関西 | 2,886円 | 2,586円 | 2,507円 | 643円 |
中国 | 2,199円 | 2,176円 | 853円 | 749円 |
四国 | 2,615円 | 2,194円 | 834円 | 471円 |
九州 | 927円 | 1,506円 | 1,218円 | 599円 |
【東北・中部・九州】エリアに関してはエルピオでんきという新電力が一番節約額が大きくなります。
しかし、上記エリアを除いた【関東・北陸・関西・中国・四国エリア】ではJapan電力が最安です。
つまり、Japan電力は競合する安い新電力の中でもトップクラスの低価格と言えるでしょう。
基本料金0円の新電力の中で最安水準
Japan電力の他に基本料金0円の代表的な新電力として「あしたでんき」「LOOOPでんき」「楽天でんき」があげられます。
その中でもJapan電力は従量料金の単価が最も安いことで評判です。
以下に基本料金0円の新電力の従量料金単価を表にまとめました。
Japan電力 | あしたでんき | LOOOPでんき | 楽天でんき | |
---|---|---|---|---|
北海道 | 27.50円~29.00円 | - | 29.50円 | 30.00円 |
東北 | 24.50円~26.00円 | 26.00円 | 26.40円 | 26.50円 |
関東 | 24.50円~26.00円 | 26.00円 | 26.40円 | 26.50円 |
中部 | 24.50円~26.00円 | 26.00円 | 26.40円 | 26.50円 |
北陸 | 19.50円~21.00円 | - | 21.30円 | 22.00円 |
関西 | 20.50円~22.00円 | 22.00円 | 22.40円 | 22.50円 |
中国 | 22.50円~24.00円 | 24.00円 | 24.40円 | 24.50円 |
四国 | 22.50円~24.00円 | - | 24.40円 | 24.50円 |
九州 | 23.00円~24.50円 | 23.00円 | 23.40円 | 23.50円 |
一方、Japan電力は電気使用量が多くなるにつれて段階的に安くなります。
Japan電力では250kwhまでの単価が最も高いですが、それでも他社新電力より安いか同額です。そして、250kwhを超えれば超えるほど安くなり、最終的に単価あたり2円前後も安くなります(九州エリアを除く)。
つまり、Japan電力は最低でも他の基本料金0円の新電力と同水準で、電気を多く使うなら他社を圧倒して安くなるのです。
基本料金0円の新電力で悩んでいる方は、Japan電力が最もお得な選択肢ということになりますね。
2-3電気代が高くなるケースも
Japan電力は電気使用量が多いほど安くなりますが、電気代が高くなるケースもあるので注意しましょう。
電気使用量が少ない時の単価が割高
電気使用量が少ないとき、従量料金の単価が割高のためJapan電力の電気代が高くなることがあります。
従量料金の単価が高い例として九州エリアをあげてみました。
電気使用量 | 九州電力 | Japan電力 |
---|---|---|
0~120kWh | 17.46円 | 24.50円 |
121~250kWh | 23.06円 | |
251~300kWh | 25.50円 | |
301~400kWh | 26.06円 | |
401~kWh | 23.00円円 |
九州エリアの場合、電気使用量が300kWhを超えないとJapan電力は地域電力よりも従量料金の単価が高くなっています。
なお九州エリアに限らず、すべてのエリアで電気使用量が少ないときの電気使用量は割高。
地域電力から乗り換える際に電気使用量が少なく電気代が高くならないか不安なかたは、公式サイトで一度料金シュミレーションをしてみましょう。
こんな一人暮らしは要注意
特に一人暮らしの方で、以下の場合は電気代が高くなることがあるので気をつけましょう。
- 契約アンペアが20A以下
- 電気代が4,500円~6,000円以下
契約アンペアが20A以下
【北海道・関東・中部・北陸・九州】エリアは、契約アンペアによって基本料金が違います。契約アンペアが低いほど基本料金は安いです。
契約アンペアが20A以下だと、Japan電力で基本料金が0円になって節約できる額が少なくなります。そのため、電気使用量が少ないときの従量料金の単価が高い分で、電気代が地域電力よりも上回ることがあります。
電気代が4,500円~6,000円以下
【関西・中国・四国】エリアは、地域電力に基本料金という概念がありません。
そのため、Japan電力も地域電力も使用量が多いほど電気代が高くなり使用量が少ないほど安いです。
月々の電気代が【関西・4,500円】【中国・6,500円】【四国・5,000円】より下回る場合は、Japan電力が地域電力よりも高くなってしまうので注意してください。
\電気代シミュレーション /
3Japan電力の申し込み方法
Japan電力の公式サイトから申し込みをしましょう。
現在お住まいの住宅で切り替え、または引っ越し先での申し込みが可能です。どちらの申し込みかを、申し込みフォームのタブを切り替えて選択してください。
現在お住まいの住宅での切り替え申し込みの場合は、以下の項目すべて入力します。
引っ越し先の申し込みの場合は、電力会社と供給地点特定番号の情報を除く項目を入力してください。
- 契約者情報
- 住所
- 支払い方法
- 現在利用中の電力会社
- 供給地点特定番号
申し込み完了後に、マイページのログインIDやパスワードが記載された申し込み受付完了メールが届きます。
その後、契約完了メールが届くのでマイページにログインし支払い設定を行ってください。
スマートメーターの交換工事が必要な場合は地域の電力会社から連絡がきます。
なお、旧電力会社の解約手続きやスマートメーター交換の立ち合いなどの必要はありません。
Japan電力に勝手に切り替わり使用開始月の翌々月から請求が発生します。
\電気代シミュレーション /
4Japan電力についてよくある質問
Japan電力についてよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
4-1支払い方法は?
支払い方法はクレジットカード払いと口座振替の2種類です。
クレジットカード払いの場合は使えるカードの種類は、ビザ・マスターカードのみなので気をつけてください。
4-2解約金はかかる?
Japan電力は解約金がかかりません。
そのため、Japan電力は1年間の契約期間があるもの、1年未満で解約することも可能です。
4-3法人向けのプランはある?
法人向けのプランは「しごとプラン」と「どうりょくプラン」があります。
「しごとプラン」は契約アンペアが60Aの家庭、事務所や商店向けのプランです。一般家庭向けのプランと同じく基本料金0円で従量料金の単価が異なります。
「どうりょくプラン」は大型の業務用機械(エレベータやエアコン)を使う事業所や工場向けのプランです。
「どうりょくプラン」と一緒に「しごとプラン」を申し込む必要があります。
5まとめ
Japan電力は電気使用量が多いほど安くなり、特に400kWh以上使うようなファミリー世帯におすすめです。
地域電力や安いと評判の新電力とも比較しても従量料金の単価が安いことが大きなメリットになっています。
ただし一人暮らしなどの電気使用量が少ないケースや契約アンペアが低いケースでは、電気代が高くなることもあるので注意してください。
\電気代シミュレーション /
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